こんにちは~!
岡本家のタクです。
今回は「フィリピン海外就職完全ガイド」をお伝えしていきます。
フィリピン就職がアツイということで、フィリピンの人材紹介会社「リーラコーエン」の柴田さんにお話を伺いました。
この記事をご覧いただければ、フィリピン就職の概要からおすすめの職種、給料や待遇、マニラ就職とセブ就職の違い、具体的な就職プロセスなどがわかります。
また「日本人がマニラ&セブで成功する方法」「フィリピン就職でよくある失敗例」などもまとめました。
「海外就職する方法を知りたい」
「フィリピン就職に興味がある」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ
目次
タク「それでは柴田さん、自己紹介と会社の紹介をお願いできますでしょうか?」
柴田さん「私はリーラコーエンの柴田と申します。私はフィリピンのパンパンガ州というど田舎の出身で、3歳の頃に日本に家族と移住しました。そこから日本で学校も通ってキャリアを築きまして、フィリピンに戻ったのがちょうど3年前のパンデミック直後あたりとなります。
現在はフィリピンの現地のマカティにいて、フィリピンで就職したい方々への就職・転職のご支援をさせていただいております。」
タク「柴田さんは、国籍はフィリピンになるんですか?」
柴田さん「そうです。フィリピンパスポートなんです。」
タク「フィリピン人なんですね、日本人だと思ってました。」
柴田さん「そうですね、見た目と話し方からは日本人に見えますけれども。」
タク「心強いです。」
タク「それでは、フィリピンの就職のざっくりとしたところを教えていただければと思います。」
柴田さん「まず、フィリピンを選ばれるときに皆様いろいろなことを検討されていると思うのですが、フィリピンで就職する魅力は4つあるかと思います。
まず1つ目が日本から近いところ、2つ目がビザが他国に比べて取りやすいところ、3つ目が英語圏であるところ、4つ目が人口の平均年齢が24歳ですごく若い国で、今後の経済成長が期待されるところです。
この4つがフィリピンの就職の魅力の大きなところかなと思います。」
タク「ちなみにコロナが明けてからもう1〜2年経ちますけど、フィリピン就職自体は盛り上がってる実感はありますか?」
柴田さん「ちょうどパンデミック前の需要と比べますと、現在は70〜80%くらいまでの需要に回復してきた段階ですね。」
タク「一旦ゼロに落ちたけれども、徐々に回復していってると。70%というのは、求人ベースなのか就職したいという求職者ベースなのか、どっちなんですか?」
柴田さん「求人数のベースですね。」
タク「一方で、就職したい人も結構いらっしゃるんですか?」
柴田さん「そうですね、やはり求人を見て、応募したい方々が弊社にご登録いただいてますので、求人数に連れて求職者様の数も増えてきている段階ですね。」
タク「それではフィリピンでの日本人の就職状況というところで、今ちょっと伺ってしまった部分もあるんですけど、現在のフィリピンの労働市場の概況について教えていただけますでしょうか?」
柴田さん「現在の求人数のところからご案内いたしますと、大体毎月60〜70件ほど行き来しておりまして、現在は様々な業界での採用が活発化している時期になっています。
現在は業界のバリエーションが最も多い時期で、給与水準もパンデミック前から10〜20%ほど増加しております。求職者の皆様にとっては、求人の選択肢が多い時期かと思います。」
タク「ちなみにマニラとセブが求人の大部分を占めると思うんですけど、大体平均の給料はいくらぐらいですか?」
柴田さん「マニラとセブで順番にご案内しますと、マニラの方が例えば新卒は8万ペソ〜(約22万円)。1〜3年経験があったり、3〜5年と長く経験がある方ですと10万ペソ〜13万ペソくらい(約27万円〜約35万円)です。」
タク「僕は今セブに住んでるんですけど、セブはどんな感じですか?」
柴田さん「セブですと、新卒は6万ペソ〜(約16万円)。数年〜5年程以上の経験があると7万ペソ〜9万ペソくらい(約19万円〜約25万円)が現在の相場となります。」
タク「なるほどですね。ありがとうございます。」
タク「一方で、どういう職種や業界が日本人に人気になるんですか?」
柴田さん「面談でよくご希望いただく業界は大きく分けて6つございます。①商社②メーカー製造業③不動産④コンサル⑤IT ⑥BPOの業界です。」
タク「BPOとは何ですか?」
柴田さん「BPOとはビジネス・プロセス・アウトソーシングの頭文字を取ったもので、企業の業務の1部を外注するようなイメージです。
