こんにちは~!
セブ島・岡本家の、タクとミユです。
「親子留学してみたいけど、幼稚園はどう選んだらいいですか?」
「セブ島にはどんな小学校があるのかな?」
というご質問をよくいただきます。
海外で子育てをする上で、学校選びは、とても重要な課題。
海外移住(親子留学)が成功するかどうかは、子どもたちの学校選びが鍵を握っているんです!
子供達に合った学校を選ぶことはもちろん大切ですが、
など、親御さんのご負担の面もよく考えて学校選びをしないと、継続的に教育や生活を営んで行くことが難しくなってしまうかもしれません。
そこで今回は、セブ島における幼稚園・小学校選びの極意を、ドドーン!と8つ、大公開いたします。
今回の記事をご覧いただくと、セブ島の現地の幼稚園や小学校を選ぶ基準がしっかりと分かり、自信をもって学校選びができるようになりますよ。
ミユ「セブ島の学校選びのことなら、教育のプロである私たちにお任せください!
私たちは2012年から、トータルで8年ぐらいセブ島に移住。
英会話スクール『クロスロード』を運営しています。
クロスロードには『親子留学コース』があり、学校選びのご相談を随時受け付けていますよ。」
また、岡本家には、小学校3年生(9歳)の長男と、幼稚園に通う5歳の娘がいて、どちらも、セブ島の現地校に通学させています。
今回は、実際に2人の子どもの学校選びをした経験をもとに、8つの極意をお伝えしていきますね。
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ
目次
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意』に入る前の事前知識として、学校の種類を把握しておきましょう。
セブ島の学校は大きく分けると、3つに分類することが出来ます。
ミユ「私たちはこの中で、『私立の学校』を選択しました。
フィリピンの現地校に通わせるなら、だんぜん、プライベートの私立校がおすすめです!」
英語で教育を学ばせたい場合、真っ先に思い浮かぶのは、インターナショナルスクールだと思います。
地元の私立校に通わせたら、その国の言葉で学ぶイメージがありますからね。
タイの私立校なら、タイ語。
ベトナムだったら、ベトナム語で教育を受けることになってしまいます。
ミユ「フィリピンでは、私立校でも全て英語で授業が行われるので、安く語学留学させることができますよ。
3つの学校の中で、真っ先に候補から外したのは、公立の学校でした。
公立の学校は施設面の不安もあるし、そもそも外国人である私たち私たちが通えるかも不明だからです。
『1クラスに何十人もいる上に、1日3交代制』なので、フィリピンの教育に慣れていないうちの子供たちには厳しいな、と思いました。
インターナショナルスクールは、授業料が『年間100万円から』っていう感じなので、お財布的に厳しかったです。
最終的には、プライベートの私立のスクールの中から、いくつか訪問して決めました。」
私立校に通って安く英語教育を受けられるのが、フィリピンの魅力です。
それでは、『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』を、だだだだだっ!と、一気にご覧になっていただきましょう。
ミユ「実はこれ、順番にも意味があるんです。
前半の①~③は、必要条件。
これを満たしていないと通えないので、すごく大事です。
『④学校の場所』は、
という選択肢があります。
重要なファクターではありますが、『絶対』ではない、っていう感じです。
④までで、いくつか学校の候補が絞られます。
上がってきた候補のうち、最終的にどこの学校が一番いいかな、って決定するときに、見るべき項目が、⑤から⑧のチェックポイントです。」
ちなみに、僕らが息子たちの学校選びの時に選んだ学校は、保育園も小学校も、学校の先生も、校長先生も、すごく素敵な学校でした。
ミユ「実は、コロナで3年ほど日本に帰国した後、再度セブ島に移住する、ってなった時に、
『セブ島に来ればどうにかなるよね』
って油断してしまっていました。
しかし、これが、まさかの大失敗…
結局、学校に通えるまで1ヶ月かかってしまったんです。
それも、『たくさん選択肢がある中から選べた』わけではなく、『条件に合う学校って、ここしかないよね』という感じでした。」
なので、皆さんが親子留学して学校を選ぶ際には、ぜひ事前に『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』をしっかりと熟読しておいてくださいね。
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、まず一つ目は、『転校できない時期がある!!』ことです。
日本では1年中いつでも転校できますよね。
しかしセブ島では基本的に、新学期が始まった時しか転校できないので要注意です。
セブ島では基本的に、7月から8月の間に新学期が始まる学校がほとんど。
この時期に編入すれば、『レギュラースチューデント』として認めてもらうことが出来ます。
があります。
『ビジター』扱いだと、あくまでも『お客様』状態。
毎日授業の見学に行っているような感じで、学校に通っていても成績をつけてもらえません。
進級も出来ず、翌年は、また同じ学年になってしまいます。
