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家族でセブ島移住!【子供の教育】疑問&心配事とその答え10選

こんにちは~!
岡本家のタクとミユです。
今回は「家族でセブ島移住!子供の教育疑問点と心配事とその答え10選」をお伝えしていきたいと思います。
家族でセブ島に移住する際には、子供の教育は最重要課題であり、目的そのものですよね。仮に楽しく子供達が過ごせないと、セブ島移住自体を途中で断念して帰らざるを得なくなるので、その辺を詳しくお伝えします。
私たちはセブ島で子育てをしながら生活してもうすぐ10年になります。クロスロードでもたくさんの子ども達をみてきて、多くの質問をいただいているので、とても参考になると思います。ぜひ最後までご覧ください!
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ
セブ島の学校教育

まずセブ島移住なんですが、お子さんをどのような学校に入れるかというところで、背景の知識をご説明します。
セブ島の学校の種類は、公立学校が1番多くて、次に私立学校、人数が1番少ないのがインターナショナルスクールです。
このうち日本人がが通うとすると、私立学校かインターナショナルスクールになるかと思います。公立学校は、日本人や外国人が通うのではなく、地元の人たちが通う形になります。
インターナショナルスクールは教育水準がすごく高いと言われていますが、金額も高いです。一般的には年間1人100万円くらいからが目安です。CIEになるともう少し下がります。

うちの子ども達が通っている学校の場合、授業料(年間)8万ペソ、入学金8千ペソ、その他諸経費込みで合計10万ペソくらいです。30万円くらいになりますね。
他国のインターナショナルスクールや私立学校との違いは、セブ島だと私立学校自体が英語教育になるので、だいぶお得に英語教育を子ども達に受けさせることができる点です。
セブ島移住における子供の教育についての質問
質問①英語全く話せない状態で学校に入学できるのか心配

これは皆さんが心配に思うところだと思います。
幼稚園と小学校で全然違うんですけれども、幼稚園では基本的に英語力は求められないところが多いです。フィリピンの子は年長さんから通い始めるんですけど、割と読み書きを入学時にはやらせている方がほとんどというところで、地元の子は英語の読み書きが既にできているというのはあります。学校が英語力を求めてくることはほとんどないです。受け答えができて、お名前や歳、色や形、好きなものなどの話ができればOKです。
小学校だと「当校は試験をしてます」と英語力をみる学校がほとんどです。私が知っているところで行くと、3校くらいは試験なしで、試験があっても学力を見るためのもので入学可能なところもあります。学校によって違います。
明確に基準を出している学校は少ないですが、基本的には学年が上がれば要求されることも増えるため、難しくなりやすいです。子供たちも学校の勉強が難しくなればついていくのも大変になっていくので、学年が上がれば上がるほど英語力が必要になってくるんじゃないかなと思います。
タク「中学生になると、さらに高い英語力が求められるのかな?」
ミユ「試験がある学校は求められるのかもしれないけど、私たちは中学生のサポート経験は無いね。」
タク「そうですね。ただおそらく中学校ではかなり高い英語力が求められるので、なるべく日本で勉強してきた方が学校を探しやすいんじゃないかと思います。」
質問②英語力が不十分な状態で、学校の授業についていけますか?

結論的には、日本の学校と同じように授業を理解して学んでいくのはやっぱり難しいかなと思います。もちろん理解度は日本のレッスンを受けるよりも下がってきますが、算数とかなら何をやってるかは数式を見ればわかると思いますし、何よりも英語のシャワーを浴び続けることができるのはすごく良いかなと思います。しっかりレッスンについていくには、自宅での復習やフォローアップなどの努力が必要になります。
フォローアップもお子さんによっては自分が何を学んできたかさえよくわからない状態の子もいるので、ゆっくりゆっくりそのうちわかるようになると考えて、親御さんもお子さんも、今すぐというよりも先を見据えて、ちょっと我慢しないといけないとかちょっと辛いけどそれでも続けてみるということが必要です。
質問③留学をすると、本当に英語を話せるようになりますか?

