こんにちは~!
岡本家のタクとミユです。
今回は、セブvsマレーシアvsシンガポールへの子連れ海外移住を徹底比較をお伝えします。
セブ島に9年間住んでいる私たちが、実際にマレーシアとシンガポールに行って、それぞれの国に住んでいるご家族にインタビューした上で比較してみなさんにお伝えしていきます。
主にクロスロードを卒業してから、マレーシアやシンガポールに教育移住したご家族にお話を聞いてきました。具体的にはマレーシアで4家族、シンガポールで2家族のお話を聞いて、生の声をお伝えできればと思います。
国ごとに生活環境や教育にかかるコストが異なるし、それぞれの場所にそれぞれに合った家族がいるな感じました。結論としては、国によってそれぞれの良さがあるので自分たちがどういう生活をしたいかのニーズを把握した上でぴったりの移住先を選ぶのがいいでしょう。
移住先に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
まず、広さに関して言うと、シンガポールが728.6平方キロメートルと最も広く、クアラルンプール首都圏が243.0平方キロメートル、メトロセブが116.0平方キロメートルと続きます。シンガポールは他の2都市の3倍以上の広さを持っています。
シンガポールが東京23区と同じくらいの広さと言われていて、シンガポールは国でその大きさなんですけど、メトロセブはセブの中心地、クアラルンプール首都圏はクアラルンプールの中心地を指すので、そこと比べると国全体なので大きいかなと思います。
人口について見ると、クアラルンプール首都圏が最も多く、820万人が住んでいます。次にシンガポールが570万人、メトロセブが280万人です。クアラルンプールは、他の都市に比べて人口が多く、都市としての規模が大きいことがわかります。
経済規模(GDP)では、シンガポールが397.0十億ドルと圧倒的な規模を誇ります。これは、クアラルンプール首都圏の96.6十億ドルやメトロセブの12.0十億ドルを大きく上回っています。シンガポールの経済的な強さが際立ちますね。
一人当たり経済規模(GDP)もシンガポールが突出しており、69.6千ドルです。これは、クアラルンプール首都圏の11.8千ドルやメトロセブの4.3千ドルと比較しても非常に高い値です。シンガポールは、経済的な豊かさでも群を抜いていることがわかります。
総合的に見ると、シンガポールは広さ、人口、経済規模、一人当たり経済規模の全てにおいて非常に高い数値を示しており、アジアの中でも特に発展した都市であることがわかります。一方で、クアラルンプール首都圏は人口規模が大きく、地域の経済的な中心としての役割を果たしています。メトロセブは、広さや人口、経済規模では他の2都市に劣るものの、成長の可能性を秘めた都市であると言えます。
親2人子供1人でどれくらいの生活費がかかるかをお伝えします。
まず生活費全体を見ると、メトロセブ290,000円、クアラルンプール首都圏385,000円、シンガポール1,200,000円を想定しています。もちろん住む場所に寄ったり食事を自炊するか、外食を多くするかとかで大きく変わってくるんですが、ざっくり大体揃えていくとこれくらいかなと考えています。
もう少し中身の方を見ていくと、家賃については、メトロセブとクアラルンプール首都圏は80,000円、シンガポールは450,000円です。
感覚値ではあるんですが、同じ値段だとクアラルンプールの方がもっと広いお部屋が借りられそうというのはありました。僕らは今セブに住んでるのでセブの話をすると、8万円=3万ペソ弱ですが、ITパークとか結構セブの中心地に住むことはできるんですけど、例えば1LDKで40〜45平米のような広さをイメージしています。
一方、クアラルンプールで8万円くらい出すとモントキアラ(駐在員などざ多く住む高級住宅街)に住むイメージです。2LDKで80平米くらいの部屋を借りることができるんじゃないかなと思います。
意外なことにセブの方が家賃はクアラルンプールと比べると高いかなっていうイメージです。物件数が少ないというところもあります。クアラルンプールはすごい勢いでコンドミニアムを建てているという意味で、住宅費に関しては同じ金額を出しても結構抑えられるかなと思います。
