- NEW
- ブログ
- セブ島親子留学・親子移住
シングルマザーから育休ママ&パパまで!セブ島親子留学で変える子どもと親の未来|後編)森本さんインタビュー

こんにちは~!
岡本家のタクとミユです。
今回は、元小学校の先生で現在は民間企業向けに人材育成や開発をされている友人の森本さんから、セブ島留学やクロスロードについて、僕たちへご質問いただきました。
「セブ島に親子留学してみたい」
「留学のタイミングっていつがいい?」
など、フィリピン留学に興味がある方の参考になれば幸いです。
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ
今までの留学者の累計

森本さん「私はもともとセブに住んでたので、10年くらい前のクロスロードをちょっと知っているんですが、コロナも経験して10年経って今のクロスロードがあって、全然違う学校になってるなという感じがするんですよ。この10年間に色々なことがあったと想像できるんですが、実際今までの留学者数はどれくらいなんですか?」
タク「ざっくりと数えると、卒業生が約3,000人です。約10年間での数なので、規模的にはそんなに大きくないです。年間約300〜400人ですね。今は親子留学をやっているけど、前は旅人やワーキングホリデーの人が多かったんですよ。親子留学に限っていうと約400組です。コロナ前とコロナ後で合わせて。」
ミユ「コロナ前は親子留学コースとしてやってました。」
森本さん「当時は全部ではなかったんですね。」
タク「約400組で1家族が3人とすると、約1,200人なのかなという感じですね。」
コロナ前後の比較

森本さん「じゃあ親子留学って、コロナ前とコロナ後でそれぞれどれくらいの人数が来てたんですか?」
ミユ「コロナ前に比べて3倍くらい。」
森本さん「コロナ明けてからの親子留学が圧倒的に数が増えている?」

タク「多いと思います。」
ミユ「部屋数も3倍に。」
タク「時期にもよるんですけど、夏休みだと短い期間の人がたくさん来るんですよね。今の時期になると、10組ちょっとぐらいいらっしゃるので。」
森本さん「そうですね。10組ぐらいいたかもしれないですね。日本全国いろんなところから。」
どういう人が来ている?

森本さん「親子留学で来ようとすると、当然子供も学校があるし、親も仕事があると思うんですけど、どういう人たちが来てるんですか?」

タク「まず家族構成で行くと、母子が6割くらいで、その中にはシングルマザーも多いです。後は家族みんなで来る場合が3割くらいで、父子が1割くらいです。もしくはそこに祖父母も来ちゃうパターンもあります。最近パパが連れてくるケースが増えています。」
仕事と留学の両立

森本さん「そうなってくると、仕事が当然あると思うんですけど、みんなどうやって仕事と留学を両立されてるんですか?」
ミユ「ママのみ来ている場合は、パパが日本に残って仕事をする形で、コロナ後はリモートワークをしながら留学する方も増えました。あとは育休中に留学される方もいて、パパも育休取ってる方もいらっしゃいます。」
タク「Wi-Fi環境もあるので、普通にこちらで仕事をされていますし、両親ともに育休をとって家族で留学される方もいます。」
森本さん「昨日も1人いらっしゃいましたね。」

タク「あとは、事業売却(人に任せて)して来る方もいらっしゃいますね。」
森本さん「特にコロナによってリモートワークがいろんな現場に浸透したから、パパも留学に来やすくなったという感じですかね。」
タク「パパも育休が取れることも大きいですね。」
森本さん「昨日私がお会いしたお父さんも1年育休取って家族で1ヵ月留学に来ているという感じで、すごく良い経験ができてるとおっしゃってました。来ようと思えば来れるっていうことですね。」
フィリピン留学の現状

