Oi, Bom dia.(やぁ、おはよう)
スタッフの"326"ことみつる氏です!
今回で一旦最終回のブラジルはサルバドール編!
なんと驚き、スタッフのこのみさんが同じくサルバドールの記事をアップしているじゃありませんかっ!!笑
話の内容が被っているかもしれませんが、そんなことは気にしません。
なぜなら
僕らはサルバドールが好きだから!!
好きなことは、誰だってたくさん話したいよね。
Japan → Australia → USA → Mexico → Cuba → Mexico → Guatemala → Mexico → Colombia → Paraguai → Brazil
さてさて、ついにブラジル・サルバドールのカーニバル本番がやって参りました。
- サルバドールのカーニバルに参加するって結局なにをやるの??
簡単に説明すると、ひたすら太鼓を叩きながら街の中を練り歩きます。
太鼓の種類もバチと呼ばれるスティック状の棒で叩くものや、手のひらで叩くタイプもあります。
それぞれ太鼓の大きさや形状も異なり、それに伴って音階も変わります。
低音、中音、高音、それぞれのパートが組み合わさり一つのリズムとなります。
太鼓以外にもブラジルの伝統楽器が加わることもあれば、管楽器などが入ることも。
そして一定のリズムを繰り返すだけでなく、"キメ"とか、"ブレイク"...?(ちょっと忘れちゃいました笑)と言われる、全パートがタイミングを合わせてガラッとリズムパターンを変える必殺技みたいなこともやったりします。
とにかく、とにかく、めちゃくちゃ練習した。
指の皮が剥け、水ぶくれになることは日常茶飯事だし、お互いにぶつかり合うこともあった。
ただただ本当に感謝したいのが、サルバドールの日本人宿「なお宿」オーナーのナオヤさんの存在。
この方がこの街にいるからこそ、そしてローカルの人たちとの関係性を長年に渡り築いてきてくれていたからこそなのです。
世界一周中に立ち寄った僕たちバックパッカーや短期の旅行者に、手取り足取りイチからリズムを叩き込んでくれるのです。
それも毎年。
もちろんサルバドールだけではなく、世界の色々な場所に「日本人宿」があり、そこで宿を立ち上げた成り立ちや想いはきっと様々だと思いますが、すべての方々にただただ感謝したいです。
旅はそれぞれのスタイルがあって、日本人宿を利用しない方だってもちろんいるし、僕たちも全ての国や都市で立ち寄っていたかといえば、そうではないし。
良い思い出や、あまり良くない思い出ももちろんあった。
ただ、こういった日本人宿が各地にあることで、救われた旅人たちは多いと思う。
僕の場合、特に長旅で心身ともに疲れている時なんかは到着するなり安堵の息を漏らしていましたね。
ウユニ塩湖で鏡張りを見たいから、ボリビアへ。
本場のタコスを食べたいから、メキシコへ。
アフリカでサファリをしたいから、ケニアへ。
そんな感じで旅の目的は人それぞれ。
そしてそれと同じように、
この宿へ行きたいから、あの国へ行こう。
とか、あの人に逢いたいから、あの街へ行こうとか。
そういうのって最高ですよね。
そして、このみさんのブログでも紹介されていましたが、もしかしたら来年2020年のカーニバルで日本人太鼓チームとしての参加が最後になるかもしれないのです。
それを聞いた時は本当に悲しかったというか、呆然としてしまいました。
毎年サルバドールに行けば、当たり前のようになお宿があってナオヤさんがいて、あの宿の椅子に座ってギターを抱えて、小さいカップでコーヒーを飲んだり、ネコたちと戯れたり、バルコニーのハンモックに揺られたり。
自分の行きたいタイミングで訪れたら、そんな環境がいつでもあるって思っていた。
それ以外にも、昔では何も気にせず行くことができたのに、治安をはじめとする様々な問題でもう行けなくなってしまった国もある。
そこに住む人たちや文化は本当に素敵だったのに。
そんな話を旅先で聞くことも多かった。
まぁ、そういったことは旅に限ったことでもないし、時代はどんどん進化するものなので憂えても仕方ないことは分かってはいるのですが。
ただ、この時代に生まれて、このみさんと出会えて旅ができたこと。
様々な国で色々な人たちに出逢えて、その土地の文化を感じることができたこと。
最終的に行き着くところが全てのことに「ありがとう」ですね。
僕はサルバドールで太鼓を叩くことができて、本当に幸せでした。
カーニバルはやっぱり夜が盛り上がる。
宿から太鼓を持ち出し、街へ繰り出します。
歩いて5分程度で世界遺産にもなっているペロウリーニョという場所へ着く。
この石畳ですら懐かしさを覚える。
写真めちゃくちゃブレていますが 笑、こんな感じのブロコ(グループ)や
こんな感じのブロコも出演しています。
もうこの写真を見ての通り、とにかく最高なわけです。
ってことで、静止画ではどうも臨場感が伝わらないと思うので、動画を貼り付けます。
改めて聴くと、あぁリズムが...とか色々思うことはありますが、この時が最高だったからそれで良いのです。
ちなみに僕は本番初日の1曲目の最初の"キメ"で...
泣きました 笑
この動画を見て、また泣きそうでした 笑。
絶景を見て、美味しいものを食べて、というジャンルの感動じゃなくて、全身で感じる感動がここにあります。
カーニバル後は宿の地下をクラブ化してアフターパーティー 笑。
そして、少しずつ、一人また一人と仲間が宿を去り次の目的地へと旅立っていく。
それがすごく寂しかった。
このみさんが愛してやまないネコたちとも暫しのお別れ。
なお宿は本館と別館があり、僕たちは別館の宿に滞在していたのですが、そこの管理人として住んでいたブラジル人のルーチーとその息子。
本当に素敵な親子でめちゃくちゃ大好きだった。
朝早く起きて、この景色の見える椅子に座りながら宿の中を通り抜ける気持ちの良い風を感じていると、すぐ側のキッチンに立つルーチーから素敵な歌声が聴こえてくる。
そして、いつも決まって、コーヒー飲む?って声をかけてくれていた。
答えはもちろん「Sim, obrigado」
またいつか、このセリフを言いにこの場所へ戻りたいな。
つづく