こんにちは~!
岡本家のタクとミユです。
今回は、『クロスロード』に5ヶ月間ほど滞在して親子移住してくれている四十九れいさんに、ここでの生活などをインタビューしていきます。
実際にセブ島親子移住した方のリアルな声をお届けしますので、
「親子留学したい」
「子連れで海外移住って実際どう?」
と気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。
※動画でご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ
目次
四十九家は7月にこちらに親子移住でいらしてもうすぐ5ヶ月になります。
息子さんの長男のあおいくんは今4年生で、うちの息子のユウマと一緒です。次男のけいくんは2年生で、ユウマと一緒の小学校に通っています。
それでは、れいさんご自身とご家族についての自己紹介をお願いします。
れいさん「7月12日からこちらにお世話になっています。
12日からこちらに来てからは1ヶ月ぐらいクロスロードで英語を学んで、子供たちはキッズクラブに参加させてもらいました。
その後からは移住プログラムというものに参加して、子供たちは現地のプライベートスクールに入学させてもらって、
その間私は午前中2時間だけ英語の勉強をして、後は自由時間で自分の好きなことをして生活しています。」
それでは、四十九家の日中どんな形で生活をしているかという1日の様子をご紹介します。
朝7時:朝食を食べています。今日は、ぶどうとパンケーキです。
7時45分:子供たちの出発の準備をしています。
7時50分:子供たちが学校に出発します。車で送迎してくれます。
子供たちが学校に行っている午前中の間は、部屋の掃除をして、ちょこっとお仕事して、金曜日のスピーチを考えようと思っています。
8時〜10時は自由時間、10時〜12時は英語のレッスンです。
12時10分:ランチを食べています。今日はラザニアとスープです。
14時:金曜日に毎週行われるスピーチの原稿を書いています。
15時:子供たちが帰ってきました。17時までは宿題をみてもらったり英語を教えてもらったりします。
18時:1日終わって今から夕飯です。子供たちもご飯を食べてます。今日は牛丼です。
18時20分:食後のリラックスタイムです。子供たちはゲームを楽しんでいます。
20時:おやすみタイムです。
モアルボアルのビーチにきました。イワシの大群とウミガメに会えるスポットです。
うどん作り体験もしました。みんなでうどんをこねて作るのも楽しいですね。
カオハガン島に1泊2日の旅行にも行って、魚釣りやネックレス作りも体験しました。
みんなでショッピングモールへおでかけするのも楽しいです。
息子さんのあおい君とけい君のインタビューです。
タク「セブ島に来てもうすぐ5ヶ月ですけどどうですか?楽しくやってますか?」
あおい君・けい君「楽しい!」
タク「生活的にはどう?お友達とか」
あおい君・けい君「やっぱり楽しい」
タク「普段は学校終わって遊ぶとき何やってる?」
あおい君・けい君「ゲームやりまくってる」
タク「お休みの日とかは?」
あおい君・けい君「ゲームとかどっか行ったりする」
けい君「長い休みとかに海に行く」
タク「プール行ったりとかいろいろしてるよね。
ちなみに学校はどうですか?普通のフィリピン人の子供が通う学校に通ってるでしょ?
