- セブ島親子留学・親子移住
【失敗しない】セブ島親子留学・移住のポイントを徹底解説11選:学費から生活費まで

こんにちは~! セブ島・岡本家のタクです。
最近、セブ島では、親子移住するかたたちが増えてきています。
しかし、インターネットで検索すると
- 美化されすぎている情報
- 古い情報
- そんなにネガティブに言わなくても…と思う情報
など、現実とはそぐわない情報が混ざっています。
「いざセブ島に親子留学しに来てみたら、想像していたのと全然違う!」
と慌てないように、今回は 『セブ島親子海外移住の幻想とリアル11選』 をお届けしたいと思います。
具体的な内容は以下になります。
- 子供の英語環境・習得
- 学費
- 大人の英語習得
- 物価・お買い物事情
- 住宅事情
- 生活環境
- 治安・医療事情
- 移動・交通手段
- お仕事事情
- お金の送金・出金事情
- 電気水道・ネット事情
この動画を見ていただければ、セブ島に親子移住する際に必要な概要を、まるっと把握できますよ。
私たちは、セブ島在住歴10年弱、子育て歴7年。
英会話スクール『クロスロード』を運営しており、セブ島移住のサポートも行っております。
仕事から得た知識や、お友達から聞いたことも参考にしながら、私たちが思うところを正直に語っていきたいと思います。
それぞれの項目には、私たちの過去動画のリンクも掲載しました。
『参考動画』の画像をクリックしていただくと、それぞれのYoutube動画が立ち上がります。
「もう少し詳しく知りたいな…」
というかたは、ぜひそちらも、合わせてご覧になってくださいね。
なお今回の記事は、決して、特定の方々の考え方や、子育ての方針を批判をするものではありません。

右は、妻のミユさん
ミユ「そもそもね、子育てや生活に正解なんてないと思います。
皆さん、試行錯誤しながらやっているのではないでしょうか。
この記事の内容は、だいぶ岡本家のバイアスのかかった内容であることを理解した上でご覧くださるとうれしいです。」
※動画でご覧になりたいかたは、こちらからどうぞ
目次
1 子供の英語習得

1つめは、子どもの英語習得についてです。
幻想としてよく言われているのは
「子どもは、語学留学させれば、1年で結構ペラペラになるんじゃないか」
ということですね。
しかし、僕らの子どもたちや、周りの子たちに関していうと、
『ある程度の英語を習得するには、2年ぐらいはかかる。』 と思っています。
ミユ「TIKTOKやインスタで、すごく上手に英語を話しているお子さんの動画を見るけど、
『うちの子どもは、そんなにしゃべれない…』
って思いませんか?
英語をどのくらいの速さで習得できるかは
- 本人のやる気
- 素質
- 言語的なセンス
が大きく関係してきます。
『語学留学すれば、当然ペラペラになる』
と思って連れてきてしまうと、どこかの段階で
『あれ…?』
ってなって
『うきーΣ(゚Д゚)』
ってなるときが来ちゃうと思います。
それぞれのお子さんによって違うので、それによって焦ることもないと思います。」
入学できる学校を探すのに苦労する人もいますし、学校への適応が難しいケースもあります。
大きくなればなるほどハードルは高くなり、特に小学校高学年以上になると、余計に大変だったりします。
あとは、日本にいるうちに、ある程度しっかりと基礎力をつけてきた子は、適応するのが早いですよ。
小学校高学年以降なら、少し文法学習などを取り入れると、上達が早いな、と個人的には感じます。
ミユ「小さい子ほど、環境に適応するのは早いけど、大きい子ほど、英語に対する理解が早いですね。」
参考動画
子供をフィリピン・セブ島の現地校に入れる際のメリット・デメリットとポイント
2 学費

2つめのトピックは、学費についてです。
「セブ島の学費はかなり安い。年間20万円もあれば余裕。」
と情報発信されているかたもいれば
「実は100万円以上はかかる!」
「いや、もっとかかる!」
という情報もあって、どれが正しいのか困惑してしまいますよね。
リアルなところは、やっぱり、選ぶ学校によって異なります。
具体的には、安いところだと年間25万円、高いところだと年間300万円以上です。
ミユ「セブ島の学校は、大きく3種類に分けられます。
- セブ公立
- 私立
- インターナショナルスクール
公立はセブ島の子どもたちが通う学校で、日本人にはちょっと行きづらいと思います。
おすすめは、私立の学校。
手ごろな価格で通わせることができて、全て英語で授業が行われます。
うちの子どもたちが行っている私立校の授業料は、年間、もろもろ込みで30万円弱です。」
比較的お手頃な金額の学校に、我が家の子どもたちは通っています。
ミユ「インターナショナルスクールだと、授業料が年間300万を超えるところもありますが、100万円ぐらいで行けるところもあります。」
参考動画 【フィリピン・セブ島教育】幼稚園・小学校選びの極意!8つの決定的ポイント
3 大人の英語習得