かなり英語のシャワーを浴び続けるので、英語力は伸びていくと思います。ただ、その子の最初のレベルにもよりますし、英語力にもよると思うのですが、なかなか時間がかかるケースも多いです。
1年行ってくるんだ!っていうと、じゃあ帰ってきたときにはペラペラだよね!と言われて留学するんですが、もちろんかなり慣れてしゃべれるようになりつつもハリウッド映画のようなペラペラになっているかというと、やる気があってできる子もいるかもしれないけど、普通に生活しているだけでは、ハリウッド映画レベルにはならないので、こうなるものだと思っていると苦しくなる可能性があります。昨日より成長してる!日本から出た時より成長してる!という捉え方で過ごしてもらえたらと思います。
英語習得にはある程度時間が必要だと認識していただいて、長い目で見てあげると子供たちも楽しく英語を学べるかと思います。
質問④子供が文化や習慣の違いに適応できるか心配

これは個人的には全然問題ないかなと思います。学校にはフィリピン人や日本人、韓国人、欧米の方などがいらっしゃるケースもあって、当然彼らは文化や考え方は違うし、宗教も違ったりするんですね。フィリピンはキリスト教信者の方が多いですし、宗教に合わせたイベントも多くて、子供たちからすると楽しいイベント事として参加するんですけど、それによって嫌な気持ちになったり、友達と喧嘩したり考えの違いで言い合いになったりは、僕らが見ている限りはそんなにないです。
お子さんたちがよくびっくりするのは、野良犬とかトイレにティッシュを流せないとかですね。最初は慣れない子ももちろんいるんですけど、自然にそういうものだと慣れてきます。日本と違う生活の仕方や習慣があるという異文化を知れることをポジティブに捉えてもらえたらいいかなと思います。
特に親御さんが楽しんでいただけたら、お子さんも興味を示すので、良い方向にいくのではないかと思います。違う文化を体験することは、フィリピンに語学を学びに来る醍醐味です。多分親よりも子供の方が適応能力は高いし、楽しめる子も多いから大丈夫かなと思います。
質問⑤現地の学校の教育水準やカリキュラムの内容が気になる

学校の科目は、日本とそんなに変わらないと思います。算数、国語(フィリピン語)、サイエンス(化学)、音楽、体育があります。日本と違うのは、宗教の授業があることです。宗教の授業があるかは学校によりますが、ある学校が多いです。教えている内容についてもインターナショナルなのか私立なのかによっても変わるし、私立の中でもだいぶ変わります。モンテッソーリ教育の学校もあれば普通の教育の学校もあるので、一概には言えないですが、そんなに大きく日本とは変わらないという印象ではあります。
教育レベルについては、私たちは日本の方がわからなくなってるんですが、算数で比較すると、息子が小学校3年生の後半にセブに戻ってきたときに、ちょっとフィリピンの方が進んでるなという感じはありました。日本と同じかややフィリピンが進んでいる印象です。日本と比べて遅れているという事は無いと予想されます。
教え方については、日本の先生は、わかりやすくするために、いろんな工夫を授業の中でしてくださるイメージがありますが、フィリピンは、息子の学校では教科書に沿ってそのまま説明していくという感じです。本当に学校によってさまざまです。インターナショナルスクールはもしかしたら先進的な教え方をしているかもしれないですが、息子が通ってる学校はローカルなので、ホワイトボード・黒板に書いてレッスンが行われています。モンテッソーリ教育の学校だと教具を使って教えるケースもあるので、ご希望の学校をよく調べるのがいいかと思います。
質問⑥日本の教育とのギャップをどう埋めるか帰国後の進路が心配