学校に通い始めてからもうすぐ4ヶ月だけどどう?」
あおい君「楽しくない」
けい君「楽しい時と楽しくない時がある」
タク「どういう時楽しいの?」
けい君「体育とか」
あおい君「英語喋れる分だけ喋れる」
タク「先生が言ってることはわかる?」
あおい君「わかることもあればわかんないこともある」
けい君「わかんない」
タク「友達が言ってることはどう?」
あおい君「わかることもあればわかんないこともある」
けい君「わかるっちゃわかる」
タク「でも少しずつわかるようになってきてはいるんだ。じゃあ伝えるのはどう?」
あおい君「伝えるのはできるようになってきた」
けい君「ちょっとだけ」
タク「もうすぐ4ヶ月でもある程度はできるようになってきてる?」
けい君「でもあんまり話しかけてないもん、先生しか話しかけてこない」
タク「英語がわかんない時はどうしてる?」
あおい君「適当に答えたり、ユウマに助けてもらったりしてる」
タク「けいはどうしてるの?」
けい君「あきと」
タク「日本人とフィリピンのハーフの男の子がいるから、あきとくんが助けてくれるんだね。もうすぐ5ヶ月になるけど、楽しくやっていけそう?大丈夫そう?」
あおい君・けい君「大丈夫そう」
タク「四十九家のあおいとけいにインタビューさせてもらいました!ありがとう!」
タク「れいさん、2人のインタビューをご覧になっていただいてどうですか?率直な感想は。」
れいさん「すごく面白かったです。やっぱり私がその場にいると、私に対する反抗心とかがあるのと、ブスッとして黙ってしまったりするので、お二人だけにインタビューしてもらって、ほんとに良かったなって思います。」
タク・ミユ「素の感じが出てて可愛かったですね。」
タク「英語もちょっとできるようになってきたかな?という印象を受けましたが」
れいさん「私自身はあんまりあの2人にすごいスピードをもって英語ペラペラになってほしいとはとくに思っていなくて、
勝手に私が行くぞ!と言ってこちらに連れてきてしまったので、2人からしてみれば、突然英語環境の学校にポンって入れられてしまったから、ちょっとそこで申し訳ないなという気持ちもあったりして、
逆に彼らが学校はつまんないけど、面白い時もあるよと率直に語ってくれたことがとても嬉しかったですね。」
ミユ「最初の方とか英語どうって言ったら、わかんねっていう感じで言ってたのが、
わかる時もわからない時もあるというコメントが出たのは、この4ヶ月の英語面での成長だなと思いました。」
れいさん「もう英語なんて嫌だという拒否反応はとりあえず示していないっていうのは良かったなと素直に思います。」
タク「全然英語力ない状態で来ている中で、本当にしゃべれる人たちの中にポンと入れられて頑張ってますよね。」
れいさん「私ももう本当にクロスロードには最初4ヶ月間とりあえず行ってみようって結構覚悟を持ってこちらに来て、
それでもう嫌だママ帰りたいって2人が言ったらもう2人の言うことを聞いて、すぐさま日本に帰ってもいいんだと思いながらこっちに来たんですね。
だから思いもかけずこうやって5ヶ月滞在することができて、おそらく今の学年が終了する来年まで続けて子供たちを通学させようって決意するところまで来たので、私からしてみるとすごくありがたいですよね。
子供たちの強さに素直に感動しているし、感謝している、そんな気持ちです。」
タク「では改めてになるんですですが、そもそもどういうきっかけでセブ島やクロスロードに来ようかなと思ってくれたんですか?」
れいさん「昔からそういうことをするのが夢だったとかじゃないんですよね全然。本当に突然今年の5月とか4月ごろちょっとそんなことに興味を持って、調べ始めたんですよね。
調べていったら、あっという間にお二人のYouTubeが検索画面に引っかかって、そこを見始めて。
だから、私はクロスロード以外の語学学校に特に連絡もとっていないし、あっという間にとんとん拍子にお二人とのzoomインタビューみたいなことをすることになって、
そこでちょっと子供と行ってみたいんですよと言ったところ、もう移住も考えてもいいんじゃないですか?とミユさんに言ってもらえて、
えっ!?って目から鱗で、そういうのもありなのかと思って、1ヵ月半ぐらいの準備期間を経て、その時はすごい忙しかったんですけど、行くぞー!って感じでここに来たんですよね。」
ミユ「最初は親子留学での問い合わせで、でも何か子供たちが合えばもっと長くいてもいいと思うみたいな感じだったんですよね。移住間に合うよというような話をしたら、やってみるかという感じで。」
