2019.07.03NEW

伝説の旅日記「おもしろそうだからやってみよ。」65th Try 〜 68th Try

【伝説の旅日記を公開】

若かりし頃にアジア1人旅をしたダイスケは、旅の後、『そうだ、旅の経験を文章にして、たくさんの人に読んでもらおう』と思い立つ。時代を読むセンスがあればブログを書いていたと思うのだが、スーパーアナログ人間ダイスケは、『そうだ、電車の中で読んでもらおう♫』と、書いた旅日記を印刷し、駅で配るという行動に出る。『アジア1人旅、旅日記を書いています。よろしければ読んでみてください!!』と駅前で声を張り上げ、4年という期間(旅は1年ちょっとなのに)をかけ、意地で書ききった当時の自分を、僕は今、、、あまり思い出したくない(笑)

【 過去記事はこちら 】

1st Try 〜 4th Try 

5th Try 〜 8th Try

9th Try 〜 12th Try 

13rd Try 〜 16th Try

17th Try 〜 20th Try 

21st Try 〜 24th Try

25th Try 〜 28th Try 

・29th Try 〜 32nd Try

33rd Try 〜 36th Try

37th Try 〜 40th Try

41st Try 〜 44th Try

45th Try 〜 48th Try

49th Try 〜 52nd Try

53rd Try 〜 56th Try

57th Try 〜 60th Try

・61st Try 〜 64th Try

 

 

 

65th Try

 

早朝、まだ辺りが真っ暗な頃、

ミャンマーとの国境がある中国雲南省の端っこの町

「瑞麗(ルイリー)」に到着した。

 

バスから降りると、

到着に合わせて集まっていたタクシーの運転手が、

我先にと迫ってくる。

 

乗客の中で一番最後に降り、荷物を受け取った俺は、

売れ残りのタクシードライバー十数人に囲まれ、もみくちゃになった。

 

成田でおばちゃんにもみくちゃにされるヨン様の気分

を数十秒味わい、満足した俺は、

 

「不要(結構)!!」

 

と言い放ち、さっそうと歩きだした。

 

 

雲南省都「昆明」で得た情報を頼りに

ミャンマーを目指す事にした俺は、

この町でガイドさんと連絡を取り、待ち合わせし、

ミャンマーのラショーという町につれて行ってもらう事になっている。

 

情報によると、「利民ホテル」という所が、

待ち合わせに便利な上、宿代も安いらしい。

 

 

っつ~ことで、どうせまだ朝も早ぇし、

宿も開いてねぇだろうから、歩きながらゆっくり

その和民チックなホテルを探すことにした。

 

 

数十分歩き続けたけど、

ホテルが見つかる気配はまるで無い。

 

まぁそりゃそうよね。この町の地図も無けりゃさ、

どっちの方向にあるかもわかんねぇんだもん。

 

誰かに聞くにしてもね~、まだ寝てるっしょ、、、

誰も外になんか出て来て無ぇし。

 

 

「兄ちゃん、タクシー乗んねぇか?」

通りすがりのタクシーが声を掛けてきた。

 

 

この数十分の間にも、

何人かが同じように声をかけてきてたんだけどさ、

 

「歩くからいいや。

あ、あのさ、利民ホテル在那里?(利民ホテルってどこ?)」

 

って聞いたら、毎回

 

「不知道(知らねぇ)!!」 

 

つって言われてさ(笑)

 

 

はぁ!?

俺をタクシーに乗せて

どこに行くつもりだったんですか?

 

 

乗らないから道教えないみたいな感じだよね、きっと。

 

そんなんばっかだったから、

もう声かけられんのめんどくさかったんだけど、

今度の人はちょっと違ってさ。

 

俺が「不要!!」っつって、

半分無視して歩いてたら、ずっと車で付いてくんのよ。

 

運転手:「兄ちゃん、タクシー乗らねぇか?」

 

俺:  「不要!!」

 

 

「お~い、どこ行くのよ?」

 

「 、、、。 利民ホテル 」

 

「おっけぃ!!乗りな!!」

 

「おっけぃ、よろしく!!

