2019.07.07

伝説の旅日記「おもしろそうだからやってみよ。」69th Try 〜 72nd Try

【伝説の旅日記を公開】

若かりし頃にアジア1人旅をしたダイスケは、旅の後、『そうだ、旅の経験を文章にして、たくさんの人に読んでもらおう』と思い立つ。時代を読むセンスがあればブログを書いていたと思うのだが、スーパーアナログ人間ダイスケは、『そうだ、電車の中で読んでもらおう♫』と、書いた旅日記を印刷し、駅で配るという行動に出る。『アジア1人旅、旅日記を書いています。よろしければ読んでみてください!!』と駅前で声を張り上げ、4年という期間(旅は1年ちょっとなのに)をかけ、意地で書ききった当時の自分を、僕は今、、、あまり思い出したくない(笑)

【 過去記事はこちら 】

1st Try 〜 4th Try 

5th Try 〜 8th Try

9th Try 〜 12th Try 

13rd Try 〜 16th Try

17th Try 〜 20th Try 

21st Try 〜 24th Try

25th Try 〜 28th Try 

・29th Try 〜 32nd Try

33rd Try 〜 36th Try

37th Try 〜 40th Try

41st Try 〜 44th Try

45th Try 〜 48th Try

49th Try 〜 52nd Try

53rd Try 〜 56th Try

57th Try 〜 60th Try

61st Try 〜 64th Try

65th Try 〜 68th Try

 

 

 

 

 

 

69th Try

2度目の旅に出て4ヶ月半。

そろそろ長期旅行の部類に入ってくんのかな?

 

っつっても、かなりマイペースできてるからなぁ、

ようやく3ヶ国目に入ったところ。

 

一人で見知らぬ場所に行く

っつ~事への恐怖心は未だにMAXあるけど、

 

色んな事に幸せを感じたり、

楽しみ、喜びを感じる余裕も結構出てきた。

 

井の中のおたまじゃくしだった自分の世界が、

毎日少しずつじゃなくて、超たくさんずつ拡がっていく。

 

それを実感しながら、最近思うんよね。

 

人生っておもしれぇじゃん!!

 

 

ミャンマーに来て、3日目。

早くも素敵な出会いが2つあった。

 

1つは、自分がミャンマーに来たきっかけを作った人との出会い。

 

中国の安宿に置いてある情報ノートに書いてあった、

ミャンマーへの行き方。

 

それを書いてくれた人に、偶然会えたんだよね。

 

ミャンマー行きを決めた時は、

顔も名前も知らなかった人と、ミャンマーで一緒に酒を飲んだんよ。

 

なかなか面白い展開でしょ?

 

 

2つ目は、オランダ人のハインとの出会い。

 

たまたま同じ宿で、たまたま会って、たまたま話して、

たまたまその日が彼の誕生日だった。

 

たまたま誕生日だったから、

一緒にお祝いをして、飲んで、馬鹿話をして、、、

 

気付いたら、英語なんてろくに喋れねぇけど、仲良くなってた。

 

仲良くなったら、一緒に旅行することになった。

 

「一緒に来る?」

 

「はぁ? 行くに決まってんじゃん!!笑」

 

外人と2人で行動を共にするなんて、

俺もなかなかノリが良くなってきたもんだ。

 

あぁ、ハンパ無ぇ。

自分の成長をビッシバシ感じるぜ。

 

こっから先、更に度胸をつけて、

いろんな経験を積んで、いろんな人々と出会って、、、

 

こりゃぁ日本に帰る頃には、

 

超格好良い「旅んちゅ」になってるっぽい!!

 

 

まぁ、帰っちまったら、ただのニートなんだけど、、、。

 

 

ハインと俺は、おっちゃんに 「See you」 を言って、

宿をチェックアウトした後、昼飯を食い、バスを待っていた。

 

今いる「シポー」から「チョメー」とかいう

放送禁止用語のカバー的な町に向かう。

 

そこで3日間のトレッキングをしようっつ~のが目的。

 

もう既に3週間近くミャンマーを旅行しているハインが、

どっかでか仲良くなった「チョメー」在住のミャンマー人さんが、

ガイドをしてくれるんだってさ。

 