例としてコールセンターが挙げられます。例えば、メーカーの企業はコールセンター企業を持っていないので、BPOの企業にコールセンター機能をお任せするというようなイメージです。」
タク「例えばマレーシアやバンコクタイとかと比べると、セブ就職はどういう違いがあるんですか?」
柴田さん「先程のフィリピン就職の魅力と少し重なる部分はございますが、他国と比較しての違いは、
1つ目が英語圏の中で最も日本に近いところです。飛行機で4時間半ほどで行けるので、気軽に一時帰国もしやすいところが魅力なんじゃないかなと思います。
2つ目が他国よりビザ要件が少ない点です。例えばシンガポールだと国が指定した大学を出ているのが条件であったり、ベトナムやマレーシアだと大卒が条件だったり、求人と関連した経験を数年以上持っていなければならないといったことが、いくつか要件がある中の代表的なものになります。それがフィリピンは一切ございません。
いろいろなバックグラウンドの方が挑戦しやすい国ということがビザの観点からもわかってきます。」
タク「確かにシンガポールは事実上就職するというのがなかなか難しい状況になってますよね。一方、フィリピンだとアジアの周辺諸国と比べても、ビザの要件が緩く就職がしやすい状況なんですね。」
柴田さん「初心者にとっては本当に1番挑戦しやすい国です。」
タク「しかも英語圏ってところもいいですよね。英語力を伸ばすという意味でも経験を積む意味でも確かにフィリピン就職は魅力的なんだなと思いました。」
タク「それではマニラですね。こちらについて概要と特徴を教えていただけますか?」
柴田さん「まずフィリピンの求人の全体90%ほどがマニラに集中しております。その内訳としては60〜70%近くが製造業メーカーとなります。
職種は、メーカーの営業職や人事・経理・総務などのバックオフィス、最後が生産管理・品質管理などの管理業務などがメインとなっております。
その他の業界で言いますと、マニラの中心部のマカティなどが多くなっておりまして、IT・会計事務所・コンサル・教育・建設・建築・オンラインゲームなどがございます。」
タク「結構多岐に渡りますね。業種も職種自体も多岐にわたるけど、やっぱり営業職が多いんですね。」
柴田さん「常にニーズのある職種でございます。」
タク「それはやっぱり日本語スピーカーをわざわざ採用するのであるならば、日本語を使った日系企業に対する営業、もしくは日本人に対する営業をしてもらうニーズがあるということですね?」
柴田さん「おっしゃる通りです。」
タク「それではマニラで人気の職種や企業待遇なども教えていただけますか?」
柴田さん「マニラで、人気の職種は、営業職がやっぱりトップで、その次がコンサル、不動産エージェント、コールセンターこの4つが1番人気がございます。企業としてもベンチャーから大手企業まで先程の職種が最も人気があります。
待遇としては先ほど少し触れましたが、新卒で8万ペソ、未経験から経験者は10万〜13万ペソ、マネージャークラスで15万ペソ拠点長クラスは15〜20万ペソいくこともございます。」
タク「20万ペソというと50万円を超えてますね。」
柴田さん「そうですね。」
タク「一方で、新卒だったら8万ペソスタートというところでいくと、日本円だと約23万円くらいですかね。二十数万円だったら、マニラだと生活的には困らなかったりするんですか?」
柴田さん「実は私がマニラで一人暮らしでの生活コストをみっちり計算したことがあるんですけれども、ミニマムで5万数千ペソぐらはかかりますので、8万ペソであれば問題なく生活はできるレベルなのかなと思います。」
タク「僕も8万ペソだったら全然余裕だなという感じはしますね。英語学びながら業務経験を詰めるっていう意味では、チャレンジングな環境であると思うんですけど、すごく良い環境だなと感じました。」
タク「日本人が多く働くエリアはあるんでしょうか?」
柴田さん「やはり日系企業が集中しているところですね。マカティやマカティから車で10分ほど行ったBGC(Bonifacio Grobal City)、マカティから北東に20〜30分ほどのオルタガスセンターの3つが、日本人が働くエリアとしてメジャーな都市です。」
タク「都市部もあれば工業団地みたいな少し郊外なところもあったりするんですかね?」
柴田さん「郊外のところは、マニラ中心部から南に車で1〜2時間ほどだったところにございます。」
タク「製造工場なんかが集まってるようなイメージですかね?」
柴田さん「そうですね。」
タク「続いて、セブでの就職についてお伺いしたいんですけれども、セブ就職の概要と特徴をまず教えていただけますでしょうか?」
