2019.08.09NEW

「スラムの人たちと生活して見えてくるもの、そこから出来るもの」

こんにちは^^

インターンスタッフのまなみです!

 

今回は先週ゲストとしてクロスロードに

来てくれました「大野さん」について

お話しようと思います!!

 

大野さんとは?

本名:大野 宏さん
職業:建築家 

Studio on_site (NPO法人登記中)

滋賀県立大学博士課程後期


4年前にフィリピンのレイテ島での

台風の被災時に、街が全壊した

地域タクロバンのスラム街

仮設住宅を建設しました。

 

そこから途上国被災貧困地を中心に

設計・建設活動をしている方です。

 

そんな大野さんがワークショップを

先日開催してくれました!!!

 

皆さんどちらに住みたいですか?

最初に挨拶をした後に

この2つの写真を見せてくれた大野さん。

 

 

 

「同じ地域、同じ人種の人、同じ貧困層の人々が暮らしています。

皆さんはどちらに住みたいですか?どちらが好きですか?

 

「ちなみに僕はどちらにも住んでいます。」

 

大多数で最初の写真を選ぶ人が多かったです。

この質問にはどんなメッセージが

込められているのでしょうか?

 

この後この写真の意味を説明してくれました。

 

 

きっかけは東日本大震災でした

もともと途上国の貧困に興味はあったけど

建築で何が出来るか分からなかったという大野さん。

 

建築学科のある大学に入学する年に

東日本大震災で建物が全て流されている

映像・光景を目の当たりにして

 

「自分にも何かやれることがある」

 

と感じたと話してくれました。

 

 

そしてフィリピンを訪れた際に

「子供の未来を話す場所がない。」

と現地の人から言われたので

でこの建物作ったそうです。

 

東日本大地震の時に竹林だけは流されなかったというエピソードから竹を使って家を作ることを決めたという大野さん。修復を重ねて8年間ずっと守られています。

 

 

建物ができた後現地の人たちに笑顔が生まれ

建物でこんなことが出来るんだと実感し、

建築の可能性に気づいたと話してくれました。

 

 

 

 

スラム街に住む

2013年11月にフィリピンのレイテ島を

襲った台風によりタクロバンは壊滅状態に。

 

2014年夏、授業の一環で現地を訪れた大野さん。

現状に心を痛め自分に何か出来ることはないかと思い

2014年秋、ノコギリとハンマーを持ち単身で再訪します。

 

すごい行動力ですね...!

 

 

「貧困層の被災された人達はどういう思いで生活しているのか」

 

現地の人達のリアルな声生活を感じるために

 

スラムで生活を送ることを決めます。

 

住民達と1ヶ月半滞在し、手探りの状態で

被災地の町にココナッツの木と竹で組んだ仮設住宅を完成。

 

被災地の人達を助けるつもりが、助けてもらいながら

仮設住宅を建てることが出来たと話してくれた大野さん。

 

24時間スラムの人達と暮らす中で

心から幸せそうな、笑顔で暮らす人々をみて

 

貧困とは何なのか』

『自分は余計なことをしたんじゃないか』
『このままでいいんじゃないか』

 

と思うようになっていました。

 

 

みんなに助けてもらってばかりで

建築家として何も出来ていない。

助けてもらった恩を返したい。

 

そのためにインド、ウガンダへ

建築を学ぶために修行に行きました。

 

そして2018年フィリピンに戻ります。

 

 

暮らしながら作る

大野さんが戻ると町の状態は大きく変化していました。

 

海沿いにある貧困層が住む地区は移住禁止となり、

内陸部に強制移住させることになりました。

 

 

 

政府は沿岸部を災害危険エリアとして

移住を禁止し、タクロバンから離れた

土地に建設した復興住宅に移動させます。

 

しかし予算がなかったため政府が

建設したのはこの復興住宅のみ

生活する上で必要な市場、学校、教会など

公共施設はありませんでした

 

コンクリートの箱型の住宅が並べられ、

そこには沿岸部にあった活気に溢れた

生活は全くなくなってしまったそうです。

 

 

ワークショップの冒頭でお話してくれた時の写真です。

一見右側の方が綺麗で住みやすそうですが、それは政府の援助する側が想像しただけで、実際の声は違うことがあるのですね。

 

 

そんな町を歩く中、村人達から

 

『町の中に話す場所がない。』

『せめて人が集まれる教会が欲しい。』

 

と相談を受けた大野さん。

集会の機能を持つ教会

建設することを決めます!

 

現在も現地の人たちと協力しながら教会を建設中です。

 

「住民が自力で何かを作るきっかけになれば」と話されていました。

 

 

大野さんの大切にしていることとは?

 

『現地に入り浸りその人たちと生活をしながら、

現地の人と同じ気持ちになり建物を建てることです。』

 

 

 

自分たちが良いと思ったことでも

その人たちにとって本当に

良いものなのか分からないこと。

 

実際に一緒に生活してその人達の立場にならないと

見えないもの、感じられないものがあること。

 

今回大野さんから教えてもらいました。

 

 

また大野さんはフィリピン・タクロバンで

 

現地生活体験

壁画制作ワークショップ

被災地&自然ツアー

 

などのツアーも行っています。

 

村の人にタクロバンを案内して頂き生の声を聞き、現地に住まい、現地の食べ物を食し、建設した建物に子供達と一緒に壁画を描くことができるツアーです。

現地に暮らしてみて初めてわかることが沢山あると思います。

 

皆さんもし興味があったらスタッフまで

声をかけてくださいね〜^^

 

 

大野さん、本当に貴重なお話ありがとうございました!!!!

この記事をかいた人

まなみ

世界一周の途中でクロスロードに出会いました。アジア→中東→アフリカ→南米と旅を終えてインターンとしてクロスロードへ戻って来ました。好きなことはバドミントン、ヨガ、マクラメ、映画、旅です。旅を思いっきり楽しんだおかげでかなり太ったので現在ダイエット中です(笑)。