こんにちは!
フィリピン・セブは毎日とても暑い日が続いています。
晴れたセブの青空が大好きなので、空を見上げては「最高♡」と思いつつ、それでもやっぱり・・・暑い!暑すぎる!笑
お天気に恵まれた連休中にシキホール島へ行き、思いっきり楽しんで幸せな気分になっていたのも束の間・・・最近は度重なる口内炎と格闘しています(笑)、インターンスタッフのペクです!
さて、いつもはインターンスタッフのそうすけがお送りしている、Teacherインタビュー!
今回は特別に私、ペクが書きますよ~!
そうすけのブログが最高に面白くて、毎回めっちゃ楽しみにしている分、いざ自分が書くとなった今、正直めっちゃ緊張・・・してます。
という前置きはさておき(笑)、早速今回のTeacher インタビューに参りましょう!
目次
名前:Jerah
家族:めちゃくちゃ優しい旦那さん(羨ましい!笑)と娘・息子
チャームポイント:(あくまで個人的な意見だけど)真っ白な歯
最も苦手な家事:洗濯(でも、同時に手洗いだから一番のストレス解消法だとも…笑)
インタビュー前の彼女の印象は・・・
強くて、芯のしっかりした女性!!
彼女、とにかくカッコいいんですよ!笑
スタイルもいいし、笑顔も素敵だし、歩き方もクール!
密かにめっちゃ憧れ♡でしたね、ハハハ(照)!
そんな彼女、クロスロードでは通常の授業はもちろん、金曜日のスピーチクラスを担当してくれています。
私も1ヶ月に1回ぐらいのペースでスピーチにトライしているのですが、毎回フィードバックのコメントが有難すぎるぐらいびっしり!!
卒業するまでには、一回ぐらい彼女をあっと言わせるスピーチがしたい・・・と密かに思いながら、挑戦し続けています(笑)
そんな彼女の芯の強さや仕事への情熱は一体どこから来ているのでしょう・・・?
お話伺ってみたので、是非ご覧下さい!
ここに来る前も4年間、韓国系の語学学校で英語講師をしていたの。
対面での指導はもちろん、オンラインでも指導していたよ。
でも、ここに来ることになったとき、実は一旦英語講師の仕事は捨てて、もっとお金を稼ぐために工場労働者として日本へ行こうとしていたんだよね・・・
ーえ、そうだったの!?どういうこと?
私、元々専攻は看護学で、本当は看護師なのよ。
でも、フィリピンの看護師は給与も高くないし、私はそこに可能性を見出すことができなかった。
家族がいる私にとって、家族を養うのに十分な収入を得ることが何より大事なことだったからね。
海外で働くことを考えたときに、候補となる国はいくつかあったけど、得られる給与が高く、地理的にフィリピンと近いのが日本だったから、日本に行こうとしてたの。
家族がいるから、万が一のときにフィリピンにすぐに戻って来れる場所というのが絶対条件だったね。
ーそっかぁ・・・そこからなぜクロスロードへ?
よく分からないんだけど(苦笑)、日本行きの最終段階に来たときに、突然タクさんから、「英語講師を探していて、面接を受けてみない?」って電話が掛かってきた!
日本に行こうとしているときに、日本人オーナーの会社から誘われるという偶然に、正直とっても混乱したわ!
ーむむむ!?タクさんと元々知り合いだったの?ってか、そんな訳ないよね・・・(思わず自己完結してしまった笑)
そうね、全然知り合いではなかったよ~!
だから、電話が掛かってきたとき、私自身も「この人、どこから私の番号知ったんだろう?」ってちょっと怪しく思っちゃった(笑)
よくよく話を聞いてみると、元々クロスロードに勤めていた先生と私の友達に共通の知人がいたからみたいなんだけどね!
まずは旦那さんに相談したよね・・・
日本に行こうとしていたけど、フィリピンにある日本人オーナーの会社で、日本人の学生のために仕事をするなら、日本で働くのと近い感じじゃない?って旦那さんに言われて!
それならフィリピンに残って働いて欲しいって話になったの!
もう知っているかもしれないけど、フィリピンでは何より「家族」が大事だから。
だから、迷ったけど面接を受けてみることにしたの。
面接でここに来たときのイメージは、とにかくアットホーム!
とっても居心地よく感じたわ。
何よりね、面接の中で英語で自分のことをいろいろと話すじゃない?