一方、シンガポールはだいぶ高いですね。友達の家がオーチャードストリートの中心のところに住んでいたんですが先程の表の45万円と比べてもだいぶ高い金額の家賃を支払われていました。なので45万円となると、そこまで金額の割には、都市部や広いお部屋に住むことはできないかなと思います。
一方、食費は、メトロセブ、クアラルンプール首都圏は100,000円、シンガポールは300,000円という金額になってます。メトロセブもクアラルンプールも自炊をすればもうちょっと抑えられるかもしれないし、外食したらもう少し高いかもしれないです。
シンガポールは外で食べる回数を増やすごとにものすごい勢いで上がるイメージです。特に外食がすごく高いです。チェーン店にお友達と行って、少しワインを飲んで、ご飯を食べて、友達の分も支払って僕ら家族子供たち2人で70,000円くらいだったので高いなと感じました。
公共料金についてはそこまで大きくはかからないです。水道光熱費については、メトロセブ、クアラルンプール首都圏で20,000円、シンガポールで30,000円です。
交通費は、メトロセブ10,000円、クアラルンプール首都圏15,000円、シンガポール20,000円となっています。住む場所によりますね。例えば教育移住メインで、ちょっと学校から離れたところにタクシーで通わせるという話になれば、セブでももっとかかってくると思いますし、逆に徒歩で通えるところに家を借りたならだいぶ減らすこともできるかなと思います。
やっぱり違ってくるのが教育費ですね。メトロセブ30,000円で、うちの子供たちを通わせているような学校を想定しています。私立の英語環境の学校に通わせると30,000円くらいかなというイメージです。うちは月2万円ちょっとくらいで少し安めですね。
クアラルンプール首都圏120,000円で、年間150万円くらいです。ここはインターナショナルスクール1択になるので、もっと安いところもあるけど、年間150万円くらいが相場と聞いています。
シンガポールは月300,000円で年間360万円、もっと高いところも結構多いです。お話を伺ったご家族はこれよりも高いということでした。安くおいても30万円くらいはかかるかなと思います。
今大人2人子供1人で想定しているけど、大人1人子供2人になった時は、金額はさらに上がるということです。教育費のところで、子供が増えれば増えるほど金額が上がるかなと思います。
あとは、その他のところで、メトロセブとクアラルンプール首都圏50,000円、シンガポール100,000円とおいています。もちろん生活によって変わってくると思いますが、大体いいところの数字目安になるかなと考えています。
まず、クアラルンプールについては、モントキアラという外国人が住むような高級住宅街なんですけれど、街はすごく綺麗で、緑も豊かで毎朝早起きしてお散歩しちゃいたいような素敵な街でした。
僕らはセブの中でも高級住宅街に住んではいるんですけど、クアラルンプールのモントキアラはだいぶ洗練されていて、徒歩圏内に何でも揃うみたいな場所をイメージしていただけるといいかなと思います。
ショッピングモールや学校、習い事の場所、スケートリンクも近くにあるという場所です。なので利便性は高いし、セブの街並みと比べてもだいぶきれいです。本当に東京の良いところみたいなきれいさを感じました。
お部屋の感じとしては、コスパがすごくいいなという感じがします。大体家具付きの部屋になるんですが、インテリアとかも洗練されていました。僕らがお話を伺った卒業生の田中家のお家も、コンドミニアムの上のほうにあって、広さも充分あって、コンドミニアムだけれども個別のお庭があって、ラグジュアリー感漂う場所でした。
お買い物も、スーパーで日本と同じようなものが買えます。セブよりも日本のものがいっぱい入っているようなイメージです。割とセブはちょっと品質が落ちる野菜もいっぱい並んでたりするんですが、全部きれいでした。本当に成城石井みたいなイメージのスーパーがコンドミニアムの下にあって、そこで本当に何でも揃うし、それこそ日本食レストランもたくさん入っていました。