れいさん「ミユさんに背中をドンって押してもらったような感じでしたね。でも本当に来てよかったなと思っています。」
タク「ありがとうございます。」
ミユ「来てよかったって言ってもらえてうれしいんですけど、どの辺が1番良かったとかありますか?」
れいさん「何か私自身がすごくここで生活していてとても楽しいんですよね。最初の2日〜3日は緊張していて、ハウスキーパーのジェーンさんには顔がこわばってたと言われたんですけど。
最初は緊張したんだけど、すごく楽しくなってきて、学生時代に学生寮に住んでいた時のような気持ちが蘇ってきて。
私が来て少ししてから日本の夏休み期間になって、たくさんの生徒さんがたちがわーっていっぱいいて、その人たちと交流するのがすごく楽しかったですね。
主にお母さんとお子さんたちが多かったですけど、そのお母さんたちとちょっと夜お話ししたりとか、一緒にビール飲んだりとか、悩みや日本の苦手なところ、受験どうしようやりたくないなぁとか、自分が持っている悩みを他のお母さんたちもそうそうって思ってくれたりとかして、
すぐに解決するような話では無いけど、そういう話を共有することができてすごく楽しかったですね。
あと、やっぱり子供たちが楽しそうだったから、私も嬉しかったです。もし私と子供3人だけでクロスロードじゃないところにコンドミニアムとか借りて単独で暮らしていたら、ちょっと寂しくなっちゃったかもしれないなと思うんですね。
やっぱり子供たち同士の交流や友好関係っていうのは、すごく子供の生活を楽しくさせてくれているから、だから子供たちも帰りたいってあまりならなかったのかなって思うんですね。
何しろ本当に私自身も楽しかったし、子供たちは子供たちでお友達同士で楽しんでるし、なんか本当にこっちに来て、日本が恋しくなるとか、日本に帰りたいなって思った事は全く1度もありません。」
タク「よかった。子供たち楽しそうですね。うちのユウマとユズとも常に一緒だし、西村家のヒマちゃんとイブとも、もう6人兄弟みたいな感じでいつも遊んでて、休みの日はしょっちゅうどこかへ出かけて行ってという生活なので。」
れいさん「本当にありがたいですね。私自身が日本でシングルマザーだったので、3人だけでやっぱり生きていて、こんなに週末にみんなでどっかに出かけたりとか食事に行こうとか、他の大人や他の子供、他の家族とかと付き合うことが、多分このクロスロードの1/20とか1/30くらいの割合しかなかったと思うんです。
すごく生活自体が華やいでいるような感じがして、子供たちにたくさんの経験をさせてあげられてるなってすごく私は実感していて、さらにミユさんとタクさんがもう1人の保護者みたいな感覚を私が抱いてしまうぐらい、家族が大きくなったみたいな感じ。
タク「西村家もいれたら大家族じゃない?(笑)」
れいさん「本当に。すごく近しく付き合わせていただいて、今まで1人だけで日本でどうしようかなと悩んでいたことが、近くに住んでいる人たちにねぇねぇって聞きに行けたりとかそんなこと悩む必要はありませんよとか言ってもらえるのは、本当に肩のにが降りるし、私1人だけで子育てしてるわけではないんだという気持ちがすごくして、本当にそれもありがたいですね。」
ミユ「それはお互い様じゃない?ユウマのこともね、もうひとりのお母さんというとあれかな?親戚のおばちゃん?近所のおばちゃんかな(笑)」
れいさん「遠くの親戚よりクロスロードです(笑)」
ミユ「初めて来た人は、親子のセットがわからないって言いますね。垣根なく面倒みるからね。」
タク「れいさんからみて子供たちはどうですか?この4、5ヶ月で成長している感じはしますか?人としてもそうだし、英語での能力もそうだし、相互的に見て。」
れいさん「私的にそんなにこの経験を生かしてほしいとか、今あなたたちに素晴らしい機会を与えてるんだから成長しなさいというふうには思っていないので、
むしろいろいろ、私たち1ヶ月ぐらいずっと風邪をひいてたりしてたじゃないですか。寝たきりで。ああいう思い通りに行かないなぁっていうようなことを経ても、あの子たちはあの子たちで強くこっちに馴染んで生きているのを見ると、むしろ私の方が彼らに助けてもらっているっていう感じがするんですよね。
やっぱりあの子たちが嫌だって言ったら、私も帰らなきゃいけないので。それを嫌だって言わずに受け入れて、いろいろ大変なことがあっても、なんかいつの間にか乗り越えて今こうやって彼らなりに楽しいとか面白いって言いながら生活しているから、私はもう本当にそれで充分なんです。」
ミユ「9月ぐらいにしんどそうだなっていう時期は見てたんだけど、自分たちでずっと乗り越えて、そこからはそんなにしんどそうな顔見てなくて。」
