こんにちは~!
岡本家のタクとミユです。
セブ島に親子移住して、
「子供を現地校に通わせたい」
「モンテッソーリ教育の学校がいい」
と考えている方必見。
今回は、「セブ島でモンテッソーリ教育を受けるならここ」ということで、「アバス」という学校についてご紹介していきます。
セブには名前にモンテッソーリとついた学校がいっぱいありますが、実は中身は特にモンテッソーリ教育をしてない学校もたくさんあります。
その中でも「アバス」は、きちんとピュアモンテッソーリと呼ばれているモンテッソーリ教育を取り入れた学校になります。
うちの息子たちが通ってる学校もモンテッソーリと名前についてるけど、全然モンテッソーリじゃないです。
娘の幼稚園は、教材とかしっかり整っていて、ミックスエイジを実践していたり、ビデオを見せる時間や室内で遊ばせるような時間もある感じです。
ピュアではないかもしれないけど、結構モンテッソーリも入ってる教育もあれば、本当にグラデーションがあって色々ある感じです。
「アバス」はピュアモンテッソーリで、かなり忠実にモンテッソーリのやり方を踏襲しています。
撮影NGでしたが、いくつかOKいただいた写真を撮ってきたのでお見せしながら進めていければと思います。
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ
まず、モンテッソーリ教育とは、イタリアのマリアモンテッソーリさんが作った教育方法で、個人の発展を重視して、整備された環境の中で自ら発見していくことに重きを当てた教育になります。
教師とは呼ばずに観察する人・導く人と呼ばれて、彼らが個々の創造性や集中力、身体性を重視して指導してくれます。みんなで座ってテキストをガリガリ勉強するという感じではないです。
例えば、カラフルな教材があって、10という数もビーズを触りながら「これが10なんだ。それが100個集まると1000なんだ。」みたいなことが、手にとって感覚として分かるような教材がたくさん用意されています。
なので、教科書がないです。ツールを使った上で、身体的なアクティビティを通して学んでいくのがすごく特徴的です。
「アバス」は、そういったモンテッソーリ教育をきちんと取り入れた学校です。
ちなみに日本でモンテッソーリを取り入れた学校は、幼稚園まではかなりあると聞いていますが、小学校になると私たちが聞いた時には2校でした。今は増えてるかもしれませんが。
日本ではなかなかか受けられないピュアモンテッソーリ教育を、幼稚園だけでなく小学校・中学校まで受けることができるのはすごく特徴的な学校かと思います。かつ英語で受けられるのもポイントです。
アバスの場所は、セブの中心地であるアヤラビジネスセンターから車で10分かからないぐらいのところにあります。
周りに大小のコンドミニアムが多々あって、スーパーもアバスから徒歩15分ぐらいの距離で2軒入っていて、その他にも隠れ家的なおしゃれなカフェがあったり、レストランも不自由しないくらいある地域です。
利便性はいい方に入るかと思います。学校の周りは「住宅街のここが?」みたいなぐらい溶け込んでいて、ゲートがひっそりあるみたいな感じです。
中の施設やクラスについてですが、すごく小さい学校です。というのも、モンテッソーリの学校は、ミックスエイジ(異年齢のクラス)といわれていて、3学年一緒に学習をします。
日本でいうと、年少さん・年中さん・年長さんで1クラス25人となっていて、それが2クラスあります。
そして小学校は、1~3年生で1クラス25人が2クラス、4~6年生で1クラス25人が2クラスとなっています。
全体で150人ほどしかいない、すごく小さい学校です。なので、おそらく全員が全員の名前を分かるぐらい小さくて、ずっと3学年一緒に過ごすので、中のお友達とかもすごい親密なお友達という感じです。
ただ校庭も小さいので、少し窮屈に感じる方もいらっしゃいます。
実は私もそうで、息子の幼稚園小学校を選ぶために見に行った時に、その時は校庭が小さい上に日よけとかも全くなかったので、外遊びが大好きなうちの息子には辛いなと思って選ばなかったという経緯があります。
クラスの中は、いろんな学年の人たちがわちゃわちゃして、テキストを開いて勉強しているわけではなく、楽しそうに工作してる子もいれば、楽しそうに自由にやってる感じはしました。