柴田さん「先ほどマニラの求人がフィリピン全体の求人数の90%とお伝えしたのですが、セブは残りの10%ほどとなります。
セブは4つのメイン産業がございます。①語学学校②観光業③コールセンター④ITこの4つがメインとなります。なので、求人もその4つの業界からが最も多くて、語学学校スタッフとか旅行会社スタッフ、コールセンターエージェント、プログラマーのような求人が中心となっております。」
タク「僕も語学学校を運営してるので、結構周りに語学学校経営者いるんですけれども、人が足りないとよく聞くので、そういったところに求人がある感じですかね。」
タク「セブで人気の職種や企業、待遇などはどうですか?」
柴田さん「まず人気の求人というのが、やはり語学学校スタッフがトップでして、これは留学していた方がそのまま学校で働いてみたいと声をいただくことが多いです。
その次は旅行会社だったりとか未経験者でも挑戦しやすい。コールセンターエージェント、あとはIT系で、英語も使ってITを極めたいという方々がセブ島でプログラマーとして活躍している方もいらっしゃいます。
相場は新卒で6万ペソ、経験者で、6〜9万ペソ、マネージャークラスで9〜12万ペソ、拠点長クラスで12〜20万ペソまでいくこともございます。」
タク「ITのスキルを持ってらっしゃる方だとやっぱり高くなるんですか?」
柴田さん「先程の相場の中から10〜20%増くらいとなっております。」
タク「ある程度スキルや経験があると10万ペソくらいいくケースもあるという感じですか?」
柴田さん「はい、おっしゃる通りです。」
タク「それでは、セブで日本人が多く働くエリアはあるんでしょうか?」
柴田さん「セブにおいては、日系企業はITパーク、ビジネスパークといわれる周辺に多くありまして、そこから徒歩で通える距離にあるコンドミニアムやアパートに住むパターンが1番メジャーかなと思います。
その他の語学学校などは、ITパークから少し離れたマボロエリアやマンダウエなどの近く、空港の近くのマクタン島などにもたくさんあるので、その学校の近くのエリアに住まわれる方も少なからずいらっしゃいます。」
タク「ちなみにセブ就職とマニラ就職はどっちが人気なんですか?」
柴田さん「やはり面談の中で1番気になると言われるのはセブ島の方ですね。」
タク「でも求人数は圧倒的にマニラということで。でも待遇もやっぱりだいぶ違いますね、今お聞きすると。」
柴田さん「ええ、なので、経験者の方々からすると、セブの方が気に入っているものの選択肢はマニラの方が多いという悩ましい状況です。」
タク「それでは就職活動の方法とプロセスを伺いたいのですが、フィリピンで就職するにはどんな方法がありますか?」
柴田さん「いくつか方法がありまして、まずは我々のような人材エージェントを利用いただく形、2つ目がFacebookやLinkedInなどのソーシャルメディアを使う、3つ目ははじめての場合はあまりおすすめしておりませんが、掲示板やウェブサイトに求人が出ていることもございます。」
タク「ただ日本から就職活動をしようと思えば、転職エージェントさんを利用させてもらうのが一般的かなと思いますけどどうですかね?」
柴田さん「そうですね、初めて場合はエージェントをご利用いただいた方が安心いただけるかなと思います。」
タク「就職エージェントはどんな形で利用していけばいいんでしょうか?」
柴田さん「まずはお問い合わせフォームからご連絡いただきまして、私のようなキャリアアドバイザーとの面談をさせていただいて、まずは求人をご紹介いたします。
応募から先の面接の日程調整だったりとか、面接前のアドバイス、オファー交渉などは我々エージェント経由でご支援しておりますので、ご安心していただけるサービスかなと思います。またこのサービスの全て無料でご提供しております。」
タク「中にはそんなに英語力がない方もいらっしゃると思うんですね。その場合はどうなんでしょう?どの程度の英語力があるとチャレンジできますか?」
柴田さん「英語力は、やはり高ければ高いほど応募できる求人も増えるというのと、オファー時の給与額が上がる傾向があるので、理想はTOEIC 700以上あるとより応募できる求人の選択肢も増えてくるかなと思います。
ただ、実際にフィリピンで就職する上で、ミニマムで必要な英語力というのはやはりありまして、TOEIC500点くらいあると、ご自身としてもフィリピン就職した後に困らずに生活できるのではないかなと思います。」
タク「就職しやすい年齢はありますか?」
柴田さん「まずは募集が出ている求人の量から見ますと、スタッフクラスの求人の場合が8割以上、マネージャーレベルの求人が残りの1割、さらに残りの1割が拠点長クラスとなります。なので、母数が少ないという意味でいえば、20代〜30代までの方々が応募しやすい求人が多いかなと思われます。」