れいさん「ありがたいことに。あの1ヵ月の長い風邪の期間、本当あの時私もうダメだこりゃって思ったんですけど、あれを乗り越えてからあんまりひどい病気にもならず、願わくばあの期間で私たち3人に何かセブ島に適した免疫ができるといいなって思ってるんですけどね(笑)」
ミユ「セブ島に来て、日本の生活と環境がガラッと変わったわけですが、どうですか?」
れいさん「ガラッと変わったと言えば、やっぱり毎日すごい暑いことですね(笑)確かに変わってるのかもしれないけど、この変化が私には慣れないとかちょっとついていけないとかいう事は私はほとんどないですね。」
ミユ「すごいね、だってトイレ壊れるし、ドアが壊れるし、ベッドも壊れるし、さっき停電になったし」
れいさん「確かにそういうのはありますよね。でもなんか、それはみんなで住んでるから何故か知らないけど、笑い話になっちゃうっていうか。もしこれが私3人でコンドミニアムに住んでいたら、きっとへこたれちゃうと思うんですよね。
ハウスキーパーのジェーンとかニヤニヤしながら、大丈夫大丈夫、多分今日復活するよ電気ならってさっきも笑ってたけど、そういう人がそばにいてくれるし、タクさんやミユさんがサポートしてくれるし、そういうのもあって、そんなに不安は感じないです。よく動画でそういうことを教えてくれてましたよね。」
ミユ「壊れるんですってよく言ってました(笑)」
れいさん「日本と同じ感覚ではちょっと大変よっていうことは、すごいお二人の動画を観てたんですよ。こっちに来る前に。
やっぱりちょっと不便なとこ行くんだぞって、自分の中で言い聞かせてきたから、そんなにそういうことが起こっても、びっくりはしたけど困ったって事はなかったです。
クロスロードって学校だから、このトイレ使えなくてもこっちのトイレ使えばいいじゃないですか。だから全然OKです。」
タク「ハウスキーパーさんが掃除もしてくれるし、ご飯も作ってくれるし、洗濯もしてくれるから、その分はだいぶ楽じゃない?」
れいさん「心にすごく余裕はありますね。」
ミユ「ハウスキーパーさんとか先生との付き合いの仕方がすごい上手だよね。」
タク「友達みたいになってきてる。」
れいさん「そこはすごいありがたいことに仲良くしてくれて、私のせいではなくて、初めからすごくオープンマインドな感じでしたね。先生たちのいろんな自分の話をしてくれて。ティーチャーファティマとかも同じぐらいのお子さんがいたりして、話が合うんですよね多分。」
タク「ご飯はどうですか?」
れいさん「おいしいですよ。」
ミユ「今日の親子丼おいしかったね。」
れいさん「何かすごく家庭的であたたかい感じがして、最初ここに来た時から本当に美味しく楽しく食べさせてもらっていてありがたいなと思ってます。
ニーニやジェーンちゃんが一生懸命作っている姿を自分がB棟に住んでいるからよく見るんですけど、私彼女たちよりはるかに年上なんですけど彼女たちに母性みたいなお母さんみたいな感じがしちゃって(笑)
ジェーンは娘って言ってもいいぐらいの歳で、ニーニも年下なんですよね。最初聞いたときにちょっとショックを受けたけど、おっかさんみたいな感じがして、作ってくれたあったかくておいしいご飯を食べるのがほんとに楽しみです。」
ミユ「ご飯もおいしいし、あれがないって言ったらここにあるよみたいな、お母さんみたい」
れいさん「リクエストに答えてくれるし、彼女たちの中で様々な工夫を凝らそうとしているところもよくあって、そういう時に新しい工夫を取り入れた時はずっとジェーンとかこっちを見てるんですよ。私がぱくって食べて、ちらっと見ると目があって、ヤミーって言うと、よかったって感じで(笑)
いろんなところでコミニケーションをたくさん取れてありがたいですね。こんなに仲良くしてると気づけば英語でやっぱりコミニケーションをとっているので、よかったなって本当に思うんですよ。
もしジェーンとかニーニが昼間いなかったらシーンってなっちゃって、私ひとりごとを言うしかなくなっちゃうんですけど、彼女たちに頑張って英語で話せば、ちゃんとコミュニケーションをとってくれる。
むしろそれを一緒に楽しんでくれてるみたいなところもあるから、本当に自分の英語のためにも彼女たちがいてくれてよかったなといつも思います。」
タク「今日2時間ぐらい英語のレッスンをとってくれていて、ファティマ先生がメインですよね、どうですか英語のレッスンは?英語力は伸びてる感じがしますか?」
れいさん「最初はやっぱり緊張していてガチガチで、自分が英語でしゃべることにすごく緊張感があって、恥ずかしいみたいな気持ちがあったんですよ。慣れてないってことなのかな?