   って馬鹿。 だから乗らね~っつ~の」

 

 

「なんで?超遠いよ?」

 

「あ、方向って向こうで合ってる?」

 

「おう、あっちだよ!!」

 

「お!? 謝謝。さんきゅ」

 

 

 

数分後、

 

「なぁ~、マジ遠いってぇ。乗れよ~」

 

 

しつこい!!

 

 

っつ~より、この人良い奴っぽい??? 

なんか憎めねぇ。

 

方向もわかったし、

多少遠くてもゆっくり歩いて行きゃいいんだけど、、、

 

もう中国も出るからな、

中国のお金残しとく必要も別に無ぇし、、、 

 

乗るか。

 

「ほい来た~!!行くぜぇ~」

 

みたいな感じで気持ち良く出発して約2分。

 

到~着~♪♪ 

 

 

って、近っ!? 

 

 

 

 

てぇめぇええ~!!!

 

ってちょちょちょっ、、、

 

 

怒る間も無く、

運転手は開く気配の無い宿の入口にピューンって走ってった。

 

そんで、

 

ドンドンドンっ!! 

ドンドンドンっ!!

 

 

 

ちょっと!? 

やりすぎじゃね? 

俺が気まじぃじゃん!!

 

 

しばらくすると、

眠い目を擦りながら従業員らしき女の子が出てきた。

 

運転手がその子と何やら話し、

「どの部屋が良い?」 って聞かれて、

 

「安いの」 と伝えると、

あっという間に俺の部屋が決まった。

 

 

おぉ、これは、、、 

ちょっと助かったなぁ

 

 

 

運転手は俺がタクシー代を払うと、

 

「謝謝。再見!!(さんきゅ~、じゃ~な~!!)」

 

っつって笑顔でピューっと帰って行った、、、。

 

 

ははは、

 

ホテル超近かったけど、あいつやっぱ憎めねぇ(笑)

 

 

あっ!? 

 

おつり、、、

 

 

あの野郎ぉ~、、、 

 

 

 

 

ま、いいか(笑)

 

 

 

 

部屋でひと眠りして、

昼頃になると、飯を食いに外に出た。

 

 

安くておいしい中華を腹一杯食った後、

散歩をしていると「電話屋さん」を見つけた。

 

そうだ、ガイドさんに電話しなきゃ!!

 

 

っつ~ことで、

明後日ミャンマーに連れて行ってくれる事になってる

ガイドさんに連絡してみることにした。

 

電話番号を店のおばちゃんに渡し、繋がるのを待つ、、、。

 

ドキドキ、、、

あぁ~、緊張すんなぁ、、、

 

あれ?

俺、外人と電話すんの生まれて初めてだ!!

 

ちょっと待てよ、え~っと、、、

 

何語で喋ればいいんだ???

 

 

んん~、、、

「ぼでぃ~らんげ~じ」が使えねぇからなぁ、、、

 

 

 

プルルルル、プルルルル、

 

ガチャ!!

 

「うぇい、ニーハオ!!」

 

 

お、中国語だ。

 

「ニーハオ。我是日本人。Can you speak English ? 

 

出だし好調!!

 

いきなり2ヶ国語を操っちまった!!

 

「アイ オファー ツアー 

ミャンマー バイ ランド!! アンダスタン??」

 

おっ!? 

俺、結構英語出てくんじゃん、、、(笑)

 

 

 

しかし、、、

「YE~S!!  なんちゃらかんちゃら、、、」

 

 

電話の向こうの彼は、

流暢な英語で何かを言っている。

 

 

あ、あの、、、Slowly please. 

 

ん??? What ???

 

パードゥン!!

 

ソーリー

 

パードゥン!!

 

 

More more slowly、、、

 

 

 

 

 

何言ってっか全然わかんねぇ、、、

 

 

 

何度も聞き返していると、相手が、、、

 

 

「Can you speak English ???」

 

 

あ、あの、、、

 

「a little、、、」 

 

なんか、すいません、、、。

 

 

すると、相手が中国語で話しだした。

 

「亜委鵜絵御化気区毛湖差詩巣、、、」

 

 

いや、あの、、、

 

 

もっとわかんないっす!!