森本さん「もう10年ぐらいフィリピンセブ島で語学学校をやっていると思うんですけど、この10年でフィリピンの語学留学ビジネスも変化しているのではと思って。韓国人はすぐに戻ってきたけど、日本人の回復が遅いと聞いてたんですけど、2025年のフィリピン語学留学市場の現状はどんな感じですか?」
タク「僕のざっくりとしたイメージだと、コロナ前が100だとしたら、トータル100に戻ってきているというのが実感で。そのうち半分が日本人で、それ以外は韓国人や台湾人ベトナム人ロシアの方もいてという感じで、日本人は100戻っていなくて80%くらいで、それ以外のところが増えているからトータルで同じかもしくはコロナ前よりも増えているんじゃないかなというのが、僕の周りの語学学校経営者と話をした印象です。」
森本さん「AIの発達はグローバル展開しているから日本以外もいろいろな国で使われていますが、日本人よりも他国の人の方が改めてフィリピン留学の価値を実感して、コロナ前よりも増えている?」
タク「来ていると思います、僕の感覚では。あとは、日本人の人たちに限って言うと、今までは個人の方や旅人、大学生などが多かったんですけど、今は本当に多様化していて、社会人や親子、シニアの方、会社を退職して自分を考える時間も欲しいということで3ヶ月セブに行きますという方もいて。その中で親子留学も確実に増加しているので、いろんな人に広まったなと感じています。」
森本さん「それは素晴らしいですね。」
留学の期間・年齢

森本さん「私の周りにも、フィリピン留学に興味があるけど学校も仕事もあるしと、タイミングを探っている人がいるんですけど、どのくらいの期間そして何歳くらいの頃に行けるといいと思いますか?」
ミユ「長期間でない留学と考えると、何歳でも行ける時に行くのがいいかなと思います。どの年齢でも、受け取るものが違ってくるけど、良いものが受け取れるので。日本でいつも通りの生活をしているよりは、行ける時に行っちゃうのがいいかなと。」
森本さん「6歳未満の未就学児も得るものがあるし、どの学年でもそれぞれのタイミングで得るものがあるから、悩んでいる位だったら、今だと思った時に行った方がいいと。」
タク「タイミングは逃すといけなくなる可能性があるのと、語学学校への留学だとどの年齢でもちゃんと学校側が年齢に適したカリキュラムを提供できるので、留学だったらいつでも来たほうがいいと思います。
でも、移住の場合、移住先での通う学校が問題ですね。フィリピンの私立の学校に通わせる場合は、小さい頃に来たら学校を選べるんですよ。なぜかというと学校に入学するための英語力のハードルがそれほど高くないから。けど、これが小学校の中学年・高学年、中学生、高校生になればなるほど、英語力がないとそもそも入学すらできないという話になるので、移住で来て現地の学校に通う場合は早い方が良いと思います。子供たちの負担もかなり違うので。」
森本さん「未就学児で来ればほぼ入学可能ですか?」
タク「うんうん!」
森本さん「あとは、日本の学校に通わせるか、フィリピンの学校に通わせるかの決断ということですね。」
留学中の学業・仕事

森本さん「子供を送ろうと思った時に、子供の学校を休ませていいのかという不安と、親は仕事をどうしたらいいんだろうかというところが気になると思うんですけど、こんなふうにやってるよという話をお聞きできますか?」
ミユ「受験して私立の学校に通っていた場合は、話は別だと思うけど、普通の公立の学校は1、2ヶ月休むのはそんなにダメですという事はないです。学習面では遅れたりとか当然のようにみんなが進んでいる中で自分がやっていない期間が生まれるので、それはチャレンジタッチやスマイルゼミを活用してやったりとか、学校に相談するとその分のドリルを配布してくれる先生もいるので、まずは先生に相談するのがいいかと。」
タク「実際、幼稚園は休ませても問題ないと思います。学習が遅れる感じにはならなくて。積み重ね学習は無いので。だから幼稚園の子は普通に休ませてきています。小学生になると低学年であるほど学校は休ませやすいかなという印象はあります。学習をキャッチアップするには、タブレットの学習教材も揃っているので、皆さん夕方に少しやってます。」
森本さん「難しい話ですよね。英語の勉強をしっかりしてほしい一方で、日本の学校の勉強には遅れてもらいたくないから、それをどう決めるかですね。両方頑張れっていうので、子供が頑張れるのであればやってもいいかもしれないし、性格的にこの子は英語だけにしておいたほうがいいなと思ったら、留学中は英語の勉強して日本に帰ったら日本の勉強を復習というかみんなについていけるように頑張るという形で。親の仕事ですが、持ってきてリモートワークしている人が結構いるんですか?」
タク「増えましたね。」
森本さん「レッスンは融通がきくんですか?この時間ミーティングなんだけどという場合、それは調整できるんですか?」
タク「その調整は難しいので、そういう方の場合は1日2時間にしますとか、レッスンをとらなくてもいいという形にしてます。子供たちだけレッスンを受けて。もしくはパパは仕事をしてるけど、ママと子供たちがレッスンを受けるとか。」