なので、親子留学する場合は、新学期が始まる7月に来るか、もしくはもう少し早めに来て、セブ島での生活に慣れながら英語の学習をするのがベストです。
我が家の場合は、うっかりこの制度を忘れて、2月にセブ島に戻ってきてしまいました。
ミユ「これです! 私たちが引っかかった問題は…」
新学期が始まる7月や8月までには、だいぶタイミングにズレがあったので、入れる学校がだいぶ制限されてしまいました。
ミユ「セブ島に戻るときは、日本と同じ感覚で
『行けば入れるだろう』
と気軽に考えてしまっていたんですよ。
でも
『年度の途中なので、今は受け入れられません』
って言われてしまって。
優磨の小学校を選ぶときに、一番のネックになったよね。」
小学生のお子さまを親子留学をするときは、くれぐれもセブ島に来る時期にお気を付けくださいませ。
ミユ「ちなみに幼稚園なら、もう少し選択肢の幅が広がりますよ。」
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、二つ目は、『英語力によって、入学できる学校の選択肢が絞られてくること』です。
年齢や学校によって、英語のハードルがどのくらい高いか変わります。
とに分かれます。
ミユ「その学年に入れるかどうか、入学テストで足きりをする学校もあれば、入学テストで高いスコアが出れば適切な学年に入れてくれる学校もあります。」
僕たちの子供たちの場合は、英語力がまあ、0ではないにせよ、あんまりなかったので、入れる学校がかなり限られてしまいました。
なので、僕の周りでは結構
『まず1年目に、入れる学校に入っておいて、翌年、英語力が上がった状態で、1つ上のレベルの学校に転校していく』
っていうご家族がいらっしゃいますよ。
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、三つ目は、『学費』です。
セブ島の学校は、大きく3種類に分けられます。
どの学校を選ぶのかによって、学費の相場がガラッと変わってきます。
日本人が通いやすいのと、学費の面を考慮すると、やっぱりおすすめは私立のプライベートスクール。
インターナショナルスクールよりかなり抑えた金額で通うことができますよ。
ミユ「私立はピンからキリまでありますよ。
安いところだと、年間15万円ぐらいから通える学校もあります。」
高いところだと?
ミユ「100万円・・・」
インターナショナルスクールに通うのと同じくらい学費がかかる私立校もあります。
ちなみに僕らが通わせてる学校は、年間18万円ぐらいなので、
だいぶリーズナブルな部類に入るでしょうね。
ミユ「エアコンはないですけどね(笑)」
でも子供たちは本当に楽しそうに通ってますよ。
お友達も先生たちも、優しくて親切なんです。
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、四つ目は、『学校に通いやすい場所』です。
セブ島では親が毎日学校まで送り迎えしなければいけません。
『送り迎えが大変!』
とストレスに感じてる親御さんが多いです。
なので、みなさんがセブ島に親子留学する際は、ぜひ、学校に通いやすい場所に住んでくださいね。
実際に息子たちを送り迎えして痛感したのですが、学校に着くまで、思ったよりも時間がかかるんです。
タクシーがなかなかつかまらなかったり、「乗れた!」と安心したのに通勤ラッシュで道が混んでいたり…
学校に通いやすい場所に住む、というのは、かなり重要になってきますよ。
ミユ「地図で見て
『近いし、この道はつながっているよね』
と思っても、実際に行ってみると通れなくて、回り道しなきゃいけなくなったりして、案外、時間がかかってしまいます。」
学校に通いやすい場所に住む方法は、2パターンあります。
ミユ「大抵の方は、学校を決めてから、そこに通いやすい住居を決めていきます。」
特に、教育目的で移住する方は、先に学校を決めるのがおすすめです。
先に住む場所を決めてしまって、そこから通いやすい学校を…
と探していくと、最悪、いい学校が見つからない場合があります。
仕方がないから、また、住む場所を変えなくちゃ…
ということになると、大変ですよね。
我が家から、うちの息子の学校までは、バイクで4~5分かかります。
歩いても行けなくはないぐらいの距離なので、とても通いやすくて助かっています。
ミユ「結果論だけどね(笑)」
実は僕たちの場合は
『英語学校を開きたい』
という目的があったので、先に住む場所を決めたんです。
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、五つ目は、『学校の教育方針を調べる』です。
セブ島では安くモンテッソーリー教育を受けられるところが魅力です。
【モンテッソーリ教育のメリット】
【モンテッソーリ教育のデメリット】
ミユ「日本ではモンテッソーリ教育を小学校まで受けさせたくても難しいですよね。
フィリピンなら、家から通える範囲でも、本当にピュアなモンテッソーリの教育をしているところが2つありますよ。
我が子にモンテッソーリ教育を受けさせたい方は、ぜひセブ島に来てくださいね。」
ただ、学校の名前に『モンテッソーリ』とついていても、全然モンテッソーリ教育を行っていない学校もあるので、そこは要注意です。
ミユ「『モンテッソーリだと思っていたのに!!』
と後悔しないためにも、十分リサーチしてくださいね。」
もちろん、モンテッソーリ系以外の教育を行っている学校もあります。