タク「それでは続いて現地で生活するとなったときに住居の探し方はみなさんどうされてますか?」
柴田さん「こちらも探し方は3パターンあるかなと思います。①日系の不動産エージェントに探していただく②採用された企業から支援をいただいて、例えば過去に勤務していた日本人の方が住んでいたエリアなどを紹介していただく③上級者向けですが、ローカルの賃貸サイトを利用する方法があります。」
タク「ちなみにリーラコーエンさんに言えば、おすすめの不動産エージェントをご紹介していただけるんですか?」
柴田さん「そうですね、我々も長くお付き合いさせていただいている日系のエージェントがございますので、ご紹介は可能です。」
タク「それは安心ですね。」
タク「生活していく中で、どれくらいの費用がかかるのか、節約はどうすればできるのか気になる方もいると思うんですが、その辺はどうですか?」
柴田さん「生活費はマニラとセブで大きく変わりまして、先ほど少し触れたように、大体どんなに低くてもマニラは生活費(家賃・光熱費込み)5万数千ペソ(約14万円)はかかります。
セブは生活費(家賃・光熱費込み)4万ペソ程度(約10万円)はみていただいた方がいいかなと思います。」
タク「確かにそうですね、一人暮らしだったらセブは4万ペソギリギリですね。ちょっと頑張ってコンドミニアムもそこまで高いところでなければ2万ペソ弱くらいで借りれて、外食をせずに、自炊を中心にして、頑張れば4万ペソぐらいでギリギリいけるかなと思います。」
タク「節約のコツは何かありますか?」
柴田さん「節約のコツとしては、大きな割合を占めるのが家賃と食費かなと思いますので、コンドミニアムも贅沢なものではなくて、自分が充分生活できる程度のクオリティーに押さえておくだったりとか、食費を自炊ではなくて、現地のローカル食堂で3食とると安くなることがあります。
日本食や外食は基本的にやっぱり割高なりますので、フィリピンのローカルを中心とするのが節約のコツかなと思います。」
タク「あとは、医療や交通手段なども気になっている方いらっしゃると思うんですけど、いかがでしょうか?」
柴田さん「医療に関しては、メジャーな病院やクリニックでは日本語で案内してくれるところがあるので、ここは安心してみてもらえるのかなと思います。
私も実は昨年体調崩したことがありまして、年4回病院にお世話になったのですが、現地の医療保険でもよほど骨折だったり、入院を何回もしない限りは現地の医療保険でほぼカバーされましたので、普通に生活していればそんなに費用がかさむだったり、医療レベルが心配って事はないということは実感しました。」
タク「日本語で案内していただけるところもセブにもあるので、比較的安心しても大丈夫かなというところですね。現地の医療保険でもほぼカバーできる感じなんですね。」
柴田さん「そうですね。私も例えばレントゲンで1万5,000ペソ(約4万円)かかったんですが、検査や医者に診てもらうだったりとか、CTスキャンとかをしても、4回病院にかかってもそれでも特に追加の費用はなかったので、それぐらいはカバーされるかなと思います。」
タク「0円ってことですか?」
柴田さん「病院で支払いしたものはなかったです。」
タク「全部保険でカバーされたんですね。基本的には会社の方で保険に入ってくれるところが多いんですか?」
柴田さん「そうですね、ほとんどの企業様が民間医療保険のHMOというところに加入されているので、そこでカバーされる形ですね。」
タク「交通手段はどうですかね?」
柴田さん「交通手段も気になるところだと思いますが、フィリピンは電車よりもGrabアプリという予約タクシーやバイクタクシーなどがより発達してますので、外国人の方はこの予約アプリを使うことが多いかなと思います。」
タク「セブは電車そもそもないですし、マニラはあるけど使い勝手がいいわけではないですかね?」
柴田さん「そうですね、通勤で使えるようなエリアにはまだ通っていないので、結局バイクタクシーやタクシーを使うことになります。」
タク「あとセブも含めて交通渋滞は結構激しいですよね。なので、職場の遠くに進んでしまうと、通勤時間がかかるかもしれないですね。」
柴田さん「なので、理想はやはりオフィスから徒歩15分以内で通えるところに住むのがベストでしょうね。」
タク「ありがとうございます。ここまで色々と基本的なセブ就職やマニラ就職について教えていただきました。あとは、フィリピン就職成功の秘訣を教えていただけると嬉しいなと思います。」