毎日先生たちと会ってダメなところを直してもらってると、慣れてくるし、何でもいいからとりあえず英語で出すことに慣れてくるから、恥をかくとかいう気持ちも無くなってきて。
にこやかに茶飲み友達みたいな感じですごく楽しく、フリートークで1時間終わっちゃう時も(笑)それはそれでいいかなと思うんですけど、話したねって言って、じゃあ次DMEやるかってやるんですよ。すごく楽しいですね。」
タク「毎週スピーチやってね。すごく上手ですよね。」
れいさん「ありがとうございます。そんなふうに言ってもらえてほんとにうれしいです。スピーチも最初はちょっと本当に緊張したんですよ。
でも、これも不思議で、今スピーチが得意かというと、決してそうではないんですけど、やっぱり英語の授業と同じでずっと機械的に毎週やっていると、そこまで緊張しなくなってくるというか、やりましょうという機会を設けてもらうことで、やるかみたいな感じになってきて。
私怠け者なので、自由参加となるとやんなくなっちゃう可能性があるんですよね。けど、他の生徒さん達と一緒に頑張るぞって言ってやってると、結果的に週一回きちんと英作文する機会っていうのが与えられて、なおかつそれを自分で口に馴染むまで練習して、みんなの前でなるべくすらすらわかるように伝えたいなっていう気持ちが自然に出てくるので、それがほんとに良かったなって思います。
その他の楽しいことがいっぱいあるけど、私英語もやってるじゃんという気持ちになるから(笑)」
ミユ「素晴らしい。最初からある程度レベル高くて上手でしたけど、音が綺麗で聞きやすいアクセントがきちんとついた聞き惚れる英語ですよね。」
れいさん「褒めて伸ばすタイプですね2人とも。私そんなに褒めてもらったことない(笑)嬉しい、これをバネにまた頑張りたいと思います。」
タク「英語を勉強していない時間も結構あるじゃないですか。家事は任せられるし、子供たちは学校に行って帰ってきても、宿題のところまではクロスロード側でみんなでやってるじゃないですか。英語の勉強以外は何をやっているんですか?」
れいさん「私しょうもないことばっかりやってるんですよ。音声メディアでラジオを聞いてたりとか、英作文してたり。
英語のポッドキャストで難しいの聞くとすぐ3分ぐらいでへこたれちゃうんで、めちゃくちゃ簡単そうなやつを選んで、かつそこにスクリプトっていうのがついてるのを選んで、それを見ながら聞いたりとかそういうことをすると、ちょっと自分で今日英語やってるなみたいな気持ちになれます。」
タク「毎日やってるの?」
れいさん「毎日はやってないですね。それやったり、普通に日本語の本読んでる時もあるし。毎日やろうかな。
子供が学校で毎日慣れないことしてるのに、私ばっかりママ英語全然わかんないのっていうのもちょっと情けないかなって時々思うんですよね。
こないだ成績表をもらいに行った時に、嫌が応にも担任の先生と英語の面接しなきゃいけないじゃないですか。なんとか話せたからよかったんですけど。最初ちょっと力が入りましたね。だから、自分も頑張らなきゃと思うんですよ。
病院に行かなきゃいけなくなったりしたときも、基本的にJHD(ジャパニーズヘルプデスク)の日本人の看護師さんがいるんですけど、病院の先生が必ずしもJHDの人に全部任せて全部通訳するようにはしてくれないから、ペラペラと話してくるときがあるので、あんまり怠けていられないなと。
自分の子供の症状とかもなるべく先生にダイレクトに伝えたかったりすると、行く前に医療用語じゃないけど、自分でメモってから行くとか、自分の英語を少しはできないとまずいなと思います。」
ミユ「休みの日はどのように過ごしてますか?」
れいさん「休みの日は、基本的に、もうタクさんミユさん任せですね。お二人が行きましょうってとこに行かせてもらって、何もない時はのんびり過ごしてます。」
タク「子供たちは子供たち同士でずっと遊んでるからね。」
れいさん「結局3人で例えばプールとかに行ったとしても、ユウマくん達といる時ほど長く遊べないと思います。
友達同士でプールの中で永遠に続く鬼ごっことか、そういうことが3人で行く時はできないので、時間が持たないと思うんですよね。