3つめのトピックは、大人の英語習得についてです。
こちらも、子どもたちと同様で
「海外に住めば上達する」
と思っているかたがいらっしゃいますよね。
しかしリアルは、とてもそんな感じではありません。
努力して勉強しないと、せっかく海外留学しても、全く英語の学力が伸びない、と感じています。
ミユ「必要最低限の日常英会話は、できるようになると思います。
- お買い物
- タクシーに乗って帰ってくる
とかですね。
ただ
- 間違ったところにタクシーが行ってしまった時の対応
- その分のお金はどうするか
などの、トラブル対応は、勉強しないと厳しいですね。」
そうですね。
学校からいろいろリクエストを受けたときの対応なども、英語力がないと困ると思います。
ミユ「『学校の友達と遊びたい!』
って子どもが言っても、親が話せないと、なかなかお友達の家に遊びにも行けませんからね。」
セブ島に来てからも、自習で勉強したり、英会話スクールに通ったりして、継続的に英語学習をすることが必要になると思います。
ミユ「できれば、日本で事前学習をしているとBetterですね。」
中学レベルでもかまいませんので、単語と文法くらいはマスターしてからくると、留学してからもスムーズに学習が進むと思います。
参考動画 【フィリピン・セブ島留学】英語学習の効果を10倍アップさせる方法|英語初心者必見!
4 物価・お買い物事情

4つめは、物価とお買い物事情についてです。
「物価は安いけど、品揃えや品質は、それ相応に悪い。」
という情報が結構見受けられます。
リアルとしては
- 品揃えや品質は向上してきた
- 物価は日本レベル!
- サービスの料金は安い
という印象を持っています。
ミユ「各地に大型のショッピングセンターがありますので、買い物には困りません。
ダイソーやユニクロも入っています。
日本食材店もあり、町屋マートが有名です。
手に入れようと思ったら、心配はないかな、と思います。
ただ、日本と同じクオリティーのものを買おうとすると、日本の3倍くらい高いです!」
Amazonのフィリピン版であるLAZADA(ラザダ)もあります。
そこは、だいぶ品数が豊富かと思います。
ただ、セブに到着するまで、結構時間がかかります。
日本のAmazonみたいに『すぐ届いて便利』という感じではないのが残念です。
ミユ「せっかく届いても、部品が足りない、とかね…」
時々ありますね (^^;
ミユ「あと、急にキャンセルされるとか。」
それもあったね…(;^_^A
ミユ「一方で、人件費が安いため、サービスは日本よりもだいぶ安いです。
マッサージ、ネイル、タクシー料金など、人件費の割合が多いサービスは、まだまだ安い印象があります。」
参考動画 【最新】フィリピン・セブ島での生活費が分かる!移住・留学者必見の物価情報!
5 住宅事情

続きまして、住宅についてです。
「海沿いのコンドミニアムに、数万円で住めます。」
みたいな動画を見たことがあります。
しかし、僕たちの実感としては、そんなに安くはありません。
まぁ、様々な場所に、様々な価格帯のコンドミニアムがあるんですけどね。
ほとんどの人は、下記のどれかを選ばれています。
- 都市部のコンドミニアム 1LDKで、2.5万ペソ〜4万ペソ(6.5万円〜10万円)
- リゾート地のコンドミニアム 1LDKで、2.5万ペソ〜4万ペソ(6.5万円〜10万円)
- 郊外のコンドミニアム(学校の近く) 1LDKで、2万ペソ〜3万ペソ(5.5万円〜7.5万円)
日本の地方都市の価格帯のイメージですね。
郊外のコンドミニアムだと、ちょっと安くなります。
ミユ「だいたい、みなさんファミリーで1LDKとかにお住まいになられるんですけど、そんなに家賃が安くないから、広さは妥協してる感じですね。」
逆に言うと、このぐらいの価格で海沿いのコンドミニアムにも住めるので、結構、気に入って住んでいる方も多いかな、と思います。
【セブ島の住宅のメリット】
- ほとんどの物件に家具がついている
- 郊外の古いコンドミニアム以外は、結構、綺麗
- 共同のジムやプールがついている物件が多い
ミユ「プールはガラス張りで、素敵な景色が広がっています。
テンションが上がるコンドミニアムも、このぐらいの価格で住むことができますよ。」
他の動画でも詳しく述べていますが、送迎の手間を考えると、学校の近くの物件に住むのがおすすめです。
参考動画 【目的&予算別】フィリピン・セブ島海外移住:住む場所の5つの選択肢とその見つけ方
6 生活環境