英語で言葉を紡ぐこと、それがただただ心地よかったの。
そのときに、気づいた。
あ、私はやっぱり英語講師として働くべきなんだ・・・って。
でも、ひとつだけ不安があったの。
今まで私が勤めてきた学校はすべて韓国系の学校、韓国人の生徒しか教えた経験がなかった。
だから、日本人オーナーの学校で日本人の生徒を教えることがとにかく不安だった。
面接に合格したという知らせを受けたことで、不安はあるものの、この道を進むよう背中を押してもらった感じかな?
それが、2013年の2月のこと、もう5年以上前だね・・・(遠い目)
大学卒業後すぐに看護師として一旦は働き始めたの、1年間だけね。
もちろん当初はその仕事を続けるつもりだった。
でもね、見てしまったのよ・・・勤めていた病院の関係者と強いコネのある人が採用されたり、昇進していくという現実を。
完全に嫌気が差しちゃったの、そんな世界に。
それに、元々すごく熱意があって看護師になったというよりは、私の学費を援助してくれた叔母が「看護師になるのであれば、大学卒業までサポートする」という条件だったからという理由だったし・・・
ーそっかそっか・・・看護師の仕事以外ってなったときに、他にもたくさん選択肢があったと思うんだけど、なぜ英語講師に?
自分自身がもっと英語のスキルを伸ばしたいと思ったから。
学費を援助してくれた叔母は、私がイギリスで働くことを望んだの。
イギリスに行くためにはIELTSが必要で、そのために英語をもっと伸ばす必要があったという感じね。
もちろん、私は英語講師になるぐらいだから、自分の英語のスキルについてはそれなりに自信はあったけど、すごく自信があった訳ではなかった。
英語講師として働く中で、もっと英語に触れることで、英語のスキルを伸ばそうというのが最初のきっかけね。
実際やってみると、本当に・・・楽しかった!!
同時に、私にとってすごく情熱を注げるものでもあったわ。
特に、ESL(English as a second language)の先生として、他国の生徒さんに教えることは!
だって、私は彼らが学びたい英語を教えてあげられるでしょ?
一方で、私は海外に行ったことがないんだけど、生徒さんと接することで他の国の文化や考え方に触れることができる!
いつか日本や韓国に行くことになったとしても、既にたくさんの生徒と話をして知っているから、不安を感じずに踏み出せそうって思うもん!
ーなるほど。Jerahの楽しさがすごく伝わってくるよ!本当に「教える」ことが好きなんだね!
そうね!
「教える」ことって、毎日が新しい発見で満ち溢れているの!
その発見を通して、「新しい自分」、「今までとは違った自分」になれる気がしているんだよね~!
看護師として海外で働くのが昔の夢(まぁこれは私の夢というよりは私の家族の夢だったわね)だったんだけど、昔描いていた夢よりもはるかに英語講師としての道のりを進む方が明るい未来が待っている、そんな気がしてるわ!
もちろん、私は英語講師であるとともに、家庭では妻であり、母でもあるからタイムマネジメントが難しいし、クロスロードではヘッドティーチャーもしているから苦労もあるけどね。
実際、クロスロードに来たときも日本人オーナーのもとで、日本人の生徒を対象に教えることに慣れるまで結構苦労はしたかな。
それでも苦難は進んで受けようぐらいな気持ちでやってきた感じだね!
何か決断をするときはリスクを取ることを恐れないようにしているね。
絶えず挑戦、そんな感じかな!
だって、もしそのチャンスを掴み取らなかったとして、明日は何が起こるか分からないよね?
挑戦や大変なことを乗り越えることでしか自分を試せないと思っているわ。
ーおぉ・・・すごいね!なんでそんな風に果敢に立ち向かっていけるの?(かなりのヘタレ、ペクは非常に気になる!!)
う~ん、これまでたくさん苦労してきたからかな?
私、8歳のときに父を亡くしているの、これが本当に辛かった。
父の面影や記憶がないまま育っていくこと自体も辛いし、経済的にも苦しかったわ。
どうしても学位が欲しいって思っていたけど、私はもう十分な教育を受けることができないんだろうなって諦めていた。
幸いなことに、叔母が経済的に援助をしてくれることになり、大学には行けることになったんだけどね。
だから、自分のなりたいものよりも家族が目指して欲しい道を進むしかなかった。
生前父はなんでもいいから専門職に就いて欲しいと思っていたし、叔母は看護師になって欲しいってことだった。
もちろん私の本望ではなかったけど、家族の望みを受け入れることもひとつ、自分にとってのチャレンジだと思ったんだよね。
だから、看護学を専攻し、看護師になることにしたの。
ーそれは辛かったね。教えてくれてありがとう。本当は何になりたかったの?
