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【セブ島親子留学】小学生が英語でガチ商売!春祭りで自力でお小遣いを稼ぐ子供たちに密着

「ママ、お客さんが来た!」と声を弾ませて、お店の前を行き来する子どもたちの姿。セブ島のクロスロードで開催された春祭りで、私たちが目撃したのは、子どもたちが必死に英語で接客し、自分たちの力で売上を作り上げていく光景でした。予算は1人500ペソ。限られた資金の中で、どう利益を出すか。子どもたちは本気で考え、本気で行動していました。

「利益が欲しい」子どもたちの真剣な眼差し

春祭りが始まる前、クロスロードのオーナーのタクさんからビジネス講座を受けた子どもたち。「売上をどうやって作るのか」「どうしたら利益が出るのか」という基本的なビジネスの仕組みを学びました。正直、最初は「子どもたちが理解できるかな」という心配もありました。でも、実際に始まると、その心配は吹き飛びました。

ある女の子は「お小遣いになるからね。全部ね」と聞いて、目の色が変わったそうです。別の子は「ガチで儲けます」と宣言。お金が自分のものになるという現実が、子どもたちのやる気に火をつけたのです。親からもらうお小遣いではなく、自分たちの力で稼いだお金。その違いが、子どもたちをここまで本気にさせていました。

英語が「ツール」になった瞬間

バナナフロート、マンゴフロート、ドーナツ、くじ引き、輪投げ—子どもたちが運営するお店は多彩でした。そして何より驚いたのは、彼らが英語で接客していたことです。

「How much?(いくらですか?)」「Thank you!(ありがとう!)」と、自然と英語が口から出ていました。春休みの1週間という短い準備期間の中で、完璧な英語を目指していたわけではありません。むしろ、全身を使って表現し、習った表現を駆使しながら、必死にお客さんと意思疎通していました。

日本語に頼る子もいたかもしれません。でも、その過程で何かが変わりました。英語が「テストのための勉強」ではなく、「お客さんとつながるためのツール」に変わったのです。決して元から英語が得意な子たちではなかったからこそ、この体験が貴重だったのだと思います。

隣のチームに負けられない—ライバル意識が生んだ成長

各チームの売上発表の時間。子どもたちの緊張感が伝わってきました。なぜなら、チーム間で競い合っていたから。「隣のチームに負けられない」という言葉が何度も聞こえました。

バナナフロートチームの利益は2880ペソ。1人当たりの利益は670ペソ。別のチームは830ペソ、860ペソ、そして驚くことに1320ペソ、さらに1820ペソの利益を出したチームもいました。

特に印象的だったのは、売上が思わしくなかったチームが「次は売り歩く作戦でいこう」と、既に次の戦略を考えていたこと。失敗から学び、改善する—これはビジネスの基本であり、人生の基本でもあります。子どもたちが自然とそれを体験していました。

完売、売り切れ—自分たちで成功させた喜び

「ドーナツは全部売れました」「全部売れた。すごいじゃん」「売上を数えております」—子どもたちの報告から聞こえてくるのは、達成感と喜びです。

1人が21セットの売上を作り、「こんなにゲットしたことないだろ」と驚いていました。これは単なる数字ではありません。自分たちで計画を立て、限られた予算で仕入れを決め、英語で接客し、お客さんを満足させた。その結果が、目に見える「成功」として返ってきたのです。

多くの子どもたちにとって、これが初めて自分たちの力で稼いだお金になりました。親からもらったのではなく、自分たちで作り出した利益です。その感覚は、今後の人生の中で何度も思い出される、貴重な体験になるはずです。

1週間で子どもたちの「将来」が広がった

イベント終了後の振り返りで、スタッフから語られた言葉が印象的でした。「1週間で子どもたちの将来が結構、うわって広がったんじゃないかな」—それこそが、このイベントの最大の目的だったのです。

完璧な英語を話すことよりも、ビジネスで儲けることよりも、大事なことがあります。それは、子どもたちが「自分たちならできるかもしれない」という自信を持つこと。将来、何かをやってみたいと思ったとき、この春祭りの体験が背中を押してくれるのです。

子どもたちの顔を見ていても分かりました。緊張しながらもお客さんに接した経験。ライバルチームとの競争の中で工夫した経験。失敗と成功の両方を味わった経験。それらすべてが、子どもたちの目に輝きをもたらしていました。

 

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