こんにちは!
クロスロードで新しくインターンになった元・世界史教師、まえてぃーです。
これからよろしくお願いします。
まえてぃーが書く記念すべきブログ1回目は、「歴史を知っていると旅がもっと楽しくなる3つの理由」です。
みなさんは“歴史”って好きですか?
きっと「なんで勉強するのか分からない」「覚えられない」「名前がカタカナばっかで辛い」などなどあると思います。
でも、「旅」での歴史は「勉強」ではありません。
旅での歴史は、、、“出会い”です。
今日は、歴史は旅での出会いを広げるよ!ということについてお伝えしていこうと思います。
まずは何といっても“がっかりしない”こと!
つまり“感動”が増える!そりゃもう倍増です。
いろんな観光地に行って、「思ったのと違う」「もっとすごいと思った」などとネガティブな感想を持ったことはありませんか?
例えばあなたがエジプトのピラミッドに行ったとします。
歴史を勉強した人じゃなくてもその存在は誰もが知るところ。
「あーこれがテレビで見たピラミッドか!」と感動するでしょう。
でも逆に、「想像より小さかった」とか、「テレビで満足だった」、「ラクダ乗りの勧誘がしつこかった」などなど、ネガティブな感想を持つ人もいるでしょう。
しかし、ご存知ですか?
今から約400年前、日本のサムライ達がこの地を訪れ、ピラミッドとスフィンクスの前で記念撮影していたことを!!
まさにサムライ!!
詳しくはここでは書きませんが、飛行機もグーグルマップも無い時代に、我らの祖先のサムライは海を渡り、エジプトに来ていたのが史実として残っています。
それを知ってピラミッドの前で撮る写真は、きっと何も知らない自分よりもきっと心が震える感動をするでしょう。
「ここにサムライが来てたんだな。。。」って。
私は出来るだけ同じアングルで撮影しちゃいました。
歴史を知っていると、その場所にたどり着いたとき、ネガティブな感想は持ちません。
たとえ想像と違う部分があったとしても!
たとえ工事中でクレーンが横付けされてたとしても!
その場所に立った時、ただただ“会えた!”。きっと懐かしい友人に会えたようなポジティブな気持ちが溢れてくるでしょう。
さぁ早速行きたい場所の歴史を調べてみよう!!
世界を旅していると、外国の人々が歴史や政治の話が大好きということに驚くと思います。
そして、ゲストハウスなどに滞在して、様々な国から来ている旅人と友達にはすぐなれるのに、なかなか現地の友達はできない。
そんな経験、ありませんか?
でもお店や観光に行った場所で、現地でその国の知っている歴史を伝えると、みんなそれに付随して、いろんな話を自分からしてきてくれます。
そしていつの間にか友達になっている。。。
つまり、「その国の歴史を知っている=自分の国を好きな人」と、なるのです。
自分の国を好きな人にはどう接したくなりますか?
きっと嬉しくなって、案内したくなったり、こんな場所もあるよと情報をプレゼントしたくなりますよね。
それと同じです。
歴史は今を生きる人と人を、国を超えて繋いでくれるのです。
そして歴史を知っていると、“質問”ができます。
「その時こうだったんでしょ?」
「それってこういうこと?」
「実は俺たちはこう考えてるよ。」
「本当はこうだったんだよ」などなど。
質問ができると、その国についてより深く知ることができ、話も弾みやすいので、すぐ仲良くなれたり、自分が知らなかったことを教えてもらえたりします。
さぁ歴史を通して世界中に友達を作ろう!!
1人で旅をしていると、どうしても不安が強くなったり、怖い目にあったらどうしようと恐怖を抱いたりします。
まえてぃーは新しい国に入国する時、いつも“どうしようどうしよう”とスーパービッグに不安を抱えていました。
特に情報の少ない未知の国!!
アフリカの国々とか東欧の国々とか!!
その時、助けてくれたのは、スマホでも、英語でも、お金でもありませんでした。
不安を抱える私をいつも支えてくれたのは、歴史に出てくるたくさんの“偉人たち”です。
吉田松陰という人をご存知でしょうか?
幕末の頃、松下村塾を開き高杉晋作や伊藤博文を育てた人物として教科書には載っていますが、彼の若い時の話がすこぶる面白い!いやまさに破天荒!!
なんと彼は、突如日本に現れた黒船(外国人)に目を輝かせたのです。
今のように外国人が当たり前ではなく、むしろ初めて見た時代。
日本語じゃない言葉を使い、目の色も背の高さ、肌の色も違う外国人に対し松陰は“学びたい!”と小舟で黒船に乗り込んだんです笑!
まぁさすがにアメリカに連れて行ってはもらえなかったのですが、私は彼から「未知を楽しむ姿勢」を教えてもらい、不安は勇気を生み出すということをを知りました。
だから、
一歩進む勇気が欲しい時は吉田松陰を。
失敗から立ち直りたいときはエジソンを。
困難にぶちあたった時は、ソクラテスを思い出します(気になる人は調べてね)。
そして、現地で新しく出会った歴史たちに、また新たな生きる勇気や希望をもらい、自分の人生に活かすことができると思っています。
また、多くの人々が殺されたアウシュビッツ強制収容所や、カンボジアのキリングフィールドなどの悲しい歴史を持った場所(負の遺産)でも、今そこに生きている人たちの話を聞き、語り、食事をし、笑いあうことで、今を生きる力を見出すことができます。
さぁ歴史から勇気をもらいに行こう!!
いかがでしたか?
歴史を知らなくても旅は出来ます。
でも旅中や、ここクロスロードにいると、「歴史を知っておけばよかった~」という声をたくさん聞きました。
でも行く前って、“どんな冒険が待ち受けてるのか”、“どんな出会いがあるのか”、“あの場所に行きたい!”ってワクワクしてることがほとんどで、正直その国の歴史を勉強するヒマなんてないし、考えようとも思いませんよね。
でも、私は旅を終えて改めて“歴史を知っておいて良かった~”と心から思います。
『歴史を知ってると旅はもっと楽しくなる』
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