こんにちは~!
セブ島・岡本家のタクです。
「海外で生活するのって、かっこよくて憧れるなぁ!
…でも、どうやってお金を稼いだらいいんだろう?」
というお悩みを、よく耳にします。
海外での就職のお悩みなら、専門家の、この僕にお任せください!
僕はフィリピン・セブ島に8年半ほど在住しながら、海外キャリアコンサルタントをしています。
これまでに、たくさんの方々の海外就職のサポートをしてきました。
また、セブ島だけではなく、日本国内でも法人の会社を持って経営しています。
日本では、公認会計士、コンサルタントとして8年ほど実務経験があります。
2017年3月には、アジア就職をテーマにした『キャリア・シフト~人生戦略としてのアジア就職~』という本を出版しました。
おかげさまで、Amazonでは☆4つを獲得!
「海外での就業に興味がある人、何かに挑戦したい方の必読書!」
「非常に質の高い本でした。
アジア就職の入門書として最適だと思います。」
「アジア就職のための行動を起こす上で、何度も読み返したくなる書籍」
などの嬉しいコメントも、たくさんいただいております。
今回は、これから海外移住するあなたのために、専門家の僕が
『海外でお金を稼ぎながら生活するための5つの戦略』
について、メリットやデメリット、難易度などをお話していきます。
※なお、今回、ピザや国際税務についても触れていますが、そちらのほうは専門家ではありません。
ビザや国際税務について、詳しいことは、プロの方に相談してくださいね。
動画でご覧になりたいかたは、こちらからどうぞ
目次
海外でお金を稼ぐ方法としておすすめできる方法は、5つあります。
【海外でお金を稼ぎながら生活するための5つの戦略】
①現職で在宅ワークをする
今現在、日本で在宅ワークをしている人が、そのまま海外に仕事の場を移す
②現地で採用される
③海外ノマド
世界各国を渡り歩きながら、フリーランスとして働くこと
(企業や団体と業務委託契約を結んで働く)
④海外で起業する
⑤ワーキングホリデー
協定国で、働きながら1年以上滞在できる制度
の5つです。
これら5つの方法は、いずれも、僕の友人や周りの人たちが実際に行っている方法です。
なので、きっとあなたも、参考にできますよ。
以下の章では、それぞれ
について、詳しくお話ししていきます。
『海外でお金を稼ぐ戦略』1つめは、『現職で在宅ワークをすること』です。
現在、日本で在宅ワークで生計を立てている人が、今の仕事はそのままにして、働く場所を海外に移すことです。
昨今、在宅ワークをなさる方がどんどん増えてきています。
僕の周りでも、会社に通勤せずに在宅ワークをしている人たちが増えてきました。
海外で在宅ワークすることを許可する会社も、増えてきているようです。
僕の友人の中にも、日本の仕事をしながら、シンガポールに移住したかたがいますよ。
現職で在宅ワークをするメリットは3つあります。
海外に飛び出てから現地で就職したり、海外で起業をしたりする場合は
などのリスクがありますよね。
現職で在宅ワークをすれば、仕事場を日本から海外に移すだけなので、そのようなキャリア上のリスクを心配しなくてすみますよ。
海外に移住して、海外生活を楽しみながら仕事することができます。
海外で生活をしていると、様々な学ぶ機会がありますし、人脈も広がっていきます。
今の仕事を辞めずに、そういった機会を見つけて、次のステップを踏むことが可能ですよ。
現職で在宅ワークするデメリットは3つあります。
あくまで『仕事上では』難しい、ということなので、仕事外のところで人脈を広げていくことができますよ。
基本的な考え方として、住民票を抜かずに海外でお金を稼ぐ場合は、税金を日本に納めなくてはいけません。
一方、住民票を抜いた場合は、移住先の国で課税義務が発生してしまいます。
ここら辺は租税条約によって異なってきますので、移住する前に、その国のビザや税務上の問題について、より詳細な情報を得ておいてくださいね。
現職で在宅ワークをする上で、これが最大のネックになるかもしれません。
税務やビザの理解していただいた上で、今働いている会社に許可をもらう必要があります。
現在、在宅ワークを行っていて、そのままの状況で海外に移住したい方は、会社に相談してみてくださいね。
僕の周りでも実際に
「会社に相談したらOKをもらえた!」
というケースがありますので、勇気を出してチャレンジしていただければと思います。
『海外でお金を稼ぐ戦略』2つめは、『現地採用』。
日経企業や外資系企業など、現地の企業や、現地の法人に、直接雇用されて仕事をするケースです。
僕の専門分野ですよ。
『現地採用』と比較する上で、『海外駐在』というものがあります。
日本の法人、もしくは日本にある外資系企業に就職し、会社の命令で海外に赴任するケースです。
今回は、『海外駐在』は外して考えています。
なぜなら、外資系企業に就職しても、海外勤務になることは難しいからです。
現地採用でお金を稼ぐメリットは、5つあります。
海外駐在の場合は、会社の命令で行くことになるので、場所やタイミングを選べません。
それに比べて、現地採用なら、好きな国に行って直接雇用されるので、行く場所やタイミングを自由に選ぶことができます。