また、課外活動をすごく重視している学校もあれば、そうではない学校もあります。
学校を選ぶときは、どんな教育方針で授業を行うのか、しっかりリサーチすることが大切です。
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、六つ目は、『教育施設を要チェック!』です。
南国なのにエアコンさえないような学校もあれば、きちんと、エアコンも、運動場も、図書館もバッチリ素晴らしい本がたくさん揃ってる学校もあります。
ミユ「基本的にプールと食堂があります。
『モールのフードコートか!』
みたいにピカピカした食堂で、いろんなお店が入っている学校もあるし、クライミング場がある学校もありますよ。」
僕たちの息子が通っている小学校『リトルエンジェル』は、そんなに設備が整ってる感じではありません。
ミユ「『リトルエンジェル』は、ローカル感がすごく強い小学校。
運動場もなくて、原っぱみたいな感じです。
でもちゃんと木は生えているし、緑豊かな小学校ですよ。」
優月が通う幼稚園『School of Joy』は、運動場がなくて、プレイルームがあります。
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、七つ目は、『長時間預かってくれる幼稚園を探すこと』です。
ミユ「私たちは、結構、重要視したよね。」
お子さまが小さくて、ご両親がお仕事をされている場合は、やっぱり長い時間預かってくれるところの方がありがたいですよね。
ミユ「でもフィリピンでは、日本の保育園みたいに、朝から晩まで1日中預かってくれるところがないのが悩みの種。
『ベビーシッター文化』があるからなのかもしれません。」
フィリピンの幼稚園は、ほとんど1日2~3時間で、午前か午後のみのところが多いです。
いくつかの幼稚園では、お昼を挟んで午後まで行っていたり、費用を別途支払って午後まで預けることができます。」
小学校は、基本的に終日です。
小学校3年生の長男の場合は、朝8時から15時まで学校に帰っていますよ。
ミユ「だいたいその後、30分ぐらいお友達とサッカーなどをして遊んで、
『15時半に迎えに来て』
って言われてます。」
『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』、とうとう最後のひとつになりました!
八つ目は、『日本人の割合に要注意』です。
フィリピンには、フィリピン人ばっかりっていう学校もあれば、結構、日本人など諸外国のお子さまを受け入れてる学校もあります。
あらかじめ、どのくらい日本人の生徒がいるか把握しておかないと
「我が子はフィリピン人の中で学ばせるんだ!」
って思っていたのに
「入学したら、生徒の半分は日本人だった!」
とびっくりすることになりかねません。
ミユ「日本人がセブ島の現地校を選ぶ場合、期待するのは
っていう、2つのポイントだと思います。
両方とも満たした学校は少ないので、どうしても、日本からいらした方たちは一か所に集中し、日本人の割合が多くなりがちなんです。
もちろん、日本人の割合が多い学校は悪い、っていうわけではないんですけどね。
自分が思っていたのと違うと、がっかりしてしまうので、注意してほしいです。」
ちなみに、我が家の長男が通う小学校には、ほとんど日本人がいません。
本当にローカルな環境の小学校に通っています。
今回は、これからセブ島に親子留学するかたのために『セブ島における幼稚園・小学校選びの極意 8か条』をご紹介してきました。
【幼稚園・小学校選びの極意】
「このポイントは重要だよね。
でも、このポイントは、別に気にしないかも…」
とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、チェック漏れがないよう、全てのポイントを挙げさせていただきました。
セブ島に親子留学に来て、小学校や幼稚園を探す際は、ぜひ参考にしてくださいね。
ミユ「せっかく我が子をセブ島に連れてくるのなら、
『最高な学校を選んであげたい!
施設は綺麗じゃなきゃ! 周りが便利じゃなきゃ!』
って、ついつい、いろいろと考えてしまいますよね。
でも、お子さまが実際に通ってみて
『楽しい!』
って思えたら、多分それが一番いいと思うんです。
なので
『日本にいるうちから、あれこれ悩みすぎない』
っていうのも、わりと大切なポイントかな、と思います。」
費用の問題や、英語の学力など、実際に学校に入れるかどうかは重要です。
でも逆に、そこさえクリアして入学してしまえば、子供たちが
というのは、誤差でしかないと僕は思っているんです。
どこの学校に入っても、きっと子供たちは満足してくれると思いますよ。
ミユ「日本にいる間に、1校だけでいいので
『ここの学校だったら絶対に入れる!』
っていう学校を見つけておくのが一番ですよ。」
安心感がだいぶ違いますよね。
ミユ「1校分かっていれば、あとはセブ島に実際に来てから、
『もっと子供たちに良い学校はあるかな』
と余裕を持って探せますよね。
『いい学校があれば、そちらの学校にする。
なくても、ここに入れる』
というのが、一番現実的で決めやすいと思います。」
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
今回の記事で、自信をもってセブ島の幼稚園・小学校を選ぶことができますように祈っています。