どうもこんにちは〜
インターンスタッフの"326"ことみつる氏です!
今宵もクロスロードに素敵なシェアの時間がやってきました。
旅を語らNight〜私はどうして旅をするのだろう〜
この呼びかけを行ったのはスタッフのダイスケ。
まずは早速その想いを下記に。
目次
学校を休学して...
学校を退学して...
進学をやめて...
就職をあきらめて...
休職をして...
退職をして...
恋人と別れて...
遠距離を選択して...
夫婦で仕事をやめて...
旅をするために必要で一般的なものは、時間とある程度のお金。
日本で暮らしていたら、旅をしたり、そのためのお金を使うと決めるのはなかなか小さな決断ではない。
ーそれでも、私たちが旅に出る理由はなんだろう?
そしてその理由はずっと同じなのか、変わっていくものなのか。
自分を見つめ直しながら、それぞれの経験や想いをシェアする、そんな夜のひとときを過ごしませんか?
そんな呼びかけにたくさんの人が集まりました。
ロウソクに火を灯し、その火を囲みながら床に座る。
揺れる火と漂うお香の匂いが特別な空間を作り出していました。
これは自分を見つめなおす機会でもあり
それぞれの想いを言葉にしてそれをみんなが聞く、そんな時間なのです。
ということで、それぞれの想いをここで紹介していきたいと思います。
これまでの人生は旅で占めているが元々それ自体に興味はなかった。
日本でとても生きづらかった時があり、人生がもっと楽に終わればいいとさえ思ったこともあった。
そんな時にふと思ったのが、「知っている人がいないところに行こう」という考えだった。
アルバイト先の先輩からの『じゃあ海外に行けばいいじゃん?』の一言でとりあえずタイへ行くことに。
だがタイに着いてからも色々と苦労が絶えなかった。
そんな中、声をかけてくれたのが旅人たちだった。
日本で過ごしていた時よりも、旅人や地元の人たちなど多くの人たちに助けられた。
そして分かったことが「一人じゃダメ」そして「自分は誰かに助けられなきゃダメなんだな」ということ。
その結果、幸せな時間を過ごすことができて、これが自分が今海外にいる原点となった。
旅の始まりは日本を出た時ではなく、タイでその想いを感じた時。
その瞬間があっての今なんです。
学生時代はいわゆる普通の生活をし普通に就職をしていたが一人旅というものに憧れていた。
当時からヨガやインドの古典舞踊をやっていて、ある日「インドが私を呼んでいる」と思い立ち、すぐに行動に移し会社を辞めることに。
自分の人柄を知ってのことか一人旅へ行く前は周りからとても反対された。
一方で、旅が終わって日本へ戻った時のことを自分自身ももちろん心配していた。
だが日本の外に出たことで、色々な価値観が世界にあることを知りそれがとても衝撃的だった。
一人旅をした結果、自分自身が成長することができて、その経験を生かして同じような悩みを持つ出会う人たちの気持ちを心から分かち合うことができている。
小説家 五木寛之さんの本でとても共感したことがあった。
その中ではインドや中国などのアジアで"春夏秋冬"という季節感が人生の生き方に反映されているとのこと。
生まれてから20歳ぐらいまでが春、社会に貢献している50歳ぐらいまでが夏。
社会生活を終え60歳ぐらいで秋を迎えじっくりと自分の人生を見つめ直す。
そして70歳ぐらいから冬に入る。
秋や冬になるのは悲しいのではないかという思いはあるが
本の中ではその表現を山に登ることに例えていて、登っている時は周りの景色にあまり目を向けることなくただただ標高を稼ぐことばかりに力を注いでいる。
それを春から夏の季節に例え、頂上から下りながらゆっくりと風景を楽しむ様を秋から冬に例えているのです。
人生においては生きるために必死になるのではなく、自分の残された人生をのんびりと見て過ごしていくことも大切なのです。
旅に出た理由は昔からワンピースやハリーポッターなどのファンタジー系が大好きだったということ。
そして色々なところに冒険してみたいという想いがあった。
とにかく旅行が好きで色々な国の文化を知りたかったが、今から一つ一つを巡るのはお金も時間もかかる「だったらまとめて行っちゃえ!」ってことで世界一周を決意。
周りからは反対されていたし今でも心配させているけど、実際クロスロードに来て色々な人の話を聞き、もちろん危険も伴うが『行かないと絶対に後悔する』という意見が多かった。
そんな励ましが心の支えとなった。
今は周りに流されやすかったりと軸がしっかりしていない自分だが、旅で出会う人たちから色々な価値観を吸収してそこから色々なことを感じ、自分のことを見つめ直す時間にして芯の強い人になりたい。
そしてそれを旅で学びたい。
日本では恵まれた環境の中にいて、学生時代から仕事などで海外に行く機会が何度もあった。
日本で就職した時も都道府県を制覇するぐらい飛び回らせてもらった。
旅は日常のような存在。
その後、ボリビアのウユニ塩湖など初めて自分のお金を使い南米に行ってみたが大金を使ったのにそれがものすごく面白くなかった。
いい景色を見て最高の写真を撮ることができたが、旅行としては満足したけど旅としては満足できなかった。
その国のこと、文化、食事、人のことを何一つ知らずに帰ってきたことに対して「何て無駄なお金だったんだろう」と。