今週はおとなしく過ごしますという時でも、子供たちは部屋から出て行ってお友達とゲーム大会になっちゃっているので、結局一緒なんですよね。そこが私の場合は日本での日常とは全然違いますね。」
タク「今後またしばらくセブにいようかなということだと思うんですけど、そう決断された理由はありますか?」
れいさん「子供が学校そのものが嫌じゃなかった、別にこのまま通ってもいいという気持ちを私に伝えてきてくれたというのがあって。
ママはもうちょっとここにいたいと思うけど、2人はどうって聞いたときにいいんじゃないというような答えが返ってきたので、そこが1番私の中で大きくて大事なところだったので、2人もそう言ってることだし、1年間とにかく終わるまでここにいようと決めました。
できればもっと長くいたいんですけどね。」
タク「僕らもいつまででもいてくださいって思ってます(笑)」
ミユ「中長期的に見てこの1年だけじゃなくて、その先って考えたときに何かどうしていきたいとか住む場所だけじゃなくて、子育てとしてどうしていきたいとかってありますか?」
れいさん「あんまりどうしていきたいとか、子供にこうなってほしいとか、あんまり持たないようにしてるんですよね。
ちょっと逆にここにずっといて私いいのかなと勝手に考えちゃう時もあるんだけど、考えてもしょうがないというふうにしていて、日本にいると家から5分の小学校に行ってて、卒業したら家から7分の中学校に行ってと大体行き先が見えてるんですよね。
こっちに来ると、まずこの一年小学校に行って、そのあとどうするかなと、もっといいとこあるかもしれないから探しに行ってみようみたいなことって日本だとあまりしなくないですか?次の学年に学校を変えるとか。
その理由も、今行ってる学校のクラスにクーラーがないから、ちょっとかわいそうだから、クーラーのある学校を探しに行きたいですとかで。
中学受験とか高校受験にしろ、受験が嫌いで、自分がかつて中学受験したんですけど、本当に嫌だったんですよね受験勉強が。
もともと田舎出身だったから、そんなものすごい大変な中学受験じゃないはずだったんだけど、小学校4年5年頃から、学校が終わったら電車に乗って35分ぐらいの都会の街に出て、算数とか国語を習ったりしてたんですけど、勉強が好きじゃないのになんでしなきゃいけないんだろうって思ってて。
いい点数取れないと、自分も悲しいし、親が怒るのも悲しいし。その中学受験が終わったらもっと良い世界が待ってるって勝手に思ってたけど、別に普通に学校行くだけだったんですよね。
中高一貫で、高校はそのまま行ったけど、今度大学受験になると、また大人たちの、ちゃんと勉強しないと、立派な大人になれないよみたいな圧があったりとか、そういうことからいつになったら解放されるんだろうって思って。
一生懸命受験しても天国みたいな時が待ってるわけじゃないので、あおいとけいには本人たちが受験したくてたまらないなんて言わないと思うんですけど、言わない限りは無縁のところで過ごしたいとなんとなく思っていて。
このセブ島で通ってると、受験とか関係なさそうな気がするんですけど。」
タク「ないんじゃないですかね。学校が変わるときには一応ね、受験というよりは今の学力を知るために国語英語算数と面接があったりはしますね。」
れいさん「そこはすごく気が楽ですね。」
ミユ「トータルで見て今のところどうですか?」
れいさん「来て良かったと思ってます。今後も何かよっぽどの病気、自分がなっちゃったり子供が病気にかかったりしない限りはなるべくこっちにいたいなと思います。
私の場合住民票が残ったままになってたりすると、向こうの学校に在籍したままになってるから、ちょっとたまには戻っとくかとかいうこともしなきゃいけないし、ちょっとめんどくさいこともあったりしますが、そういうことをしながら何とかつなげていくというか、こういう生活を続けて行けたらいいなって思うんですよね。
いつまでセブにいられるかとか、ちょっと自分で本当にわからないし、その時が来たらまた考えようと思ってます。」