「その国で出会った現地人と仲良くなって、一緒に時間を過ごす。」

俺はたまたまハインに便乗させてもらったけど、これってさ、

ツアーとか、ガイドブック通りの旅行ではできない、旅の醍醐味だよね。

 

俺より2つ年下のハイン。

 

こいつ年下のくせに、、、

俺より「旅んちゅ」だなぁ。

 

 

まぁ、年下っつっても、こいつ、、、

 

身長2m近くあっからなぁ。

 

うん、そりゃぁ、しゃぁねぇ。

 

 

俺より30cmも上の世界を見てんだもん。笑

 

 

 

ほぼ時間通りに来たバスに乗り込むと、

多少ボロッちいけど、片側2席の、ごく一般的なバスの車内は、

ほぼ埋まっていた。

 

席は満員で補助席にも何人か、、、

 

ん?補助席の人、、、なんだ??? 

 

座高低っ!?

 

 

 

そう思っていると、後ろからハインの笑い声が。

 

「Oh~、hahaha、OK !!

No problem. hahaha,,,  DAI This is our seat !! 」

 

 

ハインから渡されたのは、

20cm四方くらいの、超ちゃっちぃプラスチックの椅子だった。

 

巨人のハインが座ったら、潰れちまいそうな椅子だけど、

よく見たら補助席の位置にいる人は、みんなそれに座ってたんよ。

 

それで座高が、、、

 

「ワァオ~、イッツ V・I・P シート!!」

 

「Yeah !! So special !! hahaha,,, 」

 

なんかさ、

ハインと喋んのが、すんげぇ楽しいんよね~。

 

英語での会話とか、

ものすんげぇ苦手意識があったんだけど、

ハインがさ、俺が理解できるまで、

何度でも同じことを言ってくれるんよ。

 

ゆっくり言ってくれるだけじゃなくて、

違う言い方をしてくれたり、ゼスチャーで伝えてくれたりもすんの。

 

そんなハインの影響でさ、

俺は、わからない時に知ったかぶりしちゃうのを、

意識してやめるようにしたんよ。

 

よくわかってねぇくせして、

雰囲気で 「 あぁ~。 」 とか言って、

わかったようなふりをしちまう癖を直してさ、

 

わかんねぇ時は

すぐその場で 「わかんねぇ。」 って言うようにしたんよね。

 

だから、たかが一個の事を話すのに、

すんげぇ時間かかったりするんだけど、

それでもちゃんとコミュニケーションがとれんのよ。

 

それが嬉しくてさぁ~。

 

ハインが何かを言ってさ、

その中にわかんねぇ単語が出てきたりすると、

その意味を聞くんよ。

 

「○○? What is ○○?」

 

そうすると、話を一回ストップして、

その単語の意味を、ハインが英語で説明してくれんの。

 

それでわかればそれでいいし、

その中にまたわかんねぇ事が出て来たりすると、

ウザッたいのを覚悟でまたそれを聞くんよ。

 

そしたら、またそっちをストップして、説明してくれる。

 

だから、

最初に何を話してたか、

わかんなくなったりもすんだけどね(笑)

 

 

それでも嫌な顔一つしないで、

根気強く付き合ってくれっからさ、

俺もめっちゃくちゃな英語なんだけど、積極的に話す事ができたんよ。

 

もうねぇ、なんか、授業料払いたくなったわ。まじ。

 

 

過去に経験した事の無い、

不思議な座り心地のバスの中、

超小っこい椅子に座ってんのに

ちっとも座高が低くならないハインと英語で話したり、

 

おっちゃんが持ってた「指さし会話帳」

からメモってきたミャンマー語を使って、

近くに座ってるミャンマー人さん達に、

 

「私はチョメーに行きたいです」

 

とか、超当たり前の事を言ったりしながら、

楽しく時間を過ごし、まだ暗くなる前に「チョメー」に到着した。

 

 

ハインが知ってたのか、

ハインのガイドブックに載ってたのか、宿はすんなりと見つかった。

 

チェックインすると、宿の従業員さんに頼んで、

早速ガイドをしてくれるという人に連絡をとってもらった。

 

 

すると数十分後、

宿にやさしそうなおっちゃんがやってきた。

 

ハインだけが来ると思ってた彼は、

「誰だ、こいつ???」って感じで、

一瞬とまどったみてぇだったけど、

ハインが説明すると、笑顔で優しく歓迎してくれた。

 

「Hi. I'm 99(ナインナイン). Nice to meet you !! 」

 

「ミンガラーワー。(こんにちは)

チャノォ イェ ナーメー だい バー。(俺の名前はだいです)

え~っと、、、

あ、

チンカイッテ~!!(蚊に刺されました)

ミャンマー語で何か言おうと思ったら、

何故か思いだしたのが「チンカイッテ~」だったんよ。

 

でも、これが思いのほか大ウケ。

ラッキ~。

 

「99」とも仲良くなれそうだし、

こりゃ明日からのトレッキングが楽しみだぁ!!

