2019.04.17

記念品はチョコレート!?世界一周中に行きたい悲しみのダークツーリズムアジア3選①

こんにちは!

クロスロードインターン生のまえてぃーです。

今回は旅行中に行きたいダークツーリズム3選(アジア編①)です。

 

“ダークツーリズム”とは、戦争や紛争、事故などの人災、また、地震や噴火などの自然災害などの悲惨な出来事に見舞われた跡地を訪ねることです。

そこで、犠牲になった人々を思ったり、被害の大きさや人類の過ちの大きさを感じることで、自分自身の生き方や価値観を見直すきっかけになるということで、現在人気の観光の仕方となっています。

まえてぃーは歴史に興味があったこともあり、行く先々で悲しみの歴史に触れる機会がありました。

“旅行中にそんな場所へ行くとテンションが下がる”

“そんな場所へ行く勇気がない”

“意識高いとか思われたくない”

そう思う人もいるかもしれません。

でも今、あえてその場所へ行く人が増えていることをご存知ですか?

1人の人間である私たち。

そしてその集合体である人類。

その人類が歩んだ歴史の中で、繰り返したくない、でも知っておきたい、感じてお

きたい悲しみの遺産。

比較的行きやすい、そんなダークツーリズム(アジア編①)をお届けします。

それでは参りましょう!!

 

朝鮮半島 軍事境界線(北緯38度線)

アジア編①を飾るのは、お隣の国、韓国から。

 

軍事境界線って聞いたことありますか?

 

英語でJoint Security Area (JSA)と言い、1953年、朝鮮戦争の休戦条約に基づいて、朝鮮半島朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)」大韓民国(韓国)」の地域に分割させる線のことなんですが、日本では38度線って聞いたかもしれません。
38度線からちょっとズレたりもすることから軍事境界線朝鮮半島)って呼ばれます。

そしてこの線、あくまでも「国境」じゃなくて、「境界線」

まえてぃーは子どもの頃、北朝鮮と韓国は全く違う国って思ってましたが、先生になって、自分が勉強していくうちに、『同じ国』ってことが分かったんです_φ(・_・

 

1953年、第二次世界大戦中に朝鮮半島を統治していた日本が敗戦により撤退。その後、統一に関し、北側が統治するか南側が統治するかで内戦が起こります。これを朝鮮戦争という。そして、北側をソ連が、南側をアメリカが支援することとなり事態は泥沼化。

終結することなく、互いの間に線を引き分割統治することになりました。いわば休戦状態です。ので、いつまた戦争が再開されるか分からないので、韓国には“徴兵制”があるのです。

そして、この“線”のことを「軍事境界線」というのです。

軍事境界線ツアーに行ってみよう!!

そんな恐ろしいと思う場所に、私たちは行くことができるということをご存知ですか??

韓国に多数あるツアー会社で申し込むと、なんとバスで連れて行ってくれるのです。しかもランチ付き笑。

軍事境界線のある場所のことを日本語で「板門店」と言います。 そう、ツアーは日本語ガイドさんと一緒に参加できるのです!

ツアーに参加するにはいくつか約束事があります。

服装は派手なものやサンダル、短パン、ダメージジーンズは不可。
決められた場所でしか撮影はしてはいけない。
北朝鮮側の人間に手を振るなどの行為はしてはいけない(私たちは韓国側から入る)
何か起こったら中止になる可能性があるし、責任はとれないetc...
ざっとこんな感じです。

パスポートの確認に3日ほどかかるようなので当日参加は無理なようです。

 

軍事境界線にいるのは??

韓国“ソウル”からバスに揺られて約2時間。

あっという間に原生林が生い茂る“非武装地帯(軍事境界線を挟んだ前後5キロ)”に突入。

 

とある場所に到着すると待っていたのはアメリカ兵?。

そう、ここは名目上「国連兵」がいるということですが、実質はアメリカ兵と韓国兵しかいません。しかも韓国兵は徴兵中の若者が多く、多くの国際視察が入るので“イケメン”をそろえているらしい笑。

自分の目で見て確かめてね。

 

建物の中に入り簡単なレクチャーと歴史的背景の説明を聞きます。

そして、「何かあっても文句言いません」の誓約書の記入をしたらいざ、境界線へ向かいます。

これが軍事境界線!!

ツーリストは2列になり、左右を銃を持った兵隊に囲まれながら進みます。

途中アメリカ兵が「昔列を乱したフランス人が撃たれた」と本気か冗談か分からないことを言ってきました笑。

 

そしてついた場所がコチラ。

 

テレビで見たことある人も多いのではないでしょうか!!

つい先日トランプ大統領が行ったり、南北の話し合いが行われたことでも有名な場所ですもんね!!

 

向こうに見える白い建物が「北朝鮮」です。

 

間にある縦に並ぶ青い建物が、お互いの話し合いをする本当の真ん中です。

 

中には入ることができ、いわば北朝鮮と韓国をグルグルと行ったり来たりできるわけです!!

 

微動だにしない韓国兵はもはやマネキンのよう

 

 

この机の真ん中が境界線で、話し合うときは北は北朝鮮、南は韓国の人間が座って話し合う。

限られた時間ではありますが、もちろん自分も映っての記念撮影もできます。

 

分断が解除され、自由に行き来できる日が来るのかなと、思わずにはいられませんでした。

軍事境界線を終えて

帰りにチラッと見えた「橋」

これは「帰らざる橋」と言って、休戦後、捕虜交換が行われた場所。

あら良かったね、と思いましたが、解放された捕虜は北に行くか南に行くかを決めなければならず、一度決めたら変えることはできなかった。


家族は、兄弟は、友達はどっちにいるのか分からない…。


今みたいにネットもスマホも無いから、一度離れたらみんなが元気なのか、生きてるのか死んでるのかも分からない…。

 

そんな現実。


南北の間には川が流れてる。
川の水は自由に流れてくのに、人の自由はそこにはなかった…。

 

ガイドさんが帰りのバスの中で、「同じ民族なのに、本当何してるんでしょうね…」と語った言葉が重かった。

 

南北に分断され、生き別れになった兄弟が戦場で敵として再会したことを表す像。映画のような出来事が当時は日常的にあった。

韓国は日本人にとってとっても身近で行きやすい場所ですよね。

美容体験やご飯の食べ歩きもいいけれど、こんな歴史を知る1日も、いいかもしれませんよ。

ちなみにツアーを終えるとお土産屋さんがあることに驚くと思います!

ここにはキーホルダーやポストカード、軍用ジャケットにチョコレートまで売ってます。

世界でたった一つの軍事境界チョコレート、ぜひいかがですか??

この記事をかいた人

まえてぃー

元高校世界史教師のまえてぃー(由来 : 前川teacherの略)。 TOEIC330点でも恐れることなくアジア→中東→ヨーロッパ→アフリカを教科書片手に周遊し、世界の歴史をたどる歴旅中。 現在50カ国の旅を完了。イランに恋する中、ここクロスロードにたどり着きましたε-(´∀`; )