海外起業やノマドなどを選択すると、収入を安定させるのが難しいですが、現地採用なら、雇用されて安定した形で収入を得ることができます。
これは大きなメリットだと思います。
ASEAN諸国で就職しやすい理由は2つあります。
①日本人のニーズが高い一方で、アジアを中心としたところで仕事をしたい日本人がまだまだ少ないから
②日系の人材紹介会社がたくさんあり、サポートを受けやすいから
複雑で面倒な手続きを自分ですむのは、かなり嬉しいですよね。
海外の職場で仕事をすることになるので、交友関係や人脈が作りやすいですよ。
現地採用でお金を稼ぐデメリットは、2つあります。
『海外でお金を稼ぐ戦略』3つめは、『海外ノマド』。
海外に居住しながら、ご自身で仕事を取ってきた仕事を、カフェや自宅でリモートワークで行う形です。
【具体例】
海外ノマドでお金を稼ぐメリットは、4つあります。
海外ノマドを行う一番大きいメリットは、時間や場所の拘束を受けずに、自由に働くことができることです。
日本よりも物価の安い国で生活すれば、貯金もできますし、かなり余裕を持った生活を楽しめますよ。
ただ、昨今では、このメリットはちょっと受けづらくなってきているんじゃないかな、と思います。
というのも、円安が続いていますし、海外の物価が上がってきているからです。
稼げば稼ぐほど、自分の収入が増えていくのは、海外ノマドを行う上で大きなメリットです。
YouTuberなどのインフルエンサーの方なら、『海外で生活している』ということで、独自のポジションを取りやすいところも、大きなメリットになってくるのではないでしょうか。
海外ノマドを行うデメリットは2つあります。
会社に雇用されているわけではないので、どうしても収入が不安定になりがちです。
仮に住民票を抜かずに海外に移住するなら、日本側で納税をする義務が生じます。
一方で、住民票を抜いてから海外に移住した場合は、原則的には、日本国内では納税義務はありませんが、住んでいる国で納税義務が発生してしまいます。
ただ
については、僕には分かりかねるところがあります。
個人的には
「ずいぶんグレーゾーンになっているんじゃないかな?」
と思っています。
『海外でお金を稼ぐ戦略』4つめは、『海外起業』。
海外で法人を設立して、事業を行うことです。
まさに、僕が行っている仕事も、このカテゴリーに入ります。
個人事業でも海外起業できると思いますが、今回は選択肢から外しています。
海外起業を行うメリットは4つあります。
海外ノマドと同じく、頑張れば頑張っただけ自分の収入が上がります。
特に発展途上国なら、満たされていないニーズがたくさんありますし、競合他社もそんなに強くありません。
なので
「起業して社長になりたい!」
というかたは、日本国内で起業するよりも、発展途上国で起業したほうが、成功する確率が高まると思います。
海外起業を行う上で発生するデメリットは3つあります。
起業する、それも『海外で起業する』ということで、やっぱり経済上のリスクは、他の選択肢と比べるとだいぶ高いかな、と思います。
例えば法律とか、会計、労務などのルールが、日本とは異なるので、事前にきちんと把握しておかないと、足元を救われてしまう危険性があります。
ただ、海外にも、日本人の専門家がたくさんいらっしゃるので、然るべきところに相談していけば、このリスクはだいぶ減らすことができるんじゃないかな、と思います。
一般的に、海外で起業することは難易度が高いです。
海外企業を成功するためのルートは2つあります。
海外企業に成功する方法1つめは、一般のかたむけのルートです。
最初は別のキャリアの戦略を取って働きながら、機会をうかがって、セカンドステップとして海外起業に挑戦しましょう。
下の図をご覧くださいませ。
縦軸は、国内か、海外かを表しています。
横軸は、被雇用(会社に雇用されている状態)か、独立している(起業している)かを表しています。
海外で起業するモデルケースとして、Aさんの話をしましょう。
『サラリーマンのAさんは、最初は、国内で雇用されている状態(図の左下)でした。
この記事をご覧のみなさんの中にも、この状態の方がたくさんいらっしゃると思います。
Aさんの夢は、憧れの海外で独立することです。
とはいえ、人脈もなく、海外で働く方法もわかっていない状態で、右上の『海外・独立』にいきなり挑戦するのは、ハードルが高くてリスキーですよね。
そこでAさんは、いったん、海外の会社に就職することにしました。
Aさんは憧れの地で、語学などのスキルを磨きながら、頑張って人脈を広げていきました。
そうしながら、虎視眈々と独立をするチャンスをうかがっていたのです。
そして、5年後。
ついにAさんは、海外で起業し、独立する夢を果たしました!』
このように、いったん海外の会社に就職する道を選ぶと、リスクを一つ減らした上で海外起業することができますよ。
僕の周りでも、最初は海外で現地採用で働き、3~5年後にビジネスチャンスを見つけて起業する方がだいぶ増えてきましたよ。
海外での企業を成功させる方法2つめは、すでに国内で起業して成功したかた向けのルートです。