価格についてはセブと日本と変わらないような感じがしました。日本の輸入してきているものに関してはちょっと高めですけど、日本と比べて同じくらいです。ものによってはちょっと安いけど輸入したものはちょっと高いというイメージです。そんなに大きな差はなかったと思います。
人件費に関して言うと、おそらく日本人よりもやや低いというところなので、例えばタクシーは日本より安いと特に感じました。
シンガポールの街の様子ですが、泊まったところにもよると思うんですが、やっぱり大都会という感じがしました。すごくきれいです。僕らが泊まったところがオーチャードというシンガポールの中でも銀座みたいな感じの場所なんですね。お友達もそこに住んでたので、だいぶ住みやすそうでした。
大都会で、高級スーパーしかなかったりするので、ちょっと逆に住みにくいこともあるかもしれないですが、だいぶきれいな場所でした。電車とかで郊外まで行くと、ある程度公園もたくさんあるし、緑もあるかと思うんですが、一般的には東京みたいな大都会なイメージがあります。
オーチャードとか都市部になってくるとコンドミニアムでかなり金額が高いです。お部屋は大体家具付きなんですね。なので、オーナーが基本的に全部揃えてくれるので、オーナーが選ぶ家具によってグレードが違ってくるかなと思います。ただ、シンガポールが圧倒的に家賃として高いです。
買い物に関してですが、私たちシンガポールはスーパーに行けてないので、ちょっと比較ができないんですが、コンビニで見た限りで行くとそもそもコンビニでものが買えないって思いました。シンガポールの一般的なビールのタイガービールが500ml缶で1,000円を超えていました。
スーパーだともうちょっと安く買えるよと聞いたんですが、それを勘案したとしても、セブやマレーシアと比べて圧倒的で、3倍くらいの物価の違いはあるんじゃないかなと感じました。なので、お金がないと、もしくは稼いでないと生活費としてはだいぶ厳しいかと思います。
セブは都会の部分、ITパークやビジネスパークの方に行くと、そんなにクアラルンプールやシンガポールと変わらない感じですが、我々が住んでいるような住宅街に行くと緑が多いという感じです。発展しているITパークやIRビジネスパークのエリアと発展してない部分の差は大きい国ですね。シンガポールは東京のように全体的に発展している、セブは都会のとこだけ発展しててあとは田舎、マレーシアはその間みたいなイメージです。
住宅環境としては、外国人はコンドミニアムに住むのが一般的かなと思います。我々みたいに長くいるような人だと、もしかしたららビレッジと呼ばれる住宅街の中で一軒家を借りれなくもないかなという感じですね。買い物も結構スーパーが徒歩圏のところに大体あります。基本的に徒歩圏にある程度、買い物できるところがあるかなと思います。
物価はマレーシアとそんなに変わらないという感じはしましたが、物の値段で考えるとちょっとコスパが悪いかなという感じがします。特に日本と比べた場合に物の値段とかは基本的に同じくらいてす。もしくは外食だったら日本よりセブの方が高いかもしれないです。
日本食レストランに行くと、日本より高いけど、日本のイタリアンに行くよりセブのイタリアンに行く方が安いかなと思います。ただフィリピン料理もだいぶ値段が上がってきているので、普通に食べに行ったら日本と同じくらいかかるかなと感じます。
人件費は安いので、例えばタクシーやマッサージなどはだいぶ日本より安いです。1時間700〜800円でマッサージをやってくれるようなところも結構あります。
クアラルンプールは、選べる学校の数がすごい多いです。インターでも40万円くらいからものすごく高いところまで、数え切れないくらいあると聞きました。150校くらいの中から選べるのではないかと思います。
ただ、外国人が教育を受けようと思ったら、基本的にインターナショナルスクールに入るというのがビザが降りる要件にもなっているようなので、インターナショナルスクールに行くことになるかと思います。1番安いところで40万円くらいかなとおっしゃってました。
