Oi, Bom dia.(やぁ、おはよう)
スタッフの"326"ことみつる氏です!
さてさて、ブラジルはサルバドール。
今回はここでの生活をちらっと紹介していきたいと思います。
Japan → Australia → USA → Mexico → Cuba → Mexico → Guatemala → Mexico → Colombia → Paraguai → Brazil
とりあえず、僕らがここサルバドールへ来たのは『カーニバルに参加するため』だったんですよね。
もちろん僕らもそうだったけど、カーニバルって、所謂セクシーでカラフルな衣装を着たナイスバディな女性たちが踊っているイメージだった。
だがしかし、サルバドールのカーニバルはどうやら一風変わっているとのこと。
簡単に言うと、太鼓を叩きながら街を練り歩くことができるらしい。
もちろんそれだけがサルバドールのカーニバルではないが、そういった一つの催し物があるというか...
太鼓(パーカッション)と聞いて、これは絶対に面白い!!
そう閃きやってきたわけなのですが、鍵となるのが前回のブログでも紹介した『なお宿』。
サルバドールの街にある、この日本人宿こそが全てを握っているのです。
日本人宿というより、オーナーの『なおやさん』という人の存在ですね。
もう随分長いこと、サルバドールの地で宿をやられている方。
敢えてあまり多くは語りません。
直接この地を訪れて、なおやさんのもとを訪ねてみてください。
ただ、一つ言えるのは、めちゃくちゃすごい人ってこと。
なおやさんがいるから、このサルバドールという地でカーニバルに参加することができるのだ。
そしてそんな人が、僕ら素人にイチから太鼓を教えてくれる。
決まりはないんだけど、カーニバル本番の約一ヶ月前を目処に参加したい人が集まってくる。
この宿に泊まり、みんなと共同生活をしながらなおやさんに太鼓を習う毎日。
宿の地下にある密閉した空間の練習所で、汗の水たまりをつくりながら練習をした。
その共同生活では互いにぶつかり合うことや、涙を見かけることも確かにあった。
なんだろう。
学生時代の部活というか、そこにはドラマがあるというか。
バックパッカーも多いが、とにかく色々な人が集まる。
この年はプレイヤーだけでも30名以上が集まり、ギリギリで到着した人たちも太鼓は叩かなくとも、カメラで映像を撮ってくれたり、一緒に練り歩いたりもした。
この辺りはあまり詳しく説明しませんが、それなりにたくさんの曲があり、太鼓も一種類ではないため、各自それぞれのリズムパターンを覚える必要があるのです。
なので、それなりの期間をかけていかないと覚えられないんですよね。
なので、時間のとれる方であればカーニバル本番の一ヶ月前には到着した方が良いと思いますね。
もちろん、凄腕のドラマーとか経験者であれば、もう少し短い時間でも大丈夫だと思います。
しかし、僕らは1ヶ月半前になお宿へ到着していた。
ブラジル入りを急いでいたのは、一刻も早くなお宿に着いて太鼓をやりたかったからだ。
しかし、いざ着いてみると、そこは太鼓だけの宿ではなかった。
居心地が良く、気持ち良く抜けていく風を感じながら、ファンキーでカッコいいなおやさんと可愛らしいブラジル人の管理人、そして愛くるしい動物たちとの生活がそこには待っていたのだ。
そして日を追うごとにどんどん人も増えていく。
世界一周中の旅の中で、まさかこんな経験というか時間の使い方ができるとは思わなかった。
この場所に今すぐにでも戻りたい。
そう想えるような場所。
まだこの日は練習も本格的には始まっていなかったので、近くの海へバスに乗ってでかけた。
アイスを売っていたおっちゃんたちの休憩シーン。
青と赤の色がなんだか可愛らしかった。
広がる大西洋。
そう、ここはバイーア州のサルバドール、海の見える街なのです。
そして、なお宿があるのは、サルバドールの中でも観光スポットになっている世界遺産のペロウリーニョという町。
この町は、もちろん今でもポルトガル領だった当時の名残が色濃く残されています。
実はここサルバドールはブラジルの首都だった時代もあったんですよね。
そして過去にはアフリカの人々が奴隷として連行されてきた場所であり、ここペロウリーニョはその奴隷貿易が盛んに行われていた場所でもある。
そんな歴史背景があることから、ブラジルの中でも特に黒人系ブラジル人が多く住んでいる地域なのです。
宿のバルコニーでこの景色を眺めながら太鼓のリズムを刻むこともあった。
色々なカラーの人たちが集まる。
音楽が好きな人、全く興味ない人、だから面白い空間が生まれるのかもしれない。
自分が覗き込めばいつでもこの宿には音楽がある。
(このタイヤも練習に使います 笑)
人が徐々に増えていくことで、ネコのパンドーラは次第に姿を見せなくなりました 笑。
ニキータはめちゃくちゃ人懐っこいので、いつでもみんなと一緒。
宿の屋上に駆け上がり外を眺める。
そう、カーニバルの本番が刻一刻と近づいてきたのだ。
つづく