生活環境については、現実よりも悪く言われていることが多いです。
「セブ島の生活は思ったよりも劣悪で、親子移住には適していないよ。」
みたいな投稿も見受けられます。
しかし、僕らの感想としては
「おおむね日本レベルの生活が可能」
かな、と考えています。
都市部にはきれいな地域もありますし、大型のショッピングモールも多く、レストランも充実していますよ。
日本にいる以上にコストがかかってしまうけど、日本とほぼ同じクオリティーで生活することも可能です。
ミユ「逆に、安くすませようと思ったら、割とローカルな感じになると思います。」

マーケットで買うと安いですよ
あとは、物がやたらと壊れてしまうんですよね。
修理を頼んでも時間通りに来ていただけませんし。
そこのイライラに対して、自分の中でどう折り合いをつけるか、という問題はあります。
ミユ「生活に関しては、期待値を下げてくるほうがいいかな。
でも、住めば都。
私たちも、親子4人でセブ島に移住してきて、かれこれ10年以上、問題なく生活できています。」
参考動画 【セブ島移住】現地に住む岡本家の日常のローカルお買い物事情
7 治安・医療事情

治安・医療事情についても
「本当に劣悪だよ。」
と、悪く言われていることが多いです。
しかし、僕たちが実際に住んでみたところでは
『治安は、気をつければ問題ないレベルになってきたかな。 医療についてもだいぶ向上している』
という感想です。
ミユ「治安に関しては、スラム街など 『下町のココは危ないよ』 というところに行かなければ、ご家族で行くようなところで危ない目に遭うことはないと思います。」
これまで英会話スクール『クロスロード』で2,000人を超える生徒さんたちを受け入れてきましたが、大きな犯罪に巻き込まれたり、大怪我を負ったことはありません。
なので、そこまで心配をしなくてもいいのでは、と思いますよ。
ミユ「おうちを契約する前は、必ず、昼間と夜と、それぞれの治安の良さを確認してから契約するといいかな、と思います。」
ただし、スリなどの軽犯罪は、結構頻発しているので、そこは要注意です。
ミユ「スリも、クラブとかそういうところにいるので。
そうそう親子さんがスリに遭うことはないと思います。」
医療レベルについては、日本語が通じるクリニックや歯医者があり、結構、重宝しています。
ミユ「海外旅行保険に入っていれば、オンライン診療で、自宅までお薬を届けてくれる制度も発達してきて、だいぶ楽になりました。」
しかも、クレジットカード付帯の海外旅行保険を使えば、キャッシュレスでいけますしね。
ミユ「ただ、実際、病院にいかなければならない状況になると、やっぱり、すごく待たされるのは変わっていません。
日本のスムーズなシステムを期待していると、
『病人なのに、なんでこんなに…』
って、つらくなってしまいます。」
大きな怪我や病気をした場合は、不安が残るのが現実ですね。
参考動画 【超重要】フィリピン・セブ島の治安状況と緊急事態の対応方法&相談できる場所を紹介
8 移動・交通手段

8つめは、移動・交通手段です。

トライシクル(サイドカーがついたバイク)
「タクシーやバイクタクシーは安いけど、ボッタクリが横行している」
という投稿が目立ちます。
リアルとしては、配車サービスアプリの『Grab』を使えば問題ありません。
ただ、料金はだいぶん上がっている印象を受けています。
ミユ「流しのタクシーも、全く使えない、ということはありません。」
市内では、ぼったくりのタクシーはめったにいなくなってきましたね。
ミユ「でも、空港やリゾート付近のタクシーには
- メーターが早く進む
- 300ペソで行けるところを『1000ペソだよ』と言う
みたいな、悪質なものもまだあります。」

空港の客引きタクシーは要注意!
やっぱり、おすすめは、配車アプリの『Grab』。
トラブルに巻き込まれず、安心して目的地まで行くことができますよ。
ミユ「ただ、道路事情は良くありません。 昔から変わらず、今も渋滞が激しいです。」
参考動画 フィリピン・セブ島の交通移動手段を徹底解説!6種類の乗り物を実際に使ってみた
9 お仕事事情