森本さん「来てるだけでも得られるものがありますもんね。結局フルリモートで家で仕事をしているくらいなら、パパはフィリピンに拠点が変わっただけで、家族が英語の勉強していると。」
ミユ「家事ないしね。」
森本さん「そうですよね。」
タク「休日はみんなでリゾートに行ったり、カオハガン島に行ったり。」
ミユ「この間ママが仕事で行けませんってこともあったけど。」
タク「ママが仕事してるパターンもありますね。」
森本さん「自由度が色々あるから、自分の状況に合わせて仕事や遊びを調整しているんですね。」
居住環境

森本さん「部屋は1家族に1部屋ですか?」
タク「そうですね。まさにここもそういう部屋なので。まぁまぁ広いです。」
ミユ「1部屋に1家族で、3・4世帯が住んでます。あとは独立で1家族で2 LDKが使える部屋もあります。」
語学学校以外での経験

森本さん「私の友人にも、子供が2、3人いて、小学校・中学校と多年齢ですが、あの家族がここに来て幸せそうに暮らすのが浮かびました。とすると、語学学校以外でどんな経験ができるんだろうってたぶん気になると思うんですけど、週末の過ごし方や夕方の時間はこんなことがおすすめということなどがあれば教えてください。」
ミユ「普段の生活で行くと、15時にレッスンが終わり、プールがついているのでプールでひとしきり遊び、食事を食べたらもう一回友達と遊ぶという感じで、ずっと友達と遊んでます。」
森本さん「お友達は日本人のこともあれば、私立の学校へ行くと現地の子達と遊ぶこともあるんですか?」
ミユ「現地のお友達とは、約束をしてどこかで会わないといけないので、頻度は少ないです。」
タク「レッスンが終わったら親が迎えに行きます。クロスロードに滞在している人だったら、クロスロードが車を出して迎えに行きます。そして帰宅するので、放課後に学校の友達と遊ぶ事はあまりないですね。」
ミユ「日本みたいに〇〇公園集合な!みたいなのはないですね。」
タク「土日に関しては、僕らの希望というかみんなを見ていてもそうなんですが、色々と出かけて欲しいんですね。バスに乗ってITパークで買い物をするとか、レストランで食事をするだけでも初めは大冒険じゃないですか。バスの乗り方もわからないし、どこで乗ればいいかお金はどう払うかもわからないので、英語を使ってチャレンジするのはそれだけで冒険だし、異文化体験だと思うので、当然フィリピン人とコミュニケーションも取れるので、そういう経験を増やしてほしいし、実際皆さんがそうしているかなと思います。あとはレクリエーションもありますね。」
ミユ「セブでしか見れないジンベエザメと泳げるスポットとか。」
タク「カオハガン島とか、スミロン島とか、良いところがいっぱいあるじゃないですか。」
森本さん「海きれいですからね。ダビングしてもいいし。」