話を聞く限り日本人が通うところは低くて、年間100〜150万円くらいのところが多いと聞いてます。だから、モントキアラとか住む場所をある程度日本人が住むような場所にしたら、それなりの教育コストはかかってるのかなと思います。
教育の質については、多分良い学校に入れてらっしゃると思うけど、学校の中でいろいろなアクティビティーがあって習い事とかしなくてもいろいろなことができるって聞きました。それがすごく羨ましいです。セブだと学校は学校で、何か習い事するなら1個1個連絡したりクオリティーもまちまちだったりするので。
マレーシアは本当に他民族なんですよね。なので、マレー系の人もいるし、中華系の人もたくさんいるし、結構日本や韓国の方も来ているし、インド系の人もいたりとか、中東の人も来てたりするので、学校によって民族とかに偏りがあると思うんですけど、比較的多文化多言語の環境で子育てできるのはすごくいいなと思いました。
習い事ですが、モントキアラの方に行けば、それこそ日本の塾であったり、アイススケートだったり、柔道や空手、剣道も習えるとおっしゃっていたので、様々なところから選べるのはすごく魅力だなと感じました。
シンガポールの教育環境については、話を聞く限り素晴らしいです。Theインターという感じでプログラムベースでやっていくとか、ただ学力を上げるだけじゃなくていろいろなところからアプローチするようなプログラムが充実しているんだなとお話を聞いて思いました。
教育について非常に力を入れている国だなと思うので、やっぱり教育の質という意味ではかなり高いと感じました。シンガポールもやっぱり外国人がすごく多いんですね。なので様々な国から来ている人たちが集まっているような環境で勉強できるのもすごく良いかなと感じました。
ただやっぱり金額が非常に高くて、普通で300万円後半〜400万円ちょっと、高いところだと1人年間600万円みたいな話も聞いたので、教育コストはだいぶ高いです。2人いたら教育費だけで1,200万円かかってくるのでなかなか厳しいです。
お金を持っている人で子供の教育に投資をしたいという人であればすごく良い環境かなと思います。習い事についてもやはり値段は高いとは思いますが、選べる環境ではあるようです。学校でも課外活動が活発みたいです。それもまたお金が別途かかるみたいな話も聞きましたが、選べるんじゃないかなと思います。
安い費用で学校を選べるというのはセブの良さです。セブは大きい教育のピラミッドがあったとして、ボトムに人がたくさんいるという意味で、公立の学校(基本的にフィリピン人が行く学校)、真ん中に私立の学校(外国人やお金を出して通わせたい人の子が行く学校)、上にインターナショナルスクールという形になっています。真ん中の所の私立の学校でも、英語環境でそれなりに教育してくれるということで安いんですね。
うちの子供たちが通っている学校で行くと年間25万円くらいです。私立の学校だとそれくらいから通わせられます。私立の学校でもちょっと高いところで行くと年間60〜70万円もあります。インターナショナルスクールになると100万円を超えてくる感じです。
ただインターナショナルスクールといっても、マレーシアとかシンガポールと比べると、何分の1かの金額で通わせることができるという意味では、リーズナブルに通わせることができます。
私立の学校でもいろんな国籍の方が混ざっていて、インターに近い感じです。カリキュラムはフィリピンカリキュラムに準じてやっていますが、いろんな国の人と友達になれる学校もあります。あとは、モンテッソーリ系の学校が結構あるので、そこに興味がある方からすれば、安くでモンテッソーリの教育を英語で受けることができるのも特徴としてあるかなと思います。
習い事はやっぱりちょっと他の国と比べるとだいぶ少ないかなと思います。絵画の教室や工作とかそういうのが急に増えてきたんですが、水泳やサッカーバスケあたりはメジャーだけど、柔道や剣道とか日本のものをやろうと思うとなかなかないです。アイススケートはないですね。マレーシアやシンガポールと比べると習い事という意味では選べる範囲は狭くなるのかなと感じます。
