みなさん、こんにちは! セブ岡本家の、たくです。
月日の経つのは早いもので、もう、かれこれ8年ほどセブ島に住んでいます。
2012年の12月から、セブ島で『英会話スクール クロス・ロード』を運営。
2017年に娘を出産したときと、コロナのときは3年ほど日本に戻っていましたが、
2023年2月に、セブ島に再移住してきました。
「親子で海外に移住するなら、どこの国がいいかな?」
というご質問を、よくいただきます。
僕がおすすめしているのは、もちろん、フィリピンのセブ島!
「セブ島はどんなところがおすすめなの?」
「セブ島の治安はどう?」
「夫は英語がペラペラだけど、私は自信がなくて… ちゃんと生活していけるかしら?」
そんな疑問や悩みを抱えているかたのために、日本との違いを比較しつつ、セブ島の6つのメリットと、3つのデメリットについて本音でお話していきます!
この記事をご覧いただくと、セブ島での生活について具体的なイメージがつかめますよ。
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをご覧くださいませ。
※なお、今回はセブ島について総括的にお話ししていきます。
より詳しい内容については、別の記事をご参照くださいませ。
目次
今回、基本的には、セブ島に親子で6ヶ月以上住む方を前提にして、メリットとデメリットをお話ししていきます。
セブ島に親子留学するメリットは、全部で6つあります。
1つずつ、ご紹介していきますね。
『セブ島に親子移住すると得られるメリット』1つめは、『比較的に安く英語教育を受けることができる』ことです。
『英語教育』というと、『インターナショナルスクール』をイメージする方が多いと思います。
もちろんセブ島にも、インターナショナルスクールはあります。
でも、選択肢は、それだけではありません。
実は、私たちの息子ちゃん・娘ちゃんは、私立のプライベートスクールに入れています。
なんといっても、インターナショナルスクールと比較すると、私立のプライベートスクールは授業料を格段におさえることができるからです。
インターナショナルスクールの授業料は、年間100万円くらいのイメージ。
他の国と比べると、これでもずいぶん安いほうです。
とはいえ、僕たち庶民にとっては、なかなかキツイ金額ですよね。
そこでおすすめしたいのが、私立のプライベートスクールです。
65000ペソ(15万円くらい)~20万ペソ(50万円ぐらい)と幅があるので、予算や校風をじっくり検討した上で、どの学校に通わせるか決められますよ。
ちなみに、公立の学校もありますが、おすすめできません。
小さいときからセブ島で育っているかたは、また別かもしれませんが、日本人で通わせている人はあまりいないからです。
先生一人に対して生徒は40~50人もいるので、これから移住を考えてる方には、ハードルが高いと思います。
セブ島では、英語で、算数とか理科などの授業を受けることができます。
また、『モンテッソーリ系』の学校が多く、我が家もモンテッソーリ系の学校に通わせています。
モンテッソーリ教育は、医師でもあり教育家でもあったマリア・モンテッソーリ博士が編み出した教育法です。
『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、一生学び続ける姿勢を持った人間を育てる』ことを目的としています。
小学校まで『モンテッソーリ教育』を安価に受けられる学校は、日本では珍しくいですよね。
ただし、モンテッソーリ教育をセブ島で子どもたちに受けさせたいなら、注意が必要です。
というのも、学校名に『モンテッソーリ』とついていても、モンテッソーリ教育を一切していないところもあるからです。
また、日本みたいに、先生に向かって机を並べて学ぶスタイルの学校もあります。
セブ島の学校に通わせるには、ほかにもチェックしなければいけないポイントがあります。
英語力や入学の時期などです。
それについては、別の動画でお話しさせていただきますね。
『セブ島に親子移住すると得られるメリット』2つめは、『全体的な物価が他の国と比べて安い』ことです。