 

 

結局、電話の向こうの彼に、

何度も同じ事を言ってもらい、なんとか理解できた。

 

「明日の5p.m.にガイドが部屋に行くよ!!」

 

との事らしい。

 

 

 

翌日、5p.m.、、、

 

 

あれ?誰も、、、来ないぞ??

 

う~ん、どうしよ。

明日出発の予定なんだけど、、、。

 

 

これってピンチ???

 

 

 

 

 

 

66th Try

 

来ねぇ、、、。

 

来ねぇぇぇえええ!!

 

 

 

明日俺は、ここ中国からミャンマーに行く、、、

はずなんだけど、、、。

 

今日、夕方5時に

俺の部屋に来る事になってるはずのガイドさんが来ねぇ。

 

超~待ってんのに来ねぇ。

 

もう6時過ぎましたけど、、、。

 

 

 

何故!?

 

 

 

暇つぶしに筋トレをしてたら、

あっという間に6時半を過ぎた。

 

筋トレってきついから嫌いなんだけど、

あんまり暇だとさ、結構やる気になるんだよね~。

 

なんかさ~俺、もし海外で生活したら、

言葉が分かるようになる前に、

 

ムッキムキになる気がする(笑)

 

 

 

って、んな事言ってる場合じゃねぇんだよ。

 

明日出発ですよ。

っつ~かビザももう明日で切れちゃうんですよ。

 

もしガイドさん来なかったら、、、

 

、、、不法滞在。

 

 

 

 

 

嫌だ~!!

 

 

 

 

しゃ~ない、電話してみっかな。

 

 

 

 

コンコンコン

 

 

 

「Hello Sir !!」

 

 

 

てめぇ、何時間

待たせてくれとるんじゃぁあ!!

 

ハローよりソーリーが

先だろうがぁああ!!

 

 

という怒りは全く無かった。

 

 

 

 

お待ちしておりました。

 

 

 

マ・ジ・で ホッとした。

 

 

 

2時間近く遅れてやってきた彼は、

軽く自己紹介をして、

 

「明日の朝迎えに来るから、準備しておいて」

 

っつ~事だけ伝えると5分もしないうちに帰って行った。

 

 

えっ!?

2時間待たせてそれだけ???

 

 

 

電話で言えよ、、、電話で、、、

 

 

 

 

あっ、

 

もしかして、、、あの時言ってたのかなぁ、、、

 

電話だと俺に通じなかったから、

わざわざ来てくれたのかなぁ、、、

 

 

う~ん、なんか申し訳、、、 

 

 

 

ま、いっか。

 

 

 

何はともあれ一件落着。

あとは明日を待つだけだ。

 

 

 

 

 

翌朝早く、

インスタントコーヒーを淹れながら煙草に火を点け、

朝のリラックスタイムを満喫した後、

 

長時間移動に備え、

意を決してトイレに行くことにした。

 

 

みんながそうという訳では無いのかもしれないけど、

人間って不思議だよね。

 

気持ちで体調を左右されるんよね。

ここに来て3日、俺は初めて大便をかます。

 

便秘だったというか、

自ら便秘を望んだというか、、、。

 

ここのトイレは共同で、6~7畳の広さ。

そこに和式の便器が3つ並んでいる。

 

 

そう、並んじまってるんよ。

 

壁が、無いんよ。

 

 

 

俺がトイレに求めるものは、

解放感じゃなくて、閉塞感なのに。

 

 

朝早く起きた甲斐あって、

他の部屋の人達が起きている雰囲気は無い。

 

これなら無事にできそうだ。

 

壁際の便器に跨り、ズボンを下ろす。

 

 

ふんっ、、、

 

 

 

 

 

ギィ~ッ!! 

 

 

 

!?

 

 

 

 

まじかよ!?