個人レッスンが結構受けられたりするので、日本と変わらない金額で個人レッスンが受けられたり、コーチが趣味レベルかなみたいな人に当たることもあるので、最初に小さい時に楽しくやってもらうみたいなことを個人でやってもらえるのはいいですね。人件費が安いので、個人レッスンとかは受けやすいと思います。
年々経済規模的に一人当たりのGDPもどんどん伸びている中で、商業や様々なビジネスが発展してきているのがまさにクアラルンプールだと思います。日本人が働くという目線でいうと、1番圧倒的に多いのはBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の分野です。
コールセンターや開発の一部をやっているところもあるんですが、日本人はコールセンターの仕事が圧倒的に多いかと思います。ただ経済も発展している国なので、例えば工場の工員ではなく管理として働くことや現地に住んでいる日本人に対する不動産の営業などの仕事もあるかと思います。
賃金ですが、海外就職はじめての方大体20万円くらいからスタートです。もちろん英語力やキャリアによってはもっと高くなっていくけど、20万円くらいのスタートで30〜40万円に上がっていくイメージです。
職を見つける難易度は、ビザの取得にも関わってくるんですけど、コールセンターであれば比較的簡単に仕事を見つけられます。ただ、コールセンターで仕事をすると、どうしても日本語での業務になってしまうので、英語が伸びない可能性もあります。職としてキャリアとしてすごく評価されるかというと、そういうわけでもないので、そこまで僕はおすすめしないんですが、働こうと思えば働ける環境にあると思います。
一方、コールセンター以外の仕事を探そうと思うと、経済規模の割にはそんなに数がないです。なので、そこはキャリアプランによるのかなと思います。
シンガポールは、経済規模的にはだいぶ進んでいる感じがします。金融や不動産、工業も活発です。宇宙産業であったりとか、情報技術、科学や繊維なども非常に発達している国になります。なので、職種に関して言うと、例えば人材系やコンサル会計系の仕事も結構あります。アジアの本社や日系企業も支社をたくさん出しているので、そこでオフィスワークみたいな仕事とかITスキルがあれば仕事を見つけやすいと言われています。
待遇については非常に高いです。今回インタビューさせてもらった30代前半のご夫婦でも日本でいうとそんなにもらってるの!?というくらいのお給料をそれぞれもらっているようですし、そもそも給料が60万円からでないとビザが降りないです。ビザの足切り要因に入ってしまうので、給料が安いような仕事はそもそもないという感じです。なのでだいぶ賃金は高いかなと思います。
ただ職を見つける難易度は昔と比べるとはるかに上がってしまいました。なので、海外就職が初めての方がシンガポールに行って職を見つけるというのは極端に難しくなっています。かなり高いスキルと英語力を持っている方であれば可能かもしれないですが、移住ファーストステップでシンガポールは難しくなっているかなと思います。もしくは駐在員で家族でいかれるならば、会社の給料や住む場所も含めて手当てをしてくれるので可能性があるかなと思います。
我らがセブですが、経済規模的には1番小さいし、一人当たりのGDPも小さいです。セブで働こうとなると、やっぱり語学学校系、コールセンター系、IT系の職種は結構求人が出てたりします。
賃金について言うと、マニラはマレーシアと同じくらい、セブはちょっと低いくらいかなと思います。セブは安いところで6万ペソ(約16万円)からのスタートが海外就職はじめての人の相場かなと思います。16〜20万円くらいですね。なのでパパとママと子供で来て、パパだけ働いて、ママ専業主婦で子供は学校に行くという形だとそれだけでやりくりするのはだいぶ苦しいかなと思います。
ただある程度の英語力や業務のスキルがある方ならもちろん8万〜9万ペソと上がっていくので、30〜35万円くらいまでは給料もらってる方もいらっしゃいます。職を見つける難易度に関して言うと、シンガポールやマレーシアと比べるとだいぶ低いかなと思います。
