こんにちは!
ここフィリピンでは女の子で目が大きくてまん丸ぱっちり二重だと、"Big eyes, big eyes!!"
といじめられるということを最近知りました、インターンスタッフそうすけです!
日本だと目が大きければ大きいほど良い、可愛い、みたいな風潮があるのでびっくりですよね!
では今日も先生インタビューいってみたいと思います!
目次
名前:Christine
人気:高い
明:るい
インタビュー前の彼女の印象は
明るくてしっかりとした人!!
です。
彼女はパァッと明るくて元気で冗談を言うのが大好きで、僕の中での「Theフィリピン人」ってイメージぴったりの先生なんですよね。
また、生徒さんからもとても人気があって彼女の授業は楽しい!という声をよく聞きます。
そんなTeacher Christine.今回インタビューを通じてその明るさの裏にある強さや自信の源を知ることができました。
今日はそのあたりに注目してもらえると嬉しいです!
では本編へどうぞ!
3年くらいになるかな!日本人にとっては長くないわよね?でもフィリピン人にとっては十分長い期間だわ。
(Maybe I've been working here for 3 years. I think It's not too long for Japanese, right? But I think it's long enough for Filipinos.)
私たちの文化ではないんだけど、多くのフィリピン人は5年以上同じところで働いたら他の新しいことを求めて違う会社に移ることを好むの。同じ場所にずっといたらストレスフルだものね。
(When Many Filipinos are in the same company more than 5 years, it's too long. We want to try new adventure. So that's why many Filipinos prefer to move to another company.)
そしてそれが日本人がストレスを抱える要因の一つだと私は思うわ。同じ会社にずっといるでしょ?同じ毎日の繰り返しだと退屈だし疲れるわよね。
(I think that's the reason why many Japanese people get some stress, because you stay in one company for a long time. It makes you bored and tired, because everything is usual.)
ー確かにそれは言えてるよね!ここに来る前はどこで働いていたの?(Exactly. Before coming here, Where did you work?)
セブにある他のESL(English as a Second Language:英語を母国語としていない方が第二言語として英語を学ぶことです。)のスクールで働いていたわ。働き始めてから7年くらい経つかな?
でも実は大学の専攻はホテルやレストランのマネジメントだったの。だから私はレストランやホテルのマネージャーになることになっていたはずなんだけど、私は今Teacherだわ!笑
(But actually, my major was restaurant and hotel management. So, I was supposed to be a manager in a hotel or restaurant, but I'm here, I'm a teacher now!!haha)
というのものね、大学生の時、私は両親からの経済的サポートを受けることができなかったの。だから自分で働いて学費を稼ぐしかなかった。その時の仕事がオンライン上で英語を教える仕事だったの。
(Because when I was a university student, my parents couldn't support me, so I had to work for financial need. My job was an online teacher for Korean students.)
そして卒業してから、私教えることが好きになってるわって気付いてそのままこの仕事を続けている感じかな。専攻とは全然かけ離れてるけどね!笑
(And after graduating university, I realized I started to love teaching! That's why I continue to teach English. So it's very far from my major!!hahaha)
ーそっかぁ、そういう経緯があったんだね!
どこで写真撮る?
日本ではたいてい学生時代にバイトをするってなると経験のためだったり自分のお小遣いのためだって聞いたんだけど、フィリピンでは少し違って、学生がバイトをする=自分の学費を稼ぐためというニュアンスが強いの。勉強をしながらのバイトはとても大変だものね。
私は大学生の頃、学校が終わった後夜の7時から夜中の12〜1時まで働いてまた次の日朝7時から授業が始まる、という生活を毎日送っていたわ。
(Just imagine, in my case, When I was a university student, I did part time job at night from 7 p.m. to 12 a.m. or 1 a.m. And my class started from 7 a.m. everyday, so my sleep time was only short time.)
私の子供時代で一番大変で辛い時期だったわね。でもそうするしかなかったの、私はとても貧しい家の生まれだから。
(It was the most difficult and tough time of my childhood and younger time, but I must have done it. Because I came from a very poor family)
私は運命を、人生を変えたかったの。
(I wanted to change my destiny. I wanted to change my life.)
だから私は大学に行こうと思ったの、自分のお金と努力で。大学に通ってちゃんと卒業すればいい職業に就けると考えたからよ。
(So, I tried to study university using my own money, using my own effort. Because I thought that studying and finishing university, I would get a better job.)
そして今、私の決断は間違ってなかったと思うわ。そして努力も決して無駄にはならなかった。今の生活は昔よりずっと良いもの。
(And now, I think it was not wrong decision, my effort was not wasting time. Because now, I can see my life is much better than before.)
ーそうだったんだね、すごいなぁ自分の力で成し遂げたんだね!
こっちはどう?
私は幼かった頃、木でできたとても小さな家に住んでいたの。あるのはたった一つの部屋だけ。キッチンもトイレもなかったわ。だから用を足すために森に行かなければならなかった。
(When I was young, I lived in very small house made of wood, and there was only one room. There was no kitchen, there was no toilet. We had to go to the forest to do.)
あとは電気も通ってなかったから夜に勉強もできなかったし、早くに寝なきゃいけなかったし、テレビも電話もなかった。
(And we couldn't have electricity, so I couldn't study at night. We had to sleep early. We had no TV. We had no telephone.)