99オススメの屋台でメシを食い、

「じゃぁ、明日!!」っつって99は帰って行った。

 

自分とハインは、店内のテレビで「パイレーツ・オブ・カリビアン」

がやっているビアーバーで、おいしい生ビールを飲みながら、

 

この町とこの店の雰囲気を楽しんだ。

 

お互いの事を話し合ったり、

ミャンマー人さんと絡んだり。

 

絡んだミャンマー人さんに、

腕を掻きながら「チンカイッテ~」って言ってみたら、

またまた大ウケ。ほほほ。

 

「チンカイッテ~」は、

この時から俺の持ちネタになった。笑

 

 

 

つづく

 

 

 

 

70th Try

ミャンマーの田舎町「チョメー」で迎えた朝は、

小雨がパラつく生憎の天気。

 

早くに目が覚めた俺は、

部屋の外の居間で、葉巻を吸いながら外を眺めていた。

 

「なんだよ、、、雨かぁ。 かったりぃなぁ、、、」

 

この町に住むミャンマー人のおっちゃん「99(ナインナイン)」

の案内で、今日から向かう3日間のトレッキング。

 

いきなりの雨で正直テンションが下がっていた。

 

静かに部屋に戻ると、

ベッドからはみ出して寝ているのは、

身長2m近ぇオランダ人のハイン。

 

仲良くなった彼が誘ってくれて、

一緒に旅行する事になったんよ。

 

「nn,,, a,,, ah~ Hi,,, good morning ? DAI,,, 」

 

歯を磨こうとバッグをあさっていると、ハインが目を覚ました。

 

「ハ~イ、、、ノーグッドモーニン、ハイン。ビコーズ トゥデイ レイン、、、。」

 

「oh,,, really ? Too much ?」

 

「ん~、、、ノット ソー マッチ。 ア リトル。」

 

「Just a little ? OK !! We are lucky !!」

 

「ラッキー? ホワイ ラッキー?」

 

「Because,,, Not so strong rain, right ? So anyway we can GO !!」

 

 

グサッ!?

 

 

Anyway we can GO GO GO Go ,,,

 

 

 

雨強く無いんだべ?

じゃぁ、とりあえず行けんじゃん!!

 

 

そうだ、そうだった。

うっかり忘れちまってた。

 

マイブームのプラス思考。

 

そうだ、プラス思考で

 

1秒1秒を楽しむんじゃぁぁああ!!

 

 

 

ハインのおかげでテンションを取り戻し、

楽しく喋りながら準備を終えると、ほぼ時間通りに「99」がやってきた。

 

「Hi. Good morning Hine, DAI. It's rainy day today. Are you OK ?」

 

こっちを見てニヤッと笑い、ハインが言う。

 

「Do you have some problem DAI ?」

 

「イエ~ス。 レイン イズ ノープロブレム、バット ウィ ハブ ビッグプロブレム。」

 

 

99:「What happen ???」 

 

2人:「チンカイッテ~!!(蚊に刺された)」

 

99:「hahaha,,, Oh~ my god !!  Very big problem !! hahaha,,, 」

 

 

外は小雨が降って薄暗かったけど、

3人はハイテンションで楽しく出発した。

 

2泊3日の楽しいトレッキング、、、 

 

あっちゅ~間だったぁ。

 

天気こそイマイチだったけどさ、

なんか素敵な誤算が結構あって、楽しかったぁ。

 

 

初日に通りかかった小さい村に99の親戚の家があってさ、

そこで昼飯をごちそうになってたのね。

 

その頃って丁度雨が強くて、

食った後もしばらく雨宿りしてたんよ。

 

そんで、ハインと喋ったり、

その家にいた猫に癒されたりしてたらさ、

 

どっか行ってた99が帰ってきて、

「今結婚式やってるけど見に行く?」っつって。

 

「まじ!?行っていいの?行く行く~!!」

 

 

超ナイスタイミングじゃね?