気楽に海外移住したい方や英語の綺麗さ、安く英語を学べる、海などの自然を重視して、安く行きたいという方は、セブがいいかなと思います。仕事の面でそんなにたくさんの仕事があるかというとそういうわけでは無いですが、特に教育移住したい方に関してはセブはとても良い場所だと思います。
貧富の差も、他の国と比べるとやっぱりあるので、日本とだいぶ違う環境で生活をすることになるかと思います。カルチャーショックをガツンと感じられます。
一方、ビジネスもしっかりやりたい方であれば、セブでなくマニラも選択肢に入ってくると思います。コスパ重視で素敵な住環境で過ごしたい、多文化で過ごしたいという方ははマレーシアのクアラルンプールがすごく合っているのではないかなと思います。
クアラルンプールは大きい都市です。僕が説明したのはモントキアラという高級住宅街ですが、それ以外にも住む場所があります。やっぱり生活の質がセブと比べると高いにもかかわらず、金額があまり変わらないという意味では、コスパよく過ごそうと思うとマレーシアのクアラルンプールはいいんじゃないかなと思います。
一方で、全てにおいてハイクオリティーで、ビジネスをやる上でも将来性があるし、税金の部分も安く済ませられるところでいくと、お金がかかってもいいという方にはシンガポールはすごくおすすめだなと思いました。
ただ物価がすごく高いです。日本よりも2〜3倍というレベルの高さがあるので、ある程度の資産を持っていらっしゃる方であれば、税金を考えてもシンガポールはありだと思います。金融所得について課税されないので。シンガポールはいろんなところでハイクオリティーなんですけど、かかる費用の差が大きいので、それを乗り越えてでもシンガポールが良いという方が行くところかなと思います。
私たちは私たちの感じたままでお話ししているので、皆さんが行ってみたら全然違うかもしれないですけど、本当に国それぞれの良さがありますし、人それぞれ感じ方は違うと思うので、肌で感じて気に入った国が見つかるといいなと思いました。
セブに戻ってきて、フィリピン人とも話をして、改めてほっとしたんですけど、人の優しさや英語が綺麗で聞き取りやすいとか、物価の安さを考えても、セブはすごく住みやすいなと改めて感じました。
ただ、マレーシアもものすごくコスパ良くて、住みやすいなという所とシンガポールについては本当にハイクオリティーだったので、いつかシンガポールに住んでみるのもありだなぁとちょっと思いました。特にうちの息子とか娘がもう少し大きくなって、僕らもお金がないとダメだけど、お金があったら高いレベルの教育を受ける場所として、シンガポールはすごくいいと感じました。
同じお子さんでも年齢によって小さい時はフィリピンが良かったり、大きくなったらまた他の国というのも本当にありだと思います。これは僕らの持論なんですけど、英語教育をさせたいというのであれば、1番コスパが良いかなと思うのはセブかなと感じました。
小さいうちで英語がわからなくて、英語を伸ばすという段階であれば、例えば年間500万円の教育を受けても年間30万円の教育を受けてもそんなには変わらないと思います。英語を学ぶ必要よりも、英語で学ぶことが大事というところを重視すると、そこまで変わらないかなと思います。
高等教育まで行くと、マレーシアやシンガポールも見えてくると思うんですけど、セブはファーストステップとしては充分すごく良い環境で、英語環境の中でのびのびと育てることができるんじゃないかなというのは感じました。
子供が小さいうちは学校の英語もそうですし、セブみたいにベビーシッターを付けやすい国だと家でもベビーシッターにずっと英語で接してもらうこともできます。家族だけじゃなくて同じように愛情を持って育ててくれる人がもう1人家の中にいてくれることがすごく大きな助けになったりするので、子供が小さい時は本当にセブがおすすめかなと思います。
僕らはセブ在住がもうすぐ10年になるので、だいぶセブ贔屓というのはあると思うんですけど、そう感じました。今回も最後までご覧いただきありがとうございました。