「コロナの自粛期間が終わって3年ぶりにセブに戻ってきたけど、正直、日本と比較して、そんなに物価が変わらなくなってきたな」
と、妻のみゆさん。
悲しいかな、コロナの前後の物価を比べると、1.5倍ぐらい跳ね上がってしまった感じです。
ただ、もちろん日本をふくめ、他の国でも、どんどん、どんどん、物価が上がっていっていますよね。
そう考えると、セブ島は、他の国より安く海外移住できるっていうところが魅力的なんじゃないかな、と思います。
移住するとなると、コンドミニアム(分譲マンション)を借りるか、一軒家を借りるか、迷うと思います。
ITパークや、アヤラ付近など、繁華街でコンドミニアムを借りるなら
一軒家なら、4~6万ペソ(12~13万)ぐらいが相場だと思います。
お肉は安いですが、野菜は日本と同じか高いくらいです。
スーパーでは、やせ細った人参や大根が売っていますし、冬の野菜はとても小さいです。
また、玉ねぎは、今、めちゃくちゃ高いんですよ。
一方で、マンゴーやアボカドなどのフルーツ系は、おいしくって安いですよ。
また、セブ島には日本の食材店もあります。
もちろん値段は日本で買うよりお高めになってしまいますが、比較的何でもそろいますよ。
この間、お昼に焼きそばソースを買ってきて、地元の麺を使って焼きそばを作りました。
120円くらいでできましたよ。
外食する場合は、質と値段を考えると、日本食レストランの値段は日本よりも1.5倍くらい高く感じてしまいます。
セブ島で安く外食したい場合は、フィリピン人たちがよく行く食堂がおすすめですよ。
イタリアンレストランのすごく美味しいところは、日本の美味しいところと比較すると、ちょっと安いかもしれません。
そのほか、中華やフレンチ、韓国料理など、幅広い種類のレストランがあります。
移動費は、比較的安いと思います。
タクシーは、初乗りで60(493円)~70ペソ(575円)。
他にも、交通手段がありますよ。
一番安い乗り物だと、10~15ペソ(20~30円ぐらい)から移動することができます。
同じクオリティを求めると、1.5倍~2倍ぐらいの値段がします。
最近、セブ島でも流行っている『ダイソー』。
お客様でにぎわっていますが、セブ島では100円均一ではなく、88ペソ(200円くらい)均一なんですよ。
ただ一方で、人件費は安いので、マッサージやタクシーなどのサービスの値段は安いと思います。
マッサージ1時間で、400ペソ(1,000円)。
コロナ前は200~250ペソだったので、戻ってきて悲しくなりましたけど。
『セブ島に親子移住すると得られるメリット』3つめは、『自然豊かな環境やアクティビティが豊富』なことです。
というのも、セブ自体がリゾート地だからです。
ビーチリゾートはもちろん、旅行会社に頼んで、アイランドホッピング(ボートでいくつかの島々を巡るアクティビティ)が、すごく安く楽しめますよ。
また、自分で船を操縦できるようになると、旅行会社のプランに縛られずに、のんびり気ままに楽しむことができます。
隣の島はセブ島よりも安いので、慣れてきたかたはぜひ行ってみてほしいです。
日本人の方が島ごと買い、開発されずに残っている島です。
♪襟裳の春は~、なにもない~、春です~
って感じで、何もありませんが豊かな島で素敵ですよ。
セブ島の中に、モアルボアルという地域があります。
など、おすすめのスポットがありますよ。
ジンベイザメと一緒に泳げるスポットがあります
『セブ島に親子移住すると得られるメリット』4つめは、『陽気で親切なフィリピン人の、人柄が素敵』というところです。
陽気で優しい人柄で、ほっこりしますよ。
なんかすごく、人生を楽しんでいる人が多いんじゃないかな? と思っています。
ただ、『フィリピンタイム』には驚きました。
時間にルーズな人が多いんです。
でも、妻のみゆさんは、嬉しそうに言っていました。
「セブ島に来て、日本との違いがわかったことが、すごく良かったな。」
「英語がペラペラじゃないから、海外留学するのは不安だわ…」
というかたには、セブ島が一番おすすめ!