その時にいつか仕事を辞めてしっかりと時間をかけてその国のことを知れる機会を設けたいと思った。
様々な国へ行き色々な文化に触れて、自分の価値観や世界観を広げていきたいと思った。
色々な経験を経て自分のことを知ったつもりが、まだ知れていなかったと最近思うようになった。
読んだ本の中で人が成長するためには3つのサイクルを繰り返す必要がある。という考えを知った。
"自己検証"(自分ってどういう人間?)、"自己嫌悪"(自分のこういう所を直したい)、"自己肯定"(でも自分ってこういうところが良い)という3つをどんどん繰り返していくと人は成長できる。
それを実践しやすいのが旅であったり、恋愛だったりするとのこと。
さらに旅の本質は自分がこれまで築き上げてきたもの(言語など)が通用しないところへ行くと感じ取れるものが多くなるとのこと。
まさに今は絶賛自分のことが嫌いで「どうしたら自分のことを好きになって認めてあげることができるのか?」と思っている。
自己肯定のサイクルに入りたいと考えた時に、そのためには小さな目標をひとつずつクリアしていくことだと気付いた。
自分が全力で努力していないことは知っているし、自分を認めてあげられないということにも自分で気付いている。
だからこそ自ら動いて新しいことにどんどんチャレンジして小さい成功を積み上げていくしかないと思った。
彼女を幸せにして一般的な家庭を持ち、ごく普通の生活していくことも考えたが自分にはまだやり残したことがあると思っていた。
その彼女に一緒に旅に出ようと誘ったが興味がないということでそのことがきっかけとなりそれぞれの道を歩むことになった。
お互い自分の進みたい道があったのでそれを尊重して別れたので後悔はない。
そんな自分は海外には一度も出たことがなかったし英語にはかなりコンプレックスがあった。
未来のことや、これからの人生に起こり得る恐怖などを克服するために、とりあえず旅に出てみようと思った。
後は単純にかっこいいから。
クロスロードに来てから色々な生き方をしている人と出会い、海外就職やフリーランスなどの様々な選択肢があることを知った。
そして何よりも単純に旅を楽しみたい、もっとワクワクしたいという気持ちになった。
クロスロードに来るまでの自分は仕事をとても頑張っていた。
海外旅行は好きだけど忙しくて中々行けないし、行ったとしても英語が話せないから得意な友達に任せっきりだった。
日本で外国人の友達ができても満足にコミュニケーションがとれなかった。
その一方で、不器用な自分だから仕事なら仕事、恋愛なら恋愛とうまくバランスよく両立することができなかった。
仕事のことで落ち込むことも多く、どんどんネガティブな自分になっていったがそんな自分を変えたいと思った。
仕事のことで辛い時期を過ごしていたが、それを誰にも言えずずっと自分に言い聞かせ続けていた。
だがそれもついに限界がきた。
本当にダメだと思った時に、自分のことを認めてくれている両親にその思いを伝えてみたところ『何も頑張らなくていいから自分の好きなことをこれからしたらいいよ』と言われた。
それに対しての答えは「英語を勉強して世界中を周りたい」、「世界中の海に潜って綺麗な魚や生き物に触れ合って、空っぽだった自分の心を楽しいことや幸せなことでいっぱいにしたい」だった。
最初は不安すぎて入学日が近づくにつれて寝れない日々もあったし、海外の知識が全くない状態でクロスロードに来た。
それとは裏腹にここでの生活は毎日楽しくて本当に来て良かったと心から思っている。
当初の予定では留学が終わったら日本に戻り、空いた時間で旅行やダイビングに行けたらいいなと思っていた。
でも、ここでたくさんの人と出会い今まで生きてきた自分の世界や考えがなんてちっぽけなものだったんだなと思った。
世間一般の普通の枠組みに囚われていて、敷かれたレール中でしか生きていくとができないと思っていたが何でもできると実感した。
世界中の色々なところに住みたいと思ったし、ここで出会ったみんなが本当にいい人すぎて卒業するのが嫌になった。
ずっとここにいたいと思うほど、英語も大好きになってここで得たものが大きすぎて今後の人生の糧になると確信している。
なんと1時間ほどで収まる予定が休憩を挟み結局3時間の大規模なシェア会となりました。
途中退席はもちろん自由だったのですが、ほとんどの生徒さんが最後までその空間にいました。
みんなそれぞれの想いを聞きたかったんですね。
そしてそれぞれの旅に対する考えや、旅以外の生き方についてなど多様なジャンルの話を色々な角度から聞くことができました。
もちろんここに紹介したのはその会の一部なので、もっとたくさんの想いがシェアされていました。
本当に貴重な時間だったし
「あんな話を自分からするタイプの人間じゃなかったんですけどね」とシェア会が終わった後に生徒さんから言われたりもしました。
普段、中々自分のことを話す機会がない日常でこういう話を相手に出来ることはとてもいい機会だと思います。
ましてや、クロスロードにいる生徒さんは細かく見れば全員が違う目標を持って留学にきているのですが、ある意味共通した想いがあり心の中では既に繋がっているのです。
同じ屋根の下で共に過ごした僕たちは家族のような存在。
だからこそお互いを尊重して、理解を深めあうことができるのです。
素敵な時間を本当にありがとう。