 

新聞を手に持った

中国人のおっちゃんが足早に入ってきた。

 

すぐにパンツを上げて出て行きたかったけど、

だいすけの大ちゃんはもう止められない。

 

顔が真っ赤になっていくのが分かる。

 

これまで中国でいろんなトイレを経験したけど、

ここまでモロなのは初めてだった。

 

 

 

あぁ、気まじぃ、、、

 

 

 

彼は何故か間を開けずに俺の隣の便器を選んだ。

素早くズボンを下ろし座る。

 

それとほぼ同時にファンキーな音が、、、 

 

 

ぶりっ 

 

ポチャンッ

 

 

 

 

きっと我慢の限界だったんだろう。

 

ホッとしたように、ふぅ~っと長く息を吐くと、

彼は新聞を広げ、こっちを向いて言った。

 

 

 

「早上好(おはよう)!!」

 

 

 

 

 

「えっ!? あ、ニーハオ、、、」

 

 

 

生まれて初めて、

他人とケツ丸出し同士で朝の挨拶をした。

 

 

その後、

新聞に夢中でなかなか出て行く様子の無い彼を横目に、

過去最大級の恥ずかしさに耐えながらフキフキし、

「再見(じゃぁね)!!」 っつって出てきた。

 

 

 

野グソはへっちゃらだけど、、、

 

やっぱニーハオなトイレは無理!!

 

 

 

見るのも見られるのも、

聞くのも聞かれるのも、

嗅ぐのも嗅がれるのも、、、

 

 

もうホント、

 

 

 

本当勘弁だわ!!

 

 

 

 

さようなら、中国トイレ!!

 

 

 

 

 

 

出発の準備を終えると、

時間通りにガイドさんが迎えに来た。

 

そして、宿をチェックアウトすると、

車でガイドさんの事務所兼、家に連れて行かれた。

 

ミャンマー人のガイドさんの家に入ると、

先に来ていたらしいアメリカ人と中国人のカップルが待っていた。

 

どうやら、今日はこの3人でミャンマーに行くらしい。

 

 

お茶をしながら、

必要な書類にサインをしたりする。

 

なんかよくわからんけど、

いろいろと政府さんが厳しいらしくてさ、めんどくさいね。

 

つっても、

何回か「HIRATA DAISUKE」って書いただけなんだけどさ。

 

 

 

準備が終わり、運転手さん、ガイドさん、客3人の計5人、

バンに乗り込み、ミャンマーのラショーという町に向けて出発した。

 

 

Brooooon!!

 

 

 

出発して数分後、まずは国境に到着。

ここからミャンマーに入国する。

 

外国人に開放されていないこの国境は、 

観光客がいないだけあって空いていた。

 

その為、簡単に中国を出国し、

あっけなくミャンマーに入国した。

 

 

 

すると、そこは、、、

 

 

 

びっくりするくらい

みゃんまーだった。

 

 

中国側では綺麗に舗装された道路だったのが、

ミャンマーに来ると、雨が降ったらすぐに洪水になりそうな道に変わった。

 

 

イミグレーションの建物は、

お城のような格好良い建物から、

ピンクのトロピカルな小屋に変わり、

 

男はズボンの常識が完璧に無くなって、

基本誰でもスカート(みたいなの)になった。

 

どこでも「カァ~ッ、ぺっ!!」ってタンを吐く中国人はいなくなって、

 

こっち側の人達は

「ピュッ!ピュッ!!」っと至る所で口から血を吐いている。

 

 

 

国境を越えるだけで、こんなに変わっちまうのか~。

 

 

って血!?

 

 

なんだあれは!?

 

と思いながら車に乗り込むと、

ミラーに映る運転手の口が赤い、、、。

 

歯まで真っ赤に染まっている。

 

まさかと思いながら彼を見ていると、

運転手は窓を開け、案の定外に向かって血を吐いた。

 

 

 

うわぁぁああ!?

 

 

ここは吸血鬼の国だったのかぁ!!

 

 

 

 

 

噛みタバコだって。

 

なんか葉っぱになんかの実をくるんだやつを噛んでるんだけど、

そうしたら真っ赤な唾が出てきて、それを外にピュッって吐くんだってさ。

 

 

少し懐かしくも感じる東南アジアな雰囲気の中、

至る所で赤い液体をピュッピュッと飛ばすスカートの男たち。

 

 

 

なんかこの国、想像以上におもしろそうだな。

 

 

 

さぁ、ミャンマーでは何が俺を待っているか。

 

楽しみだぜ!! 

