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【セブ島親子留学】【前編】子連れ・赤ちゃん連れ必見!留学・旅行の準備

セブ島への親子留学や旅行を計画している方なら、誰もが準備の大変さを感じたことがあるはずです。パスポート、航空券、保険、アプリの設定…やることが多すぎて、何から始めたらいいのか分からなくなりますよね。しかし実は、準備段階での工夫次第で、少なく見積もっても10万円、下手したら20万円もの節約が可能です。この記事では、セブ島在住10年以上のベテランが、航空券の取り方、海外旅行保険、現地での資金管理まで、実践的な節約ポイントを一つひとつ解説します。
パスポートと航空券、まず最初に確認すべきこと

セブ島への旅を決めたら、真っ先にやるべきことはパスポートの確認です。多くの人が見落としがちですが、フィリピン入国にはパスポートの残有効期限が6ヶ月以上必要という条件があります。期限が足りないとチェックインカウンターで弾かれてしまい、飛行機に乗ることすらできません。実際にこのルールを知らずに乗れなかったというケースもあるほどです。
また、特殊な状況でも注意が必要です。15歳未満のお子さんが親以外の大人と一緒に渡航する場合、苗字が異なる場合、祖父母が連れていく場合、友達のお子さんを一緒に連れていく場合などは、WE(親権委譲同意書)と呼ばれる申請書が必要になります。これも知らずに空港に着いてから気づくと大変です。必ず事前に確認しておきましょう。
直行便か乗り継ぎか、航空会社選びのコツ

航空券の手配で最初に迷うのが、「どの航空会社を選ぶか」という問題です。成田からはフィリピン航空、ユナイテッド航空、セブパシフィック(LCC)が直行便を運航しており、関空からはフィリピン航空とセブパシフィックが出ています。名古屋や福岡からの直行便はないため、お子さんを連れている場合は、成田や関空に出て直行便を利用するのが圧倒的に楽です。
一方、乗り継ぎを選ぶと確かに航空券代が安くなることがあります。しかし、小さなお子さんがいると乗り継ぎ地点での移動がストレスになります。マニラで乗り継ぐ場合、セブパシフィック同士ならターミナル内で完結しますが、他の航空会社を使う場合はターミナル間の移動が必要になり、バスやタクシーで移動しなければなりません。乗り継ぎには最低でも3時間程度の余裕を持たせることが重要です。
LCC(格安航空会社)を選ぶ場合は、一見安く見えても落とし穴があります。座席指定、機内食、預け入れ荷物がすべてプラス料金になるため、あれこれつけていると結局フィリピン航空での往復購入の方が安かったという場合も珍しくありません。TRIP.comやスカイスキャナーを使って複数の航空会社を比較することをお勧めします。
航空券購入のタイミングと重要な法的条件

航空券を購入する際、多くの人が「いつ買うと安いか」と悩みます。正直なところ、いつが最安値かを完全に予測することは難しいですが、早めに購入するほど安い傾向にあります。特に最近は燃料サーチャージが上昇しているため、購入を先延ばしにするほど割高になる可能性が高いです。
日程が決まっている場合は、TRIP.comで直接購入するのがお勧めです。最安値に近い金額で取れるうえに、トラブルが発生した時の対応が優れているからです。一方、日程がまだ決まっていない場合は、スカイスキャナーで1ヶ月単位で広く検索し、安い時期を見つけてからTRIP.comで購入するという手順が効果的です。
そして、絶対に忘れてはいけない法的条件があります。フィリピン滞在が30日以内の場合、必ず30日以内に出国するチケットを持っていなければなりません。これは日本のチェックインカウンターで確認されます。30日を超える滞在予定の場合は、30日以内に出国するチケットを取っておくか、日付変更可能・キャンセル可能なチケットを取っておき、後で使わずに破棄することで対応できます。
さらに注意が必要なのは、30日を超える滞在の場合、ビザ延長費用が1人約1万円かかるという点です。31日や32日、ちょっと超えるだけでも費用が発生するため、滞在日数を正確に数えることが重要です。留学の場合は学校側がビザ延長手続きをしてくれることが多いので、ご自身で手続きする手間はありません。
海外旅行保険は実はほぼ不要—クレジットカード活用で全員分無料に