何歳でフィリピンに来るのか、何歳で日本に戻るのかによって違うんじゃないかと思います。幼稚園児できて幼稚園の間に戻る場合や、小学校低学年に戻る場合であれば、キャッチアップする時間もありますし、入試まで先も長いということで、そんなに心配せずに、フィリピン留学を楽しむといいんじゃないかなと個人的には思います。小学1年生のひらがなやカタカナはサポートが必要です。うちも小学校1年生の娘が今「うんこドリル」をやってます。
今中学校1年生で、高校受験をする場合は、私たちがまだ超えていない世代なので全然わからないというところもあります。気になる方は自分の地元の中学校や行きたい高校に直接聞いちゃうのが確実で早いかなと思います。教育委員会や学校のほうに相談してみるのが1番いいです。
こちらでの日本語の学習としては、娘は「うんこドリル」という話をしたんですけど、よく皆さんが使っているのはスマイルゼミやチャレンジタッチになります。今すごく良いタブレット教材があるので、スタディーサプリでもいいですし、そういったタブレット教材の活用もおすすめです。日本の学習もキャッチアップしていく方法はいろいろあります。
セブ島だと大体年に2ヶ月間学年の変わり目にお休みがあるので、皆さんお休み期間に帰国して、日本の学校に行くことでキャッチアップをしたり子供たちのモチベーションを上げたりしています。
質問⑦子供の日本語力を維持できるか心配

我が家は、小学校5年生と1年生の子供たちがいますが、今のところそんなに心配してないです。特に「話す」に関しては、私たちが日本語を喋るので、日本人の同い年の子達と全く遜色なく、日本語の能力は持ってるかなと思います。ただ「読み書き」に関しては、漢字もあるので、ある程度しっかりやらないと当然遅れてしまいます。
小学5年生の息子は、コロナの期間1〜3年生のときは日本にいたので、読み書きのベースができています。日本の小学生のように漢字を順番に学んではいないけど、YouTubeで見たり、いろいろなところで触れたりして割と漢字が入っている文章でも読めているので心配ないんですが、下の娘はひらがなを学ぶ前にフィリピンに来ているので、そこは一緒にやらないと永遠に書けるようにならないので、お父さんお母さんの頑張りどころかなと思います。
頑張り方としては例えば本を一緒に読むとか、ひらがなの練習を一緒にするとかですね。本を読んでもらうのが大好きで、本を読みたいみたいな子やお友達にお手紙を書きたいみたいな子は早いです。全然読み書きに興味がないとちょっと頑張る必要があるかなと思います。

セブ島にまだ赤ちゃんできた場合の日本語への影響としては、赤ちゃんの面倒を見るのが誰かというところで、日本人の親が見るなら日本語になると思うんですけど、ベビーシッターに預けて自分が働く場合や家にいる時間が少なくなる場合は、英語の方が多くなるので、日本語も学んで欲しいなら意識して日本語をたくさん喋るとか、日本語の環境に入れることが必要になってくるかなと思います。
例えば、タブレットとかYouTubeを日本語にするとか、たくさん話しかけてあげるとか、日本人がたくさんいる学校に入れてあげると、親同士が日本語でよく話すとか。
娘は日本で産んだけど、セブ島で育てて、その時はハウスキーパーさんをお願いしていたので、最初は日本語よりも英語の方がちょっと得意でした。今でこそ完全に日本人レベルで日本語しゃべるんですけど。年齢によって対応は変わってくるんじゃないかなという印象があります。聞いた言語を聞いた分量だけ上達していくという感じがします。
質問⑧放課後の習い事やアクティビティは充実している?

学校で充実しているかというと、学校によって全然違います。学校以外で充実しているかだと、サッカー・バスケ・水泳・ピアノ的バレー・クッキングスタジオとかありますし、水泳はマンツーマンで教えてもらえる良さもあります。ただ、日本みたいにたくさんある中で、選べるわけではないので、クオリティーはまちまちです。
あとはKUMONもたくさんあるので、そこで英語と算数を習っている日本人のお子さんも結構います。日本語の国語がないのは少し残念なんですが、学習塾に通わせているご家族もいらっしゃいます。あとはボランティアで空手を教えますとかいうのもあります。