9つめは、お仕事事情についてです。
ミユ「『英語が出来なくても、仕事は結構あるよ。』
という情報を見てびっくりしましたが、リアルは?」
英語ができないと、あまり仕事はないのが現実ですね。
コールセンターのお仕事なら、英語力不問のケースはあるんですけれども。
それ以外のお仕事になると、基本的に、ある程度の英語力が必須だと思います。
ただ、そこまで高いレベルの英語力は求められないかな、という感じですね。
- IT関係
- 語学学校関係
- コールセンター関係の仕事
がほとんどですが、そもそも、そんなに求人数が多くありません。
「フィリピンで仕事をしたい」 というかたには、マニラのほうがおすすめです。
マニラであれば、圧倒的に求人数があるので、選択肢は一気に広がると思います。
セブ島もいいのですが、ぜひマニラも検討してみてください。
参考動画 【完全ガイド】フィリピン海外就職!日本人がマニラ&セブで成功する方法
10 お金の送金・出金事情

10番目は、お金の送金・出金事情についてです。
「手続きが煩雑で、コストもかかる」
「海外送金は大変だよ。」
という意見をよく聞きます。
リアルとしては
『海外送金は簡単で、引き出しもATMなどから簡単にできる』
ようになってきています。
ミユ「Wise(ワイズ)という海外送金のサービスを使っているかたがほとんどです。

Wise
日本で申し込んで、デビットカードを受け取っておくのがおすすめ。
セブ島のレジとかで決済もできるし、ATMからも引き出せますよ。
移住するとなると、家賃など、支払い費用が結構大きい金額のものもありますよね。
その費用も、相手が銀行口座を持っていれば、直接振り込みができます。
多額の現金をセブ島で両替して持ち歩かなくてすむので安心、ということで、最近、主流になってきています。」
地元の商店などを除けば、ほとんどのお店でクレジットカードが使えます。
また、スマホ決済サービス対応のお店も増えてきて、だいぶ便利になってきていますよ。
ミユ「入国から59日以上過ぎたら取得できるiカード(外国人登録証)が手に入ったら、スマホ決済サービスである『GCash(ジー・キャッシュ)』も使えるようになります。」

G Cash
参考動画 フィリピン・セブ島に留学・移住をする際のお金事情:支払い方法、現金入手方法、銀行口座開設について
11 電気水道・ネット事情

最後は、電気・水道・ネット事情についてです。
「断水したり、停電したり、インフラ関係は最悪」
という情報を見たりしますが、リアルとしては、困ることはほとんどないレベルになってきたと思います。
計画停電・計画断水などもありましたが、それは10年前のお話です。
コンドミニアムに住んでいれば、水道、電気、ネットで困ることはほとんどありません。
ミユ「ずっと水道や電気が通じない、ということはないけど、どちらかというと物が壊れて使えなくなることはありますね。」
ただし、電気代は、日本の倍くらいとはいかないまでも、だいぶ高い印象があります。
家にネットを引く場合は、2,000ペソ(5,000円)前後かかります。
まぁ、日本と同じくらいのインターネット料金ですね。
ミユ「1,700ペソの上が2,000…数百ペソくらいだけど、2,000数百ペソのほうを入れると、早くて快適ですよ。
昔みたいに 『つながらなくてイライラする!』 というのが、だいぶ減りました。」
お店に行けばWI-FIもありますので、ネット事情はだいぶ改善されたんじゃないかと思います。
ちなみに、水道代は、やや安いイメージです。
参考動画 フィリピン・セブ島の最新Wi-Fi事情とオススメSIMカード&登録方法
12 まとめ

今回は、これからセブ島に親子移住をしようとなさっているかたにむけて 『セブ島 親子海外移住の幻想とリアル』 をお届けしてきました。
僕たち岡本家がセブ島移住をしている中での実感を、正直にお話をさせていただきました。
今後、セブ島に移住をされる方たちのお役に立てたら嬉しいです。
ミユ「私たち夫婦が運営している『クロスロード』では、親子留学や、親子移住サポートのサービスの提供をしています。

クロスロードなら、赤ちゃんから留学可能!
クロスロードで親子留学をしながら
- 現地の学校
- 移住先のお家
を探すサポートもしています。
また、クロスロードの環境を気に入っていただけたかたには、
『 クロスロードに住みながら、子ども達は現地の学校に通う』
という『移住コース』もご用意しています。
興味がある方は、ぜひLINEからご連絡をいただければ幸いです。
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最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。