タク「僕らの最近のおすすめは、山がめちゃくちゃいいので山推しなんですけど。山のほうに遊びに行ってもすごく最高です。」
森本さん「タクさんめっちゃハマってるなって思ったんですけど、ドローン飛ばしてね。めちゃくちゃきれいな海をドローンの空撮で、FPVだとめちゃくちゃ綺麗ですもんね。」
タク「ドローンは結構飛ばしていこうかなと。」
森本さん「こっちは飛ばし放題なので(笑)日本では絶対撮れない映像が撮れて最高ですね。」
タク「あとはセブ島とか、発展途上国の現実を知ってもらう意味で、ボランティア活動への参加もおすすてです。お墓に住んでいる人とか、ゴミ山で仕事をしている人たちもいるんですね。なのでそういう現場を目にしてこういう世界もあるんだと知ってもらういい機会になるかとおもいます。」
森本さん「そうですよね。まだまだ貧しい環境の子たちがね。10年前私がいた時よりはかなり改善はされた感じはありますけど、それでもまだまだ残っているというか。」
タク「そうですね。貧困層は変わらないんですよね。発展しているのは、上流の中流階級以上が発展していっているので。」
森本さん「こんなところに住んでいるんだなという景色が見られますもんね。あと私のおすすめは、ラーメン屋がすごく高額なのにめっちゃ並んでいるとこあるじゃないですか。日本人の私でもお金を払うのに躊躇するお金の使い方をされてますよね。あのような景気の良さとか経済状況とかは日本にいるのと、全然違う感じで、いろいろ勉強になります。」
タク「スーパーマーケットめっちゃ高くないですか?日本と同じかすでに日本より高いかくらいですよね。」
森本さん「本当ですよ!私が住んでいた頃よりも確実に物価が上がっているなと感じたし、日本と比べても卵はすごく高価で。」

タク「1杯1,800円のラーメンをフィリピン人は行列を作って食べてますからね。」
森本さん「なんでこの人たちがこんな高価なラーメンを食べられるのかという問いを持ってフィールドリサーチをすると、それはそれで勉強になりますよね。」
タク「めっちゃ面白いと思います。」
森本さん「国の産業構造がこうなってるのかとか、日本や他のアジアと違うなとか、すごい学べることが多いと思うのでおすすめです。」
ミユ「じゃあちょっと取り入れます!」
タク「子供たちのグループレッスンに。」
ミユ「高学年のレッスンでやります!」
森本さん「不思議がいっぱいありますからね。なんでこれはこうなんだろうという。そうやって、日本と違うものを見ることで、日本の今まで見えてこなかった側面が初めて見えてきますもんね。」
森本さん今後の展望

森本さん「私が聞きたかった事はいっぱいあげようと思えばあげられるんですが、一旦こんな感じで。」
タク「じゃあ最後に僕から森本さんに。今セブに来ていらっしゃるじゃないですか、今後はどうして行こうかなみたいなのはあるんですか?」
森本さん「私の今のPurpose(企業が何のために存在するのか)は、時代が必要とする学びの機会を作って届けるみたいなことをテーマにやってるんですよ。今の日本を含んでみると、伸びていく産業よりはどっちかというと、内需より外需、インバウンド向けだったり、日本の実は知られていないけど価値のあるサービスを海外に届けていきたいと考えたときには、英語力は絶対必要だし、恐れずにアグレッシブに手を挙げていけるようなマインドがすごく大事になってくるなと思うので。この辺の素養とか姿勢を開発しようとすると、フィリピン留学はめっちゃいいと思っていて、引き続きここに連れてこられたらいいなと思っています。
フィリピンに来れなくても違う国に行くことでもいいと思いますが、日本の伝統的なものさしから半歩外すことをしないと、みんなどんどん衰退のニュースばかり浴びて暗くなっていっちゃうじゃないですか。希望もやる気もなくなってしまうので、半歩離れて客観的に見て良いところも山ほどあるので、世界に足りないものも山ほどあるので、行き来ができる人を増やす活動をしていきたいと思っています。
最後に、昨日の夜盛り上がったんですけど、ちょうど今クロスロードにも大きな組織の中で育休をとって、仕事を持ちながら自分のキャリアも考えている40代前後の方がいて、ずっと喋っていると新しいビジネスが生まれてきそうな予感すらあって、ビジネス版テラスハウスみたいだと思ったんですけど、ビジネス版テラスハウスはすごい需要がありそうだから、それを作って広げていきたいと思ってます。」
タク「めっちゃ楽しみだね!」
まとめ

タク「ありがとうございました。本日は元小学校の先生で、現在は民間企業向けに人材育成や組織開発をされている友人の森本さんにお話を伺いました。森本さんありがとうございました!」
森本さん「ありがとうございました!」