土日のアクティビティでいうと、マリンスポーツが充実しているので、自然で遊ぶことに関しては、山も含めて事欠かないかなと思います。ジンベエザメと泳いだりイワシのトルネードを見たりできるので、たくさん楽しい思い出が作れます。
質問⑨特別支援が必要な子供たちの受け入れ体制は整っているか

特別支援をやっている学校は、私が知っている中では1校です。あるにはあるけど少ない印象です。私が知っている学校では、支援学級としてある学校と関係なく、同じクラスに入る学校と今やっているかわからないですが、コロナ前は普通の学級に入った上で1人サポートの先生がつきますと言うところも以前はありました。比較的おおらかに受け入れている印象ではあります。
日本のようにパキっとわけましょうというよりは、みんなの中に入ってという印象です。公立学校はだいたい支援学級があります。私立学校にだと特徴を目指して入学する子になるから、フィリピンの私立学校だと特別支援学級は少ないけど、皆さんどうぞという学校もあります。この件についてはあまり詳しくないので、行きたい学校を見つけたら問い合わせをしてみるのがいいかなと思います。
質問⑩子供が「学校に行きたくない」「日本に帰りたい」と言ったら、どうしたら…

正直な話、もしそうやっておっしゃる方がいた時に、私がどうか返答しているかというと「それはあり得ると思うのですが、やってみた経験というのはどちらにせよ家族にとって素晴らしい経験になるので、一旦やってみたらいいんじゃないですか?」です。
基本的にはみんな楽しんでると思います。特に子供たちは適応能力が高いので、英語が伝わらない時にモヤモヤしちゃったりする時もあるかもしれないですが、そこは子供の力を信じて1歩踏み出すのがいいかなと思います。

すごく心配なところだと思うんですが、やってみないとわからないので、心配でやらないで終わってしまうよりはやってみてからどうしようかと考えるのがいいかと思います。最終的に帰国する判断も良いし、親が残りたいと思ったときには、それをみんなで乗り越えるチャンスに変えられるのかなと。帰ったら敗北だみたいな気持ちでいないで、いろいろな選択肢の中で家族でベストな方向に行けたらいいですよね。
そもそも一大決心で皆さんいらっしゃるとは思うんですが、凄いことをやるんだぞという感じできちゃうと難しく考えちゃうと思うので「気楽に来て1・2ヶ月でいろいろな経験をして、合わなければ帰国でもいいじゃん!」いくらいの軽いノリで来ると、結果的にうまくいく人が多いです。全然だめです帰りますという人は、ほとんど僕は会ったことがないので、そこまで大きな心配はしなくてもいいと思います。帰国という選択肢もマイナスに捉えずに、次のステップに行くという感じで。
まとめ

セブ島移住についての疑問や心配事に、正直にお話しさせていただきました!
「心配事は尽きないけど、やったらいいじゃないか!」と思います。迷ってるなら来たほうがいいです。特に子供が年齢行かないうちの方が適応能力もありますし、入学できる学校の選択肢も順応する時間もあるし、日本の教育に合わせてリカバリーする時間もあるので、早い方がいいと思います。

来てみると、意外に心配していたことが小さなことだったとか、先に体験したママさんがたくさんいて話が聞けるとか、そういうこともあるので、あまりに心配だったら1回セブ島に来てみたらいいです。
旅行や語学留学という形でも良いので来てみて、実際に学校も見てみて、生活も味わってみてから、日本の家を整理していこうかと決心するのもおすすめです。僕らの意見は海外に出てみたらいいんじゃないかというのと、そんなに気張らずに軽い気持ちで移住をしたり、見に来たりするとすごくいいと思います。
結構こんな感じで既にこられている方がたくさんいて、悩んでいたことも大した事なかった!みたいな感じでいらっしゃっているので。
僕らはクロスロードという親子留学専門の学校をやっていますので、クロスロードでも大歓迎だし他の学校でもいいので、ぜひセブ島へ来ていただけると嬉しいです!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!