セブ島は、英語圏の中では英語のハードルが低めなんですよ。
すごくきれいな発音で、日本人にも分かりやすいように、ゆっくり話してくださいます。
聞き取れないときや、どう話したらいいかわからなくて戸惑っているときでも、嫌な顔をされた経験はほとんどありません。
英語初心者で、「海外で学びながら生活したい!」というかたにも、すごくいい環境だと思います。
セブ島の人たちは、子どもに対してもすごく優しいのが印象的です。
日本の場合、レストランや乗り物の中で子供が騒いじゃうと、もうアウト。
「ん?」
って怪訝な顔をされちゃうので、慌てふためいちゃいますよね。
セブ島では、そういうときでも、
「子供だからね」
と、優しい目線で包んでくれます。
赤ちゃんを連れてレストランに行った時には、
「抱っこしててあげるから、ゆっくり食べて」
とお店の人が言ってくださることがよくありました。
「しみるよね… そういう優しさが」
妻のみゆさんは、当時を思い出して懐かしそうに言っていました。
『セブ島に親子移住すると得られるメリット』5つめは、『ハウスキーパーが家事や育児を手伝ってくれる』ことです。
フィリピンで子育てをするのにすごくいいところは、ハウスキーパーさんを安く雇える点なんです。
Stay in(住み込み)で雇うか、Stay out(通い)で雇うかで、お値段は違ってきますが、1か月、1人1万ペソ(2万5000円)ぐらいです。
しかも、すごく優秀です。
夜散らかしたまま
「あ~…」
って思いながら寝ても、朝ピカピカになってて、朝ごはんがもうすでに出来上がっている、夢のような状態です。
ハウスキーパーさんは、子供のお世話もしてくれますよ。
ハウスキーパーさんが1人いると、家の中の会話が、自然と英語に変わっていきます。
発音の良い英語で子供に話しかけてくれるので、子供の英語力も自然と上がっていくのも魅力的です。
これから英語を覚えたい!というご家族には、まさにうってつけの環境ですよね。
そんな優秀なハウスキーパーさんを、多分、世界で一番安く雇えるのが、ここ、セブ島なんです。
ただ、もちろん、いいハウスキーパーさんに巡り逢えるかどうかは、あなたの運次第、ですけどね。
うまく見つけることができれば、すごく快適に生活をすることができると思います。
『セブ島に親子移住すると得られるメリット』、最後の6つめは、『日本から近くて、気楽に親子移住を実現することができる』ことです。
おそらく、フィリピンのセブ島が、日本に一番近い英語圏なのではないでしょうか。
成田空港から、飛行機で5時間ぐらいでセブ島に到着。
セブのマクタン空港から、30分…どんなにかかっても1時間以内でセブシティに着きますよ。
日本から近いところで親子移住ができるのは、すごく魅力的だと感じています。
何か病気になった時とか、家族や親戚に冠婚葬祭があったときでも、パッと日本に帰れるので心強いですよ。
悲しいかな、コロナ渦で、だいぶ日本への直行便の数が減ってしまいました。
しかし、2023年5月から、LCCのセブ・パシフィックも、成田から直行便を出すということなので、これからまた徐々に直行便の数が増えていくんじゃないかな、と思います。
セブ島で親子留学するデメリットは、3つあります。
1つずつ見ていきましょう。
『セブ島に親子移住する際のデメリット』1つめは、『日本と比べると治安は良くない』ことです。
『全体に治安が悪い』のではなく、『治安の悪い場所がある』んです。
英語学校をやっていて、8年間で1500人~2000人ぐらいの卒業生の方がいらっしゃいました。
その中で、大きな犯罪に巻き込まれてしまったかたはいなかったと思います。
一方で、スリなどの軽犯罪は、やっぱり多いかな、と感じています。
【こんな場所は危ない】
特に、深夜のクラブなどは要注意です。
裏を返すと、普通に行動する上では、犯罪に巻き込まれることは、そうそうないと思います。
とはいえ、海外ですし、気をつけるに越したことはありません。
日本と比較すると治安は良くないと思うので、セブ島で留学する際は、ぜひお気を付けくださいね。
『セブ島に親子移住する際のデメリット』2つめは、『病院などの医療体制が、日本に比べて不安がある』ことです。
きれいな建物で、設備も整っている病院もあるんですけどね。
看護師さんなどのサービスの面で行くと、やっぱり日本と比べると不安があるな、と感じる場面がありました。
緊急時に、「どこが、どんなふうに痛い…」というのを英語で言うのは、至難の業!