柴田さん「フィリピンの就職に成功している方々には必ず共通点があります。代表的なものが3つあります。
1つは面接でフィリピンの志望動機を明瞭に回答できている方ですね。お見送り理由で実はよくいただくのがフィリピンで働きたい強い理由や動機が感じられなかったということをいただくことがございます。
これは特にフィリピンへの渡航歴がない場合でいただくパターンなんですけれども、こちらは面接での見せ方1つで印象変えることができます。これは過去の経験やフィリピンのどこに惹かれているのかとか、どう活躍できそうか、フィリピンに期待していること、フィリピンで自分が提供できる価値などを経験から照らし合わせてお話しすると説得力が増すのかなと思います。
2つ目が一定の英語力があることです。先ほど少しお話にあがりましたが、就職に成功している方々のほとんどは、TOEICのスコアでいうと600点前後の方々がほとんどでした。挨拶レベルでも何とか生活はおそらくできるとは思うのですが、やっぱり英語圏の国で働く以上はほとんどの場合、日常会話程度の英語力が求められることが多いです。
というのも社内の共通語が英語だったりしますので、ローカルスタッフの方々とやりとりができないとちょっと孤立しがちだったりということも過去には見られましたので、まずはTOEIC 500〜600点くらいを目指してから、フィリピン就職を目指していただけると、より応募できる求人も増えますし、ご自身が現地に到着したときによりスムーズに業務に取り組めるのではないかなと思います。
3つ目はフィリピンへの渡航歴があることですね。企業がやはり気になるのはフィリピンで長く働けそうかというところになりますので、渡航歴がないよりはボランティアやインターン、留学、観光どんな形でも大丈夫ですので、フィリピンに来たことがあると現地のことを少しでも把握していると見られて、面接などで有利になります。
以上が成功している方の3つの共通点になります。」
タク「ありがとうございます。やっぱりある程度の英語力があった上で、どうしてフィリピンに就職したいのかというところを、自分の言葉で体験から語れるというのが大事になってくる感じですね。」
タク「ちなみによくある失敗例はありますか?」
柴田さん「様々なケースを我々も見てきたのですが、よくある失敗例としては、強い目的や目標がないままフィリピンで就職するパターンですね。
今まで見た中ではまず英語を勉強しながら働きたいという少しふわっとした動機です。就職された方がやっぱり業務上困難にぶつかったときに、どこかでスイッチが切れてしまって諦めて帰国してしまうケースが何件か見たことがございます。
やっぱり強い目的と目標があることによって、そういった困難にぶつかった時も、それを目標に踏ん張れる力が出てくるのかなと思いますので、それを防ぐために改めてなぜフィリピンで働きたいのかというところを面接前にじっくりと振り返ると良いのではないかなと思います。」
タク「ふわっとくると諦めたり心が折れて帰ってしまうとそこで終わってしまいますもんね。」
柴田さん「そうですね。もったいないですよね。」
タク「ちなみに企業側の理由で失敗はあるんですか?」
柴田さわ「ここはあまり弊社経由ではこういったケースは多くは無いですが、例えばパフォーマンスが期待に満たなかったり、業界的に業績が少し傾いてしまったりというのは、ちらほら過去にはございました。」
タク「なるほどですね。まぁでも日本でも同じことですかね。」
柴田さん「そうですね、あまりそういったケースは多くはないですね。」
タク「ここまでフィリピン就職についてお話しいただきありがとうございます。すごくわかりやすかったです。フィリピン就職に興味を持っていただいた方が見るにはちょうど良い内容かなと思いました。」
タク「最後に、リーラコーエンさんへの応募のやり方についてもご説明していただけますでしょうか?」
柴田さん「弊社のお問い合わせに関しては、弊社のホームページに、こちらの記事またはYouTubeを見たと一言添えてご連絡いただければと思います。よろしくお願いいたします。」
タク「ちなみにどういう人が来て欲しいとかありますか?」
柴田さん「1番弊社でご登録が多い年代層というのがありまして、20代半ば〜30代前半ぐらいの方々なんですが、我々としてもやはり若い世代が早期に海外で挑戦できる機会を作りたいところではございますので、そのような方々がいらっしゃれば、ぜひお話を聞くだけでもご登録いただければと思います。」
タク「それでは本日は、リーラコーエンの柴田さんにお話を伺いました。柴田さん本当にありがとうございました。」
柴田さん「ありがとうございました。」