ミユ「いいよね。そういう考え方。どうしても移住ってなると、いろいろすごく最後まで決めてこなければならないとか、そこまで決めたならそこまでいないと失敗みたいに捉えてしまう人とか、苦しくなっちゃう方とかいらっしゃるので。」
れいさん「私も来る前はそういうことで焦ってたような気がしますね。」
ミユ「チャレンジしたそのプラスのとこだけを見てもらったらってすごい思う。」
タク「今後、セブ島留学や移住をしようって検討している方もいると思うんですけど、アドバイス何かありますか?」
れいさん「私の知り合いがもし日本で迷ってたら、ぜひやってみたらいいんじゃないの?と伝えたいですね。
まずはやっぱり、それこそやってみないとわからないというのが1番大きいと思って、なんで来る前に違うことやることにあんなに恐怖とか心配とかばっかりだったんだろうって今でも不思議に思います。こっちに来るまで足を1歩踏み入れるまで、日本で焦りまくってたなって。
もしこうなったらどうしようとか、頭で段取りばっかり考えてて。そもそも私自分が母親として良いことしてるのかなとか、周りの人の反応でも心がすごく揺らいじゃうんですよ。
自分に1番近しい人を自分の親とかに相談に行くと、なんでそんなところにわざわざ行くの?って。日本にいれば何も不自由なく、きれいなところでご飯食べて寝て安心安全に暮らせるのにセブ島に行くの?って言われたりして。
実際、セブに行くか迷っている人たちもそういうところで二の足を踏んでたりするんじゃないかと思うんですけど、実際私がこっちに来てみたら心配するほどの事はほとんどなかったって思っています。
ミユさんが、とにかくパスポートを用意していただいてって言ってるその感覚でいいのかなと。周りが何を言おうと、パスポートを申請しに行って、ホテルなり語学学校なりを予約して、飛行機のチケットを取ってビューンて来ちゃえばいいと思います。
来ちゃえばこっちのもんだと思います。よかったって思うと思うんですよね。だって、私クロスロードでいろんなお母さんとか生徒さんと話してますけど、大体みんなそう言ってます。来てよかったって。」
タク「そんなもんだよね。僕らも旅する時や世界一周とかする時もポンと出てしまったら普通だったし、語学学校起業しようなんて時も出してしまったらそれなりに何とかなるので。」
れいさん「本当にそう。なんでそんなに日本がいいって信じ込めてたのかなとも思うんですよね。日本にいると絶対完全に100%安心安全で何の心配もないなんてわけないのにね。
だから迷ってる人がいたら来たらいいと思うんですよね。」
タク「ありがとうございます、来ちゃってください。」
ミユ「そんな苦労が来る前にあったとは。私からするとメールとかのやりとりでは、調べ尽くして本当にわからないところだけをたぶん送ってくれてたと思うので、本当にトントンでいらしたと思ってたんですけど、うしろで揺れてたというのがあったんですね。」
れいさん「泣いてたんですよ私、父からもなぜセブに行くんだ馬鹿者と言われて毎日お腹がゆるくなっちゃって。でもみんながみんなそうじゃなくて、義理の兄弟は楽しそうって言ってくれて、自分の中でのいろんな気持ちが落ち着いてお腹も良くなって、こっち来たらすっかり治って。」
ミユ「それを乗り越えて来てくださったっていうのがありがたいのと、どんな人と一緒にいるか、どんな人と出会えるか、何かあったときに応援してくれる人がいるかで変わりますね。」
れいさん「応援してくれる人がいると本当に力になるんだと思います。逆に反対されると、本当に気持ちがそがれちゃうんですね。
でもミユさんの趣味って応援することなんですよねたしか。」
ミユ「趣味というか、私がやりがいを感じるのは頑張っている人を応援することですね。やりがいは感じます。」
れいさん「すごいクロスロードで応援してもらってる気がするし、クロスロードって名前の通り、いろんな人がここに集まってきて一期一会でバイバイってこともあって寂しく思うけどまた違う人が来ていろんな話聞いて励ましてもらったりもするし本当にありがたいです。」
タク「今日は小学4年生と2年生のお子さんとセブ島移住されたれいさんにお話を伺いました。ありがとうございました。」