 

 

つづく

 

 

67th Try

 

中国を出国して数時間、

ミャンマーは「ラショー」っつ~町に到着した。

 

「国の周りを軍事政権に囲まれている為、

空路入国が一般的なミャンマーに陸路で入れる」

 

っつ~事で、楽しみにしてたけど、

途中ちょっとした施設で入念な荷物検査があったくらいで、

他は大した事も無く、すんなりとラショーに到着した。

 

 

ガイドさんに、

どこか安くて良いホテルは無いか聞いてみたところ、

ここラショーには安いホテルは無く、

ここから比較的近い「シポー」という町に行くと安いホテルがあるとの事。

 

そして、1時間半後にそのシポーへのバスが、

ここから出発するらしい。

 

ラショーは本当にチラ見した程度なんだけど、

特に興味をそそられなかったからさ、

シポーっつ~所に行っちまう事にしたんよ。

 

中国から一緒に来てたカップルもそうすることにしたらしくて、

一緒にバスの出発を待つことにした。

 

ガイドさん達と別れ、

バスを待っている間、近くのレストラン?に入った。

 

ここで発見しちまったんよ。

 

る~び~を。

 

 

アジアで3本の指に入る美味さ

って噂のミャンマービールのお手並みを、

早速拝見しちゃおうっつ~ことで、頼んでみた。

 

 

 

プシュッ!!

ゴクゴクゴク

プッハァ~!!

 

 

 

美味ぁぁあぃ!!

 

 

 

中国と比べ物になんねぇ!!

 

 

 

 

 

決定。 

 

ミャンマー良い国だわ。

 

 

いやぁ~、驚いた。

これはこの旅行で一番の味かもしんねぇ。

 

しかも、飲んだのビンビールなんだけどさ~、

ミャンマーには 生ビール があるっつ~

タレコミも入ってっからなぁ~。

 

これはマジ期待大だわ~。

 

 

そんでまたさ~、

タダ同然くらいの値段で葉巻が売ってんだけど、

これもまた良い香りで美味いんよ。

 

美味いビールに美味い葉巻、、、 

 

 

あぁ、幸せ。

 

 

こりゃぁビザの期限ギリギリまで

とことん楽しめそうだわ。

 

 

カップルの二人とカードゲームをしながら、

おいしい葉巻とミャンマービールを楽しんでいると、

あっという間にバスの出発時間になった。

 

バスの周りに集まってる

口から赤い液体をピュッピュ飛ばしているミャンマー人さんの間をかき分け、

足に赤い液体がかからないように気をつけてバスに乗り込んだ。

 

 

バスの中で出発を待っていると、

人もそうだけど荷物がバンッバン乗ってくる。

 

出発する頃には通路は完全に荷物で塞がって、

自分の周りを半端無い数のでっかい麻の袋に囲まれた。

 

誰の荷物だよ!?

 

結局、乗ってる奴ら全員で力を合わせても、

絶対持ち切らないほどの荷物が載せられた。

 

もう人と荷物が混ざって、

 

(バスの中+トラックの荷台)÷2

 

みたいになってさ~、

 

 

パッと見、荷物から人が生えてたから(笑)

 

 

 

まぁ、汚れさえ気にしなけりゃ、

言うほど居心地悪くなかったけどね。

 

 

出発して、外をボーっと見ていると、

周りを走ってる車に興味を惹かれたんよ。

 

なんかさ、レトロな感じの車がたくさん走ってるわけ。

言い方変えれば、ボロボロっつ~だけなのかもしんねぇけど(笑)

 

 

でもなんか、

見た事あるような、懐かしい感じの車なんよ。

 

ほら、ALWAYSに出てきそうな、昭和な感じの車とか。

 

それでもしかしてと思って、

ロゴとかをよ~く見てみたらさ、やっぱりそうなんよ。

 

古~い日本車が超いっぱい走ってんの。

 

日本でも見かけないような日本車が、

ミャンマーで走ってるなんてさ、なんか不思議な感じだよね。

 

だから何って事はねぇんだけどさ、、、。

 

 

でね、しばらくして、

ふと自分が乗ってるバスの中を見たんよ。

 

そしたら、次降りるって時に押す、

「降りるボタン」が付いてるじゃあ~りませんか。

 

 

このバスも日本のか!? って思って、

これはどっかに日本語が書いてあるかもしれないと思って、

 

探してたら、、、 

 

見つけました。

 

 

 

決定的証拠!!