 

行ってみたらさ、

なんかテレビで見るような、あの感じなんよ。

 

新郎新婦は民族衣装チックな晴れ着で、近くにご両親がいて、

村長チックな立派な髭のおじいさんがいてみたいな。

 

そんで、たぶん村人全員で祝ってるんよ。

 

そんな感じだから、

村人みんなと親戚とか友達の99と一緒にいたおかげで、

見るっつ~か、もう参加だね。

 

しかも、部外者の自分とハインの参加を、

みんな超普通に受け入れてくれてさ、

 

祈祷っつ~の?

結婚の儀式っぽいやつの時、

何故か最前列にいたもん(笑)

 

 

儀式の後も、もう調子ん乗ってっからさ、

新郎新婦どころか、2人の両親にも

 

「コムサートワンクー!!(おめでとう)」

 

つって、握手までしてんの(笑)

 

この外人たち何様だよ!?って感じだけど、

貴重な体験させて貰っちゃった上に、幸せのお裾分けまで頂いちゃって、

 

なんか、、、

 

あざっす!!

 

 

あとはね~、

99が意外な特技を持っててさ、

マジックが超上手いんよ。

 

そんで、[ 砂が手を通り抜けるマジック ]っつ~のがあって、

やられると超不思議なのね。

 

それを99から伝授してもらったんよ。

 

そうするとね~、、、

もう一秒でも早く誰かに試したいでしょ?

 

そんな時に通りかかった、さっきのとは違う村。

 

ちょっとしたテーブルとかがあって、子供が集まりそうな、

お菓子がいっぱい売ってるなんでも屋さんがあったんよ。

 

そこで99がミャンマー名物的なお菓子を買ってくれたんだけど、

最初の獲物はその店のおばちゃんだよね。

 

これはチャンスって思って、

只でさえ見た目が怪しい俺を不審がるおばちゃんに

無理やり試してみたらさ、

 

ぷぷぷ、

大成功しちゃって。

 

おばちゃんびっくりして大騒ぎでさ、

今度は隣で見てた別のおばちゃんにハインがやって、

そのおばちゃんも改めて超びっくりみたいな。

 

そんなんやってたら子供も大人も超いっぱい集まってきて、

あっという間にすんげぇ人だかりになってんの。

 

 

でさでさ、みんな超純粋なんよね。

 

ぷ、

百発百中ひっかかってくれんの。

 

みんなと仲良くなれるわ、

3人してヒーローになるわで、もう超~楽しかった。

 

 

あ、そうそう、あとさ、

99の友達の家に泊めてもらったんだけどさ、

夕方、そこに荷物置いて、散歩がてら水を買いに行ったんよ。

ハインと。

 

でさ~、水買おうとして店に入ったら、

中でちょっとやんちゃそうな若者が5~6人でたむろっててさ~、

 

手に持ってたんだよね、、、  

 

おビール。

 

 

「Cheers !!」

 

 

1分後には乾杯よ。

 

そんで若者たちの2~3人がさ、

俺と同じくらいだけど、英語話せたんよ。

 

そう、中1の3学期前半くらいのね。

 

だから、ミャンマー語はわかんねぇんだけど、

コミュニケーションもなんとかなったんよ。

 

酔いも手伝ってくれたし。

 

でさ、20過ぎの男だけ7~8人で飲んでたらね~、

 

日本とかミャンマーとかオランダとか、もう国は関係無ぇわ。

 

話題の中心、、、

 

あっちゅ~間に

下ネタになった(笑)

 

「oh~Hine,,, You are very big !! How tall are you ?」

 

「About 2m.」

 

「アンド ユア ベイビー? ビットウィーン ユア レッグス。」

 

「Yeah, how ? haha.」

 

「About this Beer bottle !!」

 

そしてめっちゃ盛り上がった(笑)

 

 

「マイ ベイビー」の大きさを、

ハッタリや比喩を使って表現し合ったり、、、

 

「マイ ベイビー」の状態の変化を

折り畳み傘を使って巧みに表現したり、、、

 