海外起業は、もちろんハードルはある程度高いのですが、非常に夢もありますし、実現できればすごく可能性がある、楽しくて面白い選択肢です。
なので、将来的に目指してみるのもありなんじゃないかな、と思います。
『海外でお金を稼ぐ戦略』5つめは、『ワーキングホリデー』です。
『ワーキングホリデー』は、若い方が他国の文化の中で、休暇を楽しみながら、滞在費を稼ぐために一定の就労を認められる制度です。
基本的には、18歳から30歳の方が対象です。
【人気のワーキングホリデー先】
ワーキングホリデーでお金を稼ぐと、3つのメリットを得られます。
事前に就職先を選ぶ必要はありませんし、現地でサポートしてくれる方や組織もあります。
なので気楽に参加できるのが、ワーキングホリデーを行う大きなメリットの一つです。
実は、欧米で就労するのは、非常にハードルが高いんです。
ASEANを中心としたアジアであれば『現地採用』もありますが、欧米で現地採用されるのは困難です。
ワーキングホリデーの制度を利用すると、欧米で仕事をする貴重な機会を得ることができますよ。
欧米で就職できれば、たくさん稼ぐことができます。
アジアや、それ以外の国々と比べて、欧米では給与や時給が高いからです。
ワーキングホリデーでお金を稼ごうとすると、4つのデメリットが発生します。
ワーキングホリデーを行う上で、最大のデメリットは、年齢制限があることです。
18歳から30歳までのかたしか参加することができません。
ASEAN諸国を含めたアジアの国では、台湾・韓国くらいしか、ワーキングホリデー先がありません。
ワーキングホリデーは、あくまで、短期間のみ利用できる制度です。
ワーキングホリデー後のキャリアの選択肢を狭めてしまう恐れがあります。
というのも、ワーキングホリデー中のお仕事の内容を、キャリアとして認めてくれない会社が多いんです。
たとえば1年間ワーキングホリデーをしていたら、履歴書としては『1年間無職』だったことと同じこととみなされてしまいます。
帰国後、就職活動をする上で、大きなデメリットになりますよね。
ただ、もちろん、ワーキングホリデー中に何の仕事をしていたか、というのも、帰国後の就職において非常に大切な要素です。
ワーキングホリデーに参加されるかたは、帰国後に就きたい仕事となるべく関連のある職種に就いて、できるだけその期間を充実したものにしていただきたいと思います。
今回は、これから海外移住するかたにむけて、海外でお金を稼ぐ戦略を5つご紹介してきました。
【海外でお金を稼ぐ5つの戦略】
もしかしたら今回の記事をご覧になって
「やっぱり海外でお金を稼ぐのは、すごくハードルが高いな…」
と思ってしまった方もいらっしゃったかもしれません。
ただ、僕の周りを見渡すと、今回ご紹介した5つの戦略を実践して、海外でお金を稼いでいる人たちは多いです。
なので、皆さんにとっても
『絶対に無理』
ってことはないと思います。
しっかり、ひとつずつ、じっくり時間をかければ、達成することができると思いますので、ぜひ勇気を出してチャレンジしてみてくださいね。
海外で生活すると得られるものは、すごくたくさんありますよ。
僕自身、セブ島に英会話スクールを8年間運営しながら海外キャリアコンサルタントを行う中で、日本では得難い、さまざまなことを得てきました。
【海外に移住するメリット】
①新たな文化体験ができる
様々な文化や、多様な価値観に触れることで、自分自身の考え方も広がり、人生がより一層豊かになります。
新しい友達もできますよ。
②語学が習得できる
実際に現地で使われている生きた言葉(英語圏なら英語、ベトナムだったらベトナム語など)に触れ、語学の習得も進んでいきます。
③生活コストを下げられる可能性がある
日本より物価の安い国に移住すれば、今よりも生活費をおさえることができて貯金できますよ。
ただし、だいぶ物価が上がってきた国もありますので注意してください。
ここセブ島も、だいぶ物価が上がってきています。
ただ、まだ日本よりは物価が安いので、生活コストを下げられる余地はあると思います。
④子どもに安く英語教育を受けさせられる
お子様のいるご家庭でしたら、たとえば英語圏のセブ島に移住すると、お子さまに安く英語教育を受けさせることができます。
また、海外で教育をするというのは、お子さまの将来にとって、すごくプラスになりますよ。
⑤自己成長の機会がある
異文化に適応したり、海外で仕事をしていくには、チャレンジしなくちゃいけないことがたくさんあります。
新しいことにチャレンジすることで、大きく自分を成長させることができますよ。
⑥キャリアへの良い影響
視野を広げて他国で仕事をすることは、今後のキャリアにとっても、大きくプラスになるんじゃないかな、と思います。
海外に移住すると、こんなにたくさんのメリットがあります。
ですので、ぜひ、この機会に
「よしっ! 海外に移住して、お金を稼いでみよう!!」
と挑戦される方が増えてくれると嬉しいです。
最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
今回の記事がお役に立ちましたら光栄です。