 

 

「日本ダービーの入場券は全て前売りです」

 

 

 

 

え~っ、当日券無いの!?

 

ぷぷぷ、、、(笑)

 

あぁ~ミャンマー楽し~!!

 

 

 

いろんな発見があってさ、

そこそこ楽しい時間を過ごしていたんだけど、、、

 

 

数時間後、

辺りが暗くなった頃、

バスが路肩に寄って止まった。

 

運転手と乗務員でなにやら揉めてるけど、

どうやらパンクかなんからしいんよ。

 

まぁ、道が悪い中こんだけ荷物載っけてりゃぁねぇ、、、

 

 

たぶんタイヤ交換しただけだと思うんだけど、

なんせ重いじゃん?

 

人間全員降りて、

荷物も下ろしたりして、てんやわんやなの。

 

そんで大分遅くなっちまったんだけど、

こういうちょっとしたトラブルに慣れて来てる自分が誇らしいよね。

 

焦らなくなったもん(笑)

 

 

シポーに付いたのは遅くなったけど、

バスの運転手さんが気を利かしてくれてさ、

宿の近くで降ろしてくれたんよ。

 

もう時間も遅かったし、その宿が安かったから、

とりあえず今日はそこに泊まる事にした。

 

部屋に荷物を置き、

一緒に来たカップルと、すぐ近くの店でメシを食った。

 

もう閉めるとこだったみたいなんだけど、

「これだったらいいよ~」って言って麺料理を作ってくれたんよ。

 

 

初めてのミャンマー料理、

美味かったなぁ~。

 

 

 

メシも食ったし、これでぐっすり眠れるわ。

 

さぁて、、、寝るか。

 

 

ふぁああっ、、、あわ。

 

 

 

 

 

「こんにちは」

 

ドキッ!? 

 

わぁあっ!?

 

 

ビビッたぁ~、まじ。

 

 

歯磨いて寝ようとしたら、

後ろから声掛けられてさ~。

 

人がいるのも気付かなかったし、

まさかこんな場所で「こんにちは」を聞くとは、、、。

 

 

振り返るとさ、

すんげぇファンキーなおっちゃんがいてさ~、

 

ド派手なアロハシャツに

ネックレスとかジャラジャラしてて、

 

ミャンマー人が穿いてるような

スカートのド派手バージョンを着てて、、、

 

 

超酔っぱらってるっつ~(笑)

 

まぁでも、嬉しくてさ、

ベランダに出て、葉巻吸いながら喋ってたんよ。

 

 

自分酔っぱらってないからさ、

ちょっと相手すんのキツイかなぁ、、、 って思ったら、

このおっちゃん超おもしろいの。

 

 

16年間日本に帰ってないとか、

この間まで数年間中国の瑞麗(ルイリー)で

世界一おいしいコーヒーを入れるカフェをやってたんだけど、

中国警察と揉めて潰されたとか、、、

 

 

見た目通りだな、人生がファンキーだわ。

 

 

 

ホント話してる事全部おもしろくてさ、

聞いてたら、すんごい事が発覚したんよ。

 

 

なんと、

 

俺がミャンマーに来るきっかけになった、

情報ノートに裏技を書いてくれた人

 

=(イコール)

 

このおっちゃんだったんよ。

 

 

あら、ど~も。

 

遅くなりましたが、、、

おかげさまで来れました(笑)

 

 

 

 

すげぇ、、、  繋がった。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

68th Try

 

 

中国の宿で見つけた「情報ノート」。

 

「情報ノート」っつ~のはね、

そこを訪れた旅行者が、他の旅行者に

役立ちそうな情報を書き残していく為のノートの事。

 

誰が考えたのか知らねぇけど、

めちゃくちゃナイスアイディ~ア~だよね。

 

外国の情勢とかって、結構変わるじゃん?