それが怖くて、海外留学に二の足を踏んでいるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、セブ島なら大丈夫!
なんと、日本語で診察を受けられるんです。
『ジャパニーズ・ヘルプ・ディスク』を利用すると、先生たちの説明を、日本語で通訳してくれますよ。
『ジャパニーズ・ヘルプ・ディスク』を利用するには、『海外旅行保険』に入っているのが前提になります。
カード付帯の海外旅行保険なら、キャッシュレスで診療を受けられるので安心ですよ。
「病気になって困ったときは、日本にすぐ帰れる」
っていうところも、セブ島で親子移住するおすすめポイント!
日本から4~5時間の距離なので、本当にどうしようもない場合は、日本で診療を受けられますよ。
『セブ島に親子移住する際のデメリット』3つめは、『生活環境が日本と比べて不便な点がある』ということです。
すでにお話した『物価の高騰』のほかには、以下のような不便さを感じます。
ビザの更新や、免許を取りに行くときは、本当に大変!
「ちょっともう、大丈夫?」
と不安になるくらいに遅くて、とにかく人が並びます。
また、連絡して、
「◎月×日 △時に行きますね」
と向こうから言ったのに、約束を守ってもらえません。
全然知らない日に来るんですから、もう、お手上げです。
「そんなことに、いちいちイライラしてたら、負けだぜ!」
と、どっしりと構える精神力が鍛えられる場所。それが、セブ島です。
日本だと、『Amazon』がめちゃくちゃ便利ですよね。
セブ島には、残念ながら、Amazonはありません。
代わりに、『LAZADA』っていうネットショッピングサイトがあります。
しかし、やっぱり品ぞろえはAmazonにはかないません。
セブが島だっていうところも関係しているとは思うのですが、商品が届くまで、とにかく日数がかかるのも不便です。
「安く、早く、ものを手に入れられる」Amazonに慣れてしまっているかたにとっては、本当に不便だと思います。
全体的なもののサービスクオリティも、日本と比べると低い、っていうのは、やっぱり否めません。
そのぶん、愛嬌でカバーしてるような感じです。
電化製品を買うなら、日本で買ってくるのが一番!
品揃えや値段が違います。
以前、Mac Book Proが壊れて、Mac Book Airを買ったのですが、日本の1.2倍ぐらいの価格でした。
今回は、『フィリピン・セブ島 親子移住の教科書』ということで、セブ島に留学するメリットとデメリットを赤裸々にお話してきました。
最後に一言、言わせてください……
「セブ島ほど住みやすいところはない!」
と思っているぐらい、僕らはセブ島が大好きです!!
英語圏で、ここまで安く・快適に生活できるなんて、これはもう、世界でもトップクラスの環境なのではないでしょうか!
それでは、今回の内容をまとめていきましょう。
【セブ島に親子移住する6つのメリット】
一方のデメリットは、3つです。
みゆさんは、セブ島の魅力について、次のように語っていました。
「自分ひとりで子育てをするんじゃなくて、
人の手を借りながら
人の優しさに触れながら
子育てができるっていうのが、私にとっては最高かな」
そういった環境全体が、僕は好きです。
親子移住したいかたは、3日でも4日でも構いませんので、セブ島に来ていただけると、
その良さを実感していただけるんじゃないかな、と思います。
日本から近いので、観光がてら、セブ島に来やすいと思いますよ。
できれば1週間ぐらい滞在できたら最高ですね。
そこで本当に気に入ったら、ぜひ私たちのように親子で移住してきてください。
さいごまでご覧いただきまして、ありがとうございました。
この記事をきっかけにして、セブ島仲間が増えてくれたら幸いです。