だから小学生の時でさえ、先生の家でハウスキーパーのような仕事をしてお金をもらってそれを食べ物を買うのに使っていたわ。両親はちゃんとした仕事を持っていなかったからお願いなんてできなかったの。両親の仕事といえば森に行って木を切って集めて炭を作って売ることだけだった。
そして私は思ったの、こんな風には絶対なりたくない!ってね。
だから私は小学校を卒業するのにベストを尽くしたわ、すごい一生懸命勉強した。
そして言ったように私は貧しい家の生まれだったから高校に通わせてもらう余裕なんて全くなかった。
だけどね、セブには神父さんとシスターによって運営されているとても大きな全寮制の学校があるの。セブの他にはマニラ(フィリピンの首都)や海外にも数ヶ所あるんだけど、奨学制度で無料なの。
*小学生の時に担任の先生にそこを教えてもらってトライすることに決めて、幸運にもテストと面接をパスして無事入学できたの。
*フィリピンでは最近まで小学校の次は中学校がなくて高校だったそうです。
でもね、私たち学生は自分たちの家に1年に1度しか帰ることができなかったし、そこは大きな壁で囲まれていたから学校の外や周りを見ることもできなかったの。
(But, we could go home once a year, and the school was surrounded by big wall. So, we couldn't see outside the school and we couldn't go out.)
その学校は私たちがより良い人間になるためのトレーニング施設のようなものだったわ。(This school was a training place for us to be better people.)
そして女子校だったんだけどフィリピン中から生徒が集まり、私の時で5000人は生徒がいたわ。そこで私は4年間の高校生活を送ったの。
学校では英語しか使っちゃダメで、それ以外の言葉を話すと罰が課せられるの。バスケットボールコートの掃除とか食事抜きとかね。
(In this school, we have to speak English. If a student speaks her own language, she is subject to punishment, brushing a basket coat, not giving food, something like that.)
高校に入る前は本当全然英語ができなかったし、高校生になった時も変わらず話せなかった。でも他の言葉を話すとご飯もらえないし、お腹すくし、、だから必死に頑張ったわ!笑笑
(Before high school, I totally couldn't speak English, actually. Even in high school, I couldn't speak English. But if I couldn't do that, I couldn't eat meal, Oh my god, I'm hungry. That's why I tried to do my best.hahaha)
そのおかげもあって卒業後には英語上達したなってすごい感じたわ、学校外の人たちと比べてもね!だから大学時代のオンラインTeacherのバイトにも就くことができたの。
(After graduation high school, I think Oh my English had improved thanks to the school! better than people out side. That's why I could get a job as a teacher.)
その学校は厳しくて軍のようだったけど(笑)、5000人同じ時間に起きて、同じ時間に勉強して、同じ時間に寝て。同じ髪型に制服、並んだり行進のようなこともしたわね!笑
一人一人IDナンバーを与えられていて、下着ですら同じものだったからその番号で自分のものとわかるようにしなければならなかったしね。笑
全てが一緒!だから嫉妬や妬みもなかった。
(Everything is the same!! So, there was no envy, there was no jealous.)
でも私はそこで人生の生きる術を学んだわ。以前よりも良い人間になることができたの。
(But I learned basic techniques in life. I became a better person than before. Thanks to this school.)
Be trained to be working hard, (一生懸命働く事)
Be trained to be independent, (自立する事)
Be trained to get good skills, (良いスキルを身につける事)
Be trained to be a better person. (良い人間である事。)
Emotionally, mentally (これらのことを訓練されたわ、感情的にも精神的にもね。)
例えば、私はCxRで働いてきたこの3年間遅刻はほとんどしていないわ、あったとしても1回かな〜多分ゼロだと思うんだけど。高校時代に時間厳守を訓練されたからね。
ーいつも来るの早いもんね!わー今日はたくさんのいい話が聞けたよ、本当どうもありがとう!!(I know you always come here early. Thank you for your corporation! It was great time that I could hear your story.)
こうなりました!笑
ということで本日のインタビューいかがでしたでしょうか?
自分の置かれた状況や環境、大げさな表現かもしれませんが運命を変えるために自分で努力して乗り越えて。
Teacher Christineは本当いつもニコニコしていてしっかりした人だなと思っていたんですが、インタビューを通じて彼女の強さの正体を見ることができたように思います。
今では彼女は今の自分をとても誇りに思っていると話してくれました。
”自分の家を建て、両親の面倒も見て、電気も使える、冷蔵庫も携帯電話もある、両親にTVを見せてあげられる。私が小さかった頃に両親が経験できなかったことを今経験させてあげられる、とても嬉しいことだわ。”
と。
そしてまた同時に、
”日本人は気付くべきだわ、あなたたちはラッキーだと。だってあなたたちは日本人だもの。フィリピン人として生まれていないじゃない。あなたたちの両親はあなたたちに安全で快適な生活を与えてくれたでしょ?学校も行かせてくれたでしょ?こういった話を聞くたびにあなたたちはラッキーなんだと気付いてほしいわ。
でもね、私たちはその貧しかった経験があるからこそ、どんな問題を抱えていようとも強く入られるし、ハッピーでいられるのよ。そういったことを乗り越えてきたからね。”
といったメッセージもくれました。
強く優しいTeacher Christineの今までの話を聞き、改めて日本人であることはとても恵まれていることなんだと気付かされました。
その恵まれた人生を活かして、楽しく面白く最高な人生にしていかないわけにはいきませんよね!!
今回は少し長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!
See you until next time!!