セブ島への旅で最大の節約ポイントが海外旅行保険です。ママ1人、子ども2人の合計3人で保険に申し込もうとすると、1週間で約1万円、4週間では標準プランで約4万5000円、手厚いプランなら約6万7000円もかかります。これは確かに大きな出費です。
しかし実は、この費用を大幅に削減できます。セブ島は医療費が日本ほど高くないため、クレジットカードに付帯する海外旅行保険で基本的に十分対応できます。セブ在住10年以上の方でも、クレジットカードの保険を超えるような高額な医療を受けたことがないほどです。
ただし、すべてのカードが同じ保険内容ではありません。確認すべきポイントは3つあります。まず第一に、家族特約がついているかを確認することです。カード所有者本人には保険がついていても、配偶者やお子さんまでカバーされているかは別問題です。親子で旅行する場合は必ず確認してください。
第二に、自動付帯か利用付帯かを確認します。自動付帯はカードを持っているだけで保険が有効になりますが、利用付帯はクレジットカード会社が定める条件を満たす時だけ保険が発動します。多くの場合、旅行に関わる公共交通機関の費用をそのカードで支払うことが条件となります。例えば、航空券やタクシー、電車をそのカードで決済した場合に初めて保険がつくということです。大きな違いなので、事前に必ず確認してください。
第三に、キャッシュレス診療に対応しているかをチェックしましょう。キャッシュレス診療なら、病院で自分でお金を払う必要がなく、保険会社が直接支払ってくれます。一方、キャッシュレス診療がない場合は、一旦自分で支払ってから後で手続きして返金を受けることになります。特に病気や怪我の時にお金を用意するのは大変なので、キャッシュレスの方が圧倒的に楽です。
おすすめのカードを挙げるなら、アメックスゴールドです。治療費用が300万円まで出るほか、物の破損や盗難、飛行機の遅延、ロストバゲッジもカバーされます。クレジットカードの保険としては至れり尽くせりです。ただし、このカードは利用付帯なので、公共交通機関での利用が必要です。1年目は年会費が無料で、2年目以降は1万1000円かかりますが、キャンペーンで永年無料になることもあります。実は1年だけ入って解約するという方法もあり、その場合は年会費を払わずに済みます。
さらに、クレジットカード付帯保険の有効期限は出国から最長90日までです。90日を超える長期滞在の場合は、別途対応が必要になります。トラストクラブの上位カードなら90日以上の保険があるとも言われていますが、年会費が約4万円かかるため、長期滞在を予定している方以外にはお勧めできません。
アプリ準備でセブでの生活がぐんと楽に

セブに到着してからすぐに必要なアプリが3つあります。Wise(ワイズ)、Grab(グラブ)、そしてeSIMです。
Wiseは海外送金ができるインターネットバンキングのような機能を持つアプリです。デビットカードを申請すれば、スーパーやレストランでのカード決済が可能になり、クレジットカードより良いレートで利用できます。また、日本円からペソへの送金も簡単で、例えばアクティビティの費用を友人に割り勘したい時などに、アプリから相手の口座やGCashに直接送金できます。これなら大きな現金を持ち歩く必要がありません。ATMでの出金も可能ですが、1回1万ペソまでで手数料が約600円かかるため、あまり利用価値がありません。
現地での両替については注意が必要です。セブの日本円両替はレートの条件が場所によって大きく異なります。良い両替所を知っていれば1万円で3750ペソになりますが、知らずにやると3300ペソにしかならないということもあります。こうした手間を避けるなら、Wiseで事前にペソを送金してしまうのが賢い方法です。登録にはマイナンバーカードが必要なので、日本にいるうちに済ませておくのがお勧めです。
Grabはセブでの移動に欠かせないアプリです。日本のUberのような存在で、タクシーや車の手配、食事のデリバリー、ネットスーパーの利用が可能です。グラブのドライバーに「買ってきて」と言えば、指定した商品を購入してきてくれるほど便利です。クレジットカードも登録すれば、キャッシュレスで利用できます。ただし、日本でクレジットカード登録ができないケースもあります。これはSMS認証の問題で、自分のスマホに認証コードが届かないと登録できません。できれば日本でカード登録まで済ませ、できなかったらセブで登録するという対応になります。
eSIMについては、TRIP.comで購入することができます。到着後、スマホの設定を変えるだけで、すぐにネットが使える状態になります。空港を出た瞬間からインターネットが使えるという安心感は、何物にも代え難いものです。ただし、長期滞在や現地の電話番号が必要な場合(学校への登録やバイクアプリなど)は、現地のSIMを購入した方が良いでしょう。最初の1〜2週間をeSIMで過ごし、その間に現地SIMを調達するという使い分けがお勧めです。
出発前の英語準備で、セブでの学習がぐんと加速

留学を目的としている方なら、事前の英語準備が学習効果を大きく左右します。大人の場合は、まず中学英文法の基礎をさらっと復習することから始めましょう。その後、日本語を瞬時に英語に変える「瞬間英作文トレーニング」を行うと、セブでの学習がぐんとスムーズになります。時間がない場合でも、買い物や乗り物利用時に使えるフレーズだけは練習しておくことをお勧めします。
お子さんの場合は、楽しみながら英語に触れることが最優先です。家で流す音楽を英語のものに変えたり、YouTubeで英語のアニメを見せたり、英語の絵本を読み聞かせるといった工夫で、自然と英語への親しみが湧きます。また、オンライン英会話は無料トライアルが用意されていることが多く、セブ島の先生が多数在籍しているため、「セブで会いましょう」と約束することで、お子さんのモチベーションがぐんと上がります。
英語準備と同じくらい大切なのが、セブ島の楽しそうな映像をお子さんと一緒に見ることです。YouTubeにはセブ島の美しい海でのシュノーケリングやジプニー(フィリピンのカラフルなバス)での移動など、魅力的な映像がたくさんあります。こうした映像を見て「楽しそう」という気持ちを高めておくことで、出発までの準備期間もイベント感を持って楽しめます。
最後に、準備の重要さについて一つのエピソードをご紹介します。生後7ヶ月の赤ちゃんを含む3人のお子さんを連れて3週間セブを訪れたご家族は、帰国後こう語られています。「日本にいるよりも濃い時間を家族と過ごせました。少しでも行きたい気持ちがあるなら、やってみた方がいいですよ」と。準備が大変だと感じるかもしれませんが、その先にある家族の素敵な時間のために、ぜひ前に進んでいただきたいと思います。