私、昔から家や建物を作ったり、書いたりすることに興味があったの!
だから、建築士になりたかった。。。
ーそっかぁ・・・やっぱり建築の道に進まなかったことを後悔したこともある?
う~ん、大学を卒業するって簡単なことではないけれど、好きなことであれば情熱を持って頑張れると思っていたんだよね。
それに、4年もの間、自分の心動かないことを勉強するって時間が無駄になりそうって思ったこともあったし。
でも、叔母は看護学を専攻しないと支援しないという話だし・・・
完全にジレンマに陥っていたし、苦渋の決断だったよね。
当時は、とりあえず看護の道で学位を得て、働くことさえできれば、自分のしたい勉強はあとからいつでもできるって思ったの。
ただ、それも全然思うようにならなくて!
予想以上に早く家族ができちゃったから。
それもひとつ自分にとって大変なことだったよね。
でも、どんな選択も今となっては後悔は一切ないよ!!
看護の道には進まなかったけど、学位を取ったおかげでこうやって英語を教えるという道を見つけた訳だし。
それに、一緒に過ごせる家族がいるのはこのうえなく幸せなことだと思っているから。
これまで数々の困難を乗り越えてきたからこそ、どんどん強くなってこれたと信じているし、今までのいろいろな経験が今の自分を形作っている、そう強く思っているわ。
そうね・・・厳しさだと思う。
多分、私って一番厳しい先生としてみんなに知られている気がする。
何度も生徒からそういう風に言われてきたしね・・・。
ー確かに・・・第一印象はちょっと厳しそう?取っ付きにくかったな・・・(ペクの場合、Jerahがカッコよすぎたというのもある。)
いや、ちょっと待って!それは誤解よ!笑
確かに厳しいけど、私、英語を話す場面や授業以外では全く厳しくないから~!
むしろキャラクターの部分は、自分のことを明るく愉快だと思っているし、ときどき変態(爆笑)!
ーえっ・・・変態!?(正直、面白過ぎて思わず吹き出した)
むしろ変態キャラクターは眠い生徒を叩き起こす、最高の手法だよ~!
ここに初めて来たときは全然そんなキャラクターは持ち合わせていなかったんだけど、ここで効果的な手法であることを知ったの!
みんな英語を勉強したい気持ちはあるけど、ときどき勉強が退屈になることだってある。
そういうときは思いっきり笑わせて、楽しく勉強できるようにしているの!
ーなるほど!ときに厳しく、ときに楽しくという感じね!その他、特に心掛けていることは?
多くの生徒は「話す」ことが大事だと思いがちだけど、私個人の意見としては「聞く」方がもっと大事だと思っているの。
赤ちゃんが言葉を覚えるプロセスだって耳から始まるでしょう?それと一緒だよ!
そのために、私はみんなの発音には特に厳しくしているね。
正しい発音を知らないと、聞いても理解できないでしょう?
間違った発音で話している生徒がいたら、必ずどこがどんな風に間違っているのか、どんな風に正しく発音するのかを根気よく伝えているね。
みんなすぐに正しい発音を忘れるから大変なんだけど(苦笑)!
ー今日は素敵なお話、本当にありがとう!何か生徒さんにメッセージは?
英語を学ぶことは簡単なことではない、でもクロスロードに来たら、留学期間によらず確実に英語は伸びると思う!
先生たちはみんな親切だし、いつも生徒さんを助けたいという情熱で溢れているわ!
あとは・・・今も話したけど、英語で「聞く」力を大事にして!
洋楽を聞いたり、洋画を見てみたり・・・いくらでも伸ばす方法はあるから!
いかがでしたか?
数々の困難を乗り越えてきたからこそ今の自分があると自信を持って答えた、Teacher Jerah!
そのときの強さと自信がみなぎる視線を私は忘れることができません。
Teacher Jerah、素敵なお話を聞かせてくれて本当にありがとう!!
明るくおどける彼女の背景にあるその強さがとにかく魅力的!
それと同時に、いろいろ苦労してきたからこそ人の痛みにも共感でき、理解できる優しさがあるんだろうな~と思いました。
そんな彼女の厳しさと同時に、愛と優しさ溢れるフィードバックを受けに、そしてたまに彼女が変態になる瞬間を見に(!?)、是非クロスロードへ来て欲しい!
彼女の授業を受けたり、スピーチクラスで講評を受ける度にそんな風に思います。
では、今回はここまで!
次回以降、またそうすけがTeacher インタビューしてくれると思うので、楽しみにしていて下さいね♪