 

だからさ、

 

「ガイドブックにはこう書いてあるけど、

その後状況が変わってこうなった。」

 

とか書いてあると、実際、超ありがたいんよね。

 

役に立つ、立たないは人それぞれだろうけど、

現地で情報が欲しい人にとっては、

ガイドブックよりありがたい存在だったりもするんよね。

 

 

自分なんて、

別に情報欲しいとか思って無かったんだけど、

偶然宿で見っけて、暇つぶしに読んでみたら、

なんかおもしろそうな事がいっぱい書いてあるんよ。

 

ちなみに俺、昨日ミャンマーに入国して、

夜にこのシポーって町に着いたんだけどさ、

今俺がここにいるのも、

「情報ノート」のおかげなんだよね。

 

 

俺、ミャンマーなんて、場所もろくに知らなかったんだけどさ、

「情報ノート」に中国からの行き方が書いてあって、

 

「なんかおもしろそう!!」って思って、

その通りに来てみたんよね。

 

 

そしたらさ、超偶然なんだけど、

今俺の横にいるおっちゃん、、、

 

その情報を書いた人なんだよね。

 

 

ぷっ、超すげくね?笑

 

 

 

早めに目が覚めた俺は、

日当たりの良い宿のテラスに出ると、

椅子に腰かけ、昨日からハマッてる葉巻に火を点けた。

 

昨日の夜はわからなかった

素朴な景色を眺めながらボーっとしてると、

コーヒーを手に持ったおっちゃんが隣に座った。

 

 

おっちゃん:「ハ~イ、グッモ~ニン!!」

 

俺:「あ、どうもで~す。」

 

 

「あれ?日本人?」

 

「え!? はぁ、、、。」

 

 

「黒いねぇ~。インドネシアとかの子かと思ったよ。あれ?どっかで会った?」

 

「はい、、、昨日の夜、、、。」

 

 

「え?ここで?話したっけ?」

 

「えぇ、、、2時間ほど。」

 

 

大分変ったおっちゃんだけど、

中国でミャンマーの情報を残し、

ミャンマー人の奥さんを持つ彼は、

自分の体験談やミャンマーの事をいろいろ教えてくれた。

 

体験談は昨日も聞いたけどね、、、。

 

 

俺、結構あなたに関して詳しいっすよ(笑)

 

 

まぁ、体験談はいいとして、

おもしろいのはミャンマーの両替事情よ。(2007年)

 

ミャンマーでは

絶対銀行で両替しちゃダメなんだって。

 

 

だから、裏両替が基本。

 

っつ~のも、

国の公定レートでは1ドル(当時120円弱)=6~7kyatなんだけど、

裏レートだと、1ドル=1200~1300kyat(チャット)なんだって。

 

 

信じられないっしょ!!

200倍も違うんよ。

 

 

おっちゃんが言うには、

 

「 政府が馬鹿だからよぉ、

 見栄張って自国の通貨を無理やり強くしようとしてんだよ。

 

 公定レートを無理やり上げてよぉ。

 見せかけだけなんだよな~。

 実際はみんな裏で両替してんだからなぁ、物価も安いし。

 

 まぁ、公定に対しての裏って事でね、

 ホテルとかでも普通に両替できるからさ、

 他の国で言う『裏両替』とはまた意味が違ってくるんだけどね。

 

 だからあれよぉ、

 銀行で両替なんかしようもんなら、

 ビール1杯1万円とかになっちゃうんだよ、、、

 はっはっは!! 」

 

 

本当いろんな国があんだなぁ~、、、

 

おもしれぇ。

 

 

おっちゃんからいろいろ教えてもらったおかげで、

ガイドブックも無ければ、何にも知らなかったミャンマーだけど、

なんとか旅行できそうな気がしてきた。

 

 

おっちゃん、チェーズーテバーレ~!!