教室を「カサ」と呼んでいて、イタリア語で家という意味です。教室教室してなくて、中にキッチンがあったり、教材もすごく可愛く並べられています。
日本の教室だと、みんな黒板に向かって机を並べて座って受けると思うんですが、モンテッソーリの教室「カサ」は、何かをやってるテーブルに集まって各々やりたいことをやっているというような時間が長いです。
先生は、生徒25人に対して1人の先生です。先生と呼ばずに「ガイド」と呼ぶんですが、モンテッソーリでは教えるのではなく、彼らが自分たちで発見してることを導くといわれています。
ガイドの人が1人、アシスタントが1人ついているという感じです。教えるというよりは、自分たちで発見していくという、コーチング的な関わり方をする学校になるのかなと思います。
ミックスエイジなので、もうすでに知っている子が知らない子に教えてあげたりとか、そういうことも普段からできるようにガイドがフォローしています。
すごく自由に過ごしているので、日本の「まずはきちんと自分の席に座りましょう」というような座っていなければならないという概念から覆されます。
なかなか日本にいるとイメージつかない感じだと思うんですが、結構動画なども出ているので、YouTubeなどで調べてもらうとイメージつくかなと思います。
日本の教育に合わないというお子さんも、ここだったらもしかしたら合うかもしれません。逆に、あまりに違うので、初めて見に行くとすごく不安に感じられる親子さんもいっぱいいらっしゃいます。
好き好きだと思うので、見ていただいた上で検討していただくのがいいかと思います。
「アバス」は、入学試験はないです。英語力はそれほど問われないですが、3日間のトライアルがあって、その中でガイドの人が判断するという形になります。
英語力は問われないんですが、英語を母国語として話さない国、日本・韓国・中国の方の国籍はクラスで3人ぐらいまでに制限していると向こうの方がおっしゃってました。なので本当に少ない枠です。
1クラス25人しかないところに、2クラスで日本人が6人ぐらいまでしか入れないです。元々入ってる方々もいらっしゃるので、なかなか狭き門だなというのが印象でした。
学力的にハードルが高いというよりは、人数が限られてるから空いてないと入れないという意味で狭き門ということになります。
募集が始まったらホームページに載せるよと担当の方がおしゃってたんですが、私もアポイントメントとるのにEメールしたけど返ってこない学校なので、1回目は突撃して2回目は電話をしてというような形で対応してもらいました。
ホームページを待ってるうちに埋まっちゃってたみたいなことが起こり得る学校だなと思います。なので、すごく興味があるなら、電話する覚悟でいた方がいいし、早めに動いた方がいいです。
学費は、幼稚園の部は12万ペソ台で、小学校1~3年生が13万ペソ台、小学校4~6年生が14万ペソ台です。
小学生で年間35万円〜40万円ぐらい、幼稚園で年間30万円ちょっとぐらいの金額はかかってきます。
ただ、ピュアモンテッソーリで、しかも英語教育で受けられるのであれば、年間30万円はだいぶ安いかなという感じです。
モンテッソーリで小学校まで行かせたいという方にとっては本当に素晴らしい環境なんじゃないかなと思います。
今回は、ピュアモンテッソーリの「アバス」という学校をご紹介させていただきました。
モンテッソーリという特殊な教育になるので、とくに「日本で幼稚園は受けてたけどその先の小学校がない」「英語でモンテッソーリ教育を受けられたら最高だな」と思ってらっしゃる方にとってはすごく魅力的な学校だと思います。
僕の印象としてはこじんまりとしたところに佇むようにあって、中には優しく穏やかな空気が流れてるなという印象を受けたので、すごく親しみやすい学校に感じました。
ずっと友達が一緒にいられるのもいいですね。あと宿題がないので、お母さんの安心感もあります。
フィリピンに来て「息子娘が宿題を持って帰ってきた、さあどうする」というのが母親父親のストレスになる場合もあるので、それがないのは親にとってもいいですね。
興味がある方は是非調べていただいたり、お問い合わせいただければと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。