2019.06.13NEW

まえてぃー世界史「世界の性格と歴史」

昔々あるところに。

世界の人々を乗せた大きな船がありました。

しかし、突然の事故で船は今にも沈没しそう!!

 

乗客は救命具をつけて海に飛び込まなければなりません。

しかし、乗客の誰もが怖がって飛び込むことをしません。

これは困ったと船長さん。

とある秘策を考えました。

世界の人々に「飛び込め」と同じことを言ってもダメだ。

各世界の人々の国によって言い方を変えてみよう!!

 

船長さんは乗客の国によって言い方を変えました。

すると、ものの見事にみんな飛び込んでいくではありませんか!

 

アメリカの人々には「ここで飛び込んだらあんた達はヒーローだ!」

ドイツの人々には「これは規則であり船長からの命令です」

イタリアの人々には「海にはもう美女が飛び込んでいますよ」

韓国の人々には「日本人はもう飛び込みましたよ」

そして最後の日本人には…「みんなもう飛び込みましたよ」

 

おしまい。

 

これは各国の国民性を皮肉った有名なジョークですが、あながち“間違ってないなー”と思いませんか??

とくに私たち日本人について。

 

今日はまえてぃーが毎週クロスロードで行っている「世界の授業」から「世界の性格と歴史」についてお伝えしたいと思います。

 

国によって性格はあるの??

そんな根拠はきっとないでしょう。

 

でも小学校や中学校で、あのクラスまとまってるな~、とか、あのクラスすっげー個性的だなとか、あのクラススポーツ大会めっちゃ強くて、あのクラスちょい悪多いな~、なんて思った経験ありませんか??

 

1つの集団を一人ひとりを見たら全く違うでしょう。

まえてぃーとあなたが全く違うように。

 

でも、国をクラスのような全体でとらえると、一人ひとりにうっすらと共通している性格が見え隠れします。

「電車内はマナーモード」

「順番は守る」

「人のものは盗らない」

というマナーという常識。

(たまに例外もいるので、その場合は法律や刑罰がありますよね)

 

「そして協調性を大事にする」

「NOと言いにくい」

「周りの目を気にする」

「ガマンする」

「真面目」

日本人の特徴を聞いたときに出てきた答えたちです。

みなさんに当てはまるのはありますか??

 

それをその国のキャラとまえてぃーは呼んでます。

国民性と言ったらしっくりするかもしれません。

 

これは「絶対こうだ!」と決めつけてしまっては偏見となりますが、国民性への「理解」として考えると、実はとっても仲良くなれるチャンスでもあります。

そして、そのキャラが成り立った背景には、実はその国が歩んだ歴史が関係しているのかもしれません。

今回は3つの国の性格と歴史についてお話ししたいと思います。

日本君

日本君。その生まれはなんと紀元前660年2月11日と言われており、世界でなんと最古の国です(ギネス記録認定済)。

建国記念日も2月11日ですよね。

そんな私たち日本君の性格が出来上がった背景にはこんな歴史が関係していると言われています。

 

農耕民族:日本はもともと農耕民族です。米や野菜を計画的に作って命を繋いできました。田んぼを作り、畑を耕し、台風や虫から作物を守らなければなりません。これは一人では到底無理です。サボってばかりでも無理です。したがって「まじめに働く」「協力する」という心が根付いたと言えるのではないでしょうか。

 

侵略経験なし:他国が現れた際、日本は話し合い(外交)で解決してきました。江戸時代、圧倒的な力の差があったアメリカにでさえ、日本が侵略・植民地化されることはありませんでした。日本人は戦火より話し合いで解決することを望む、長けている民族と言えます。この歴史を見ても分かるように現代人の「下手にトラブルになるより、黙って合わしといた方がいい」という気持ちが、根付いているのかもしれません。

 

身分制度:今では考えられないですが、日本にも昔、身分制度がありました。そして、上の階級の悪口を言っていないかを監視しあう制度までありました。こうしたことが、「思ったことは口にしない」というルーツに繋がっているのかもしれません。

 

災害大国:日本は言わずと知れた地震や台風が多い自然災害大国です。災害に見舞われる度、「辛いのは私だけじゃない、みんな辛いんだ」と耐えて、共感しあって、支えあって、乗り越えてきた私たち。我慢強いと言われる日本人の性格は、そんなところからも身に着いたのかもしれませんね。

 

アメリカ君

ノリがよくテンション高めで勝負になるとスーパー負けず嫌いな実力主義者のアメリカ君。

そんなアメリカ君の背景にはこんな歴史がありました。

 

もともとアメリカに住んでいたのはネイティブアメリカン(先住民)の人々。

それをイギリス君が排除・開拓しました。

そしてイギリス本国とアメリカ大陸に住んでいるイギリス人が決裂。

独立戦争が始まります。

そしてアメリカ大陸在住イギリス人が勝利し、アメリカ合衆国を建国。

その後も多くの戦争を勝利者として終えたアメリカ君。

つまり、強い者が、実力のある者が、周りから認められた者が欲しいものを得られると分かっている。

“実力主義”や“アメリカンドリーム”という言葉も、そういった歴史から生まれたのかも知れません。

 

フランス君

何かあったらすぐデモを起こすイメージのフランス君。

英語で話しかけても英語で返してくれない。

他所の国に冷たい。

といった印象を持たれやすいフランス君。

しかし、その背景にはこんな歴史がありました。

 

昔のフランスは絶対に変えられない階級社会がありました。

その名も“絶対王政”

 

2%の贅沢な暮らしをする王族や貴族に対し、98%の市民は劣悪な生活を強いられていました。

そんな時に聞いたアメリカ独立の話。

植民地に住んでいたイギリス人が本国にケンカ売って勝利したなんて聞いたことありません。

生活に対する怒りと、自分たちの権利は自分たちで勝ち取るんだという気持ちで立ち上がりました。

それがフランス革命です。

ベルサイユの薔薇の世界といえばイメージ湧くでしょうか。

 

多くの犠牲を払いながらも勝ち取った市民の権利。

 

そして階級社会を辞めてほしくない周りの国からの侵略。

それにもフランスは戦って自国を守り切りました。

 

その歴史から、フランス君は「権利は自分たちでつかむもの」と思っています。

 

だからまえてぃーも、昔とあるフランス君に「日本人ってどうして政治家に何も言わないの?え、選挙で自分たちが選んだから仕方ない?自己責任?なんだそりゃ。俺たちも同じ選挙制だけど、俺たちの場合はせっかく俺たちが選んだのに何やってんだ!?って声をあげるぜ。」

 

虐げられた歴史と勝ち取った歴史。

そして、国を守り切った誇りと自負。

 

だからデモを起こす大切さもあれば、フランスを愛するが故、英語ではなくフランス語を話す姿勢がある笑

 

いかがでしたか?

今回ご紹介したのはごく一部でしたが、もしみなさんが旅をする中で出会った「この国の人ってこんなとこあるかも!?」って思ったら。。。

歴史が調べてー!!って言ってるチャンスです!!

 

どんどん調べて歴史とその国々の人たちと、と仲良くしてくださいね!!

この記事をかいた人

まえてぃー

元高校世界史教師のまえてぃー(由来 : 前川teacherの略)。 TOEIC330点でも恐れることなくアジア→中東→ヨーロッパ→アフリカを教科書片手に周遊し、世界の歴史をたどる歴旅中。 現在50カ国の旅を完了。イランに恋する中、ここクロスロードにたどり着きましたε-(´∀`; )