(ありがとう)

 

 

天気も良く、陽が高くなってきて、

良い感じに暑くなってきた。

 

夏って素晴らしい!! 的な感じ。

 

 

こりゃぁ、、、 

 

探検日和じゃぁ~!!

 

 

宿を出てさ、適当に歩きまわってみたんだけど、

この「シポー」っつ~町、、、

 

 

最っ高!!

 

 

町っつ~か、村って感じかな。

とにかく超~素朴なの。

 

小さい市場があって、屋台が出てて、

ちょっとしたお店があって、

小さい学校があって、アバウトなバス停があって、

たまに車が走ってて、、、

 

そんな感じの中心部から10分も歩けば、

川が流れてて、そこで身体を洗う家族がいたり、

おばちゃんが洗濯してたり、

手作りの竿で釣りをしてる子供がいたり、

暇なおっちゃんが浮いてたり、、、笑

 

 

違う方向に歩けば、

南国チックな植物が生い茂る林があって、

そこを抜けると、ぶわぁ~って田んぼが広がってて、

 

 

ちょこちょこある家は、竹を編んで作ってんのかな?

とにかくすごく自然とマッチしててさ。

 

干してあるカラフルなロンジー(ミャンマー人が穿いてるスカート?)も、

すごい良い絵になるんだよね~。

 

 

マジで全然飽きねぇの。

 

 

景色も最高なんだけどさ、人も良い感じなんよ。

 

すれ違う人が、

なんかみんな幸せそうな顔をしてるわけよ。

 

みんな柔らかい表情でさ~、

なんだろ?惹きつけられんのかな?

 

俺、超人見知りなのに、挨拶しまくっちゃった。

なんか、つい挨拶したくなっちゃうんだよね。

 

しかも、いきなり挨拶されてビックリしたと思うんだけど、

みんな100%笑顔で返してくれんの。

 

 

まだ「シポー」を数時間歩いただけなんだけどさ、、、

もう俺、ミャンマー超~気に入った!!

 

 

 

良い気分で宿に戻ってさ、

なんとなくテラスに足が向いたんよ。

 

まだ昼過ぎだったしね、

窓も無い、ベッドだけの部屋に戻ってもしょうがないもんね。

 

 

その時、

たまたまテラスにいたのが、オランダ人の「ハイン」だったんよ。

 

そんでさ、なんだろうね?

タイミングが良い時ってあるよね~。

 

話してたら、、、

「ハイン」さ、今日がハタチの誕生日なんだって。

 

夜はビールを飲んで、自分を祝うんだってさ。

近くに生ビールを飲めるところがあるんだってさ。

 

 

しかもおもしれぇ奴でさ、

自分のケーキをもう予約してあるんだって。

 

 

そりゃぁねぇ、、、

英語が苦手だって便乗するっしょ!!

 

 

その夜、

宿にいたおっちゃんも誘い、3人でビアーバーに行った。

 

そして、

ハインの20歳のお祝いに、

3人で20杯の生ビールを飲んだ。

 

 

でも20杯のビールじゃ足りなくて、

でも店も閉まる時間になっちゃって、

でもどうしてももっと飲みたくて、

 

更に生ビールを、、、

 

 

ビニール袋でテイクアウト。

 

 

ものすごく楽しい時間で、

英語が喋れるおっちゃんは先に寝ちまったけど、

酔っぱらったら言葉の壁なんか全く関係無ぇ。

 

ビールがぬるくなんのも関係無ぇし、

ケーキとビールが合わないのも関係無ぇ。

 

 

夜中まで、最高に馬鹿で、

楽しくて、素敵な時間を過ごした。

 

 

そして、仲良くなった二人は、

この後、数日間行動を共にする事になった。

 

 

 

なんか、、、

 

旅がどんどんおもしろくなる。

 

人生がどんどんおもしろくなる。

 

 

 

 

つづく

 

この記事をかいた人

ダイスケ

クロスロードのなんでもおじさん。クロスロード愛が強すぎてボランティアスタッフとして居座っている。 書道家という一面も持ち、世界の路上で2万人を超える人たちに日本語でお名前を書き、プレゼントしてきた。好きな言葉は迷ったらGO。