各国の言葉で

「いいケツしてんなぁ~」

はどう言うのかを教え合ったり、、、

 

会話も中1の3学期前半くらいだった(笑)

 

 

超~くだらねぇ事ばっかなんだけどさ、もう笑いすぎて腹痛くて、

昼間のトレッキングなんかの何倍も疲れたわ。

 

3ヶ国下ネタ会談、最高でした。

 

 

ほんと楽しすぎてあっちゅ~間に迎えた最後の日。

 

天気も良くてさ、

乗り合いトラックの荷台に乗って帰って来たんだけど、

風が超~気持ち良かったぁ。

 

景色も良いし、乗ってる他の人達も楽しいし、

最初から最後までなんもかんも最高!!

 

ほんと行けて良かった~。

 

マジで

「We are lucky !!」だったわ!!

 

 

最後に99の家で、99の家族と楽しくメシを食って、

3日間最っ高のガイドをしてくれた99とバイバイした。

 

99~、

チェズ テバ テバ テバ レ~!!

(超ありがとう)

 

 

 

「チョメー」に戻り、

ハインとビアーバーに行った。

 

結婚式に参加しちゃった事、マジックが大ウケだった事、

下ネタで盛り上がった事、最高だった99の事。

 

この3日間の思い出話をしながら、

今日もおいしいビールを頂きました。

 

あ~幸せ!!

 

 

明日はミャンマーで初めての列車移動。

次はどんな素敵が待ってんだ???

 

まじ、、、

 

毎日が楽しみ過ぎる!!

 

 

【豆知識】

日本語: 「いいケツしてんなぁ~!!」 

英語:  She has nice hip !!

オランダ: 「ラカコンチャ!!」 

ミャンマー:「オーコングレ~!!」

 

 

 

つづく

 

 

 

 

71st Try

 

「 Is that railroad ? 」

 

「レイルロー? ワット イズ レイルロー?」

 

「 Ah~,,, Railroad is,,, Trains road. You know ? 」

 

「あぁ~、、、 アイ アンダスタン!!イエ~ス、メイビー ザッツ レイルロー。バット、、、 ナウ ワーキング? ルックス ソー オールド。アイ ドン ノー。」

 

 

俺とオランダ人のハインは「ピンウーリン」とかいう町に行くべく、

列車の駅を目指してるんよ。

 

それで宿の兄ちゃんから聞いた方向に歩いてたらさ、

線路っぽいのが見えたの。

 

草地の中を線路が通ってる感じなんだけどさ、その線路、

草はめちゃめちゃボーボーだし、

近くで見たら、なんか半分埋まってるんよね、、、

 

これ、、、今使ってんの? 

こんな線路走ったら脱線すんじゃね?

 

 

「もう何年も前に使わなくなりました」

って言われたら、たぶん普通に信じるよ(笑)

 

 

そんなアバウトな感じの線路に驚いたんだけど、

しばらく行くと一応ちゃんとした駅があって、

そこは列車を待ってる人とか、

頭にでっけぇお盆を載っけた物売りの人とかで、

めっちゃ賑わってたんよね。

 

 

普通に現役バリバリの線路だった。笑

 

 

「ワォ~、アンビリーバボー、、、」

 

「 I think ,,, this is Myanmar style. It's so fanny !! haha.」

 

 

 

線路にもびっくりしたけどさ、なんかいろいろ、、、

ツッコミどころ満載(笑)

 

 

まぁ今いるこの「チョメー」っつ~町ってさ、

結構な田舎だからねぇ、

ミャンマーの列車の線路とか駅、

全部がこんな感じって事では無いんだろうと思うけど、、、

 

ホームと線路との段差はほんの15cm程度。

どっからでも駅に入れる。

3歳位のガキんちょが、

一人で平気で線路に降りていく。

おかんも知らんぷり。

 

「線路に物を落としたら、駅係員まで、、、」

 

うん、自分で拾って!!って感じ(笑)

 

 

パジャマとしか思えねぇ格好をしたおっちゃんが

拡声器でアナウンスをする。

 

アナウンス、、、。

う~ん、、、良く言えば。

 

 

「間もなく1番線に電車が参ります。白線の内側まで、、、」

って感じじゃねぇな。

 

電車が来てから、

「列車きたぞ~、下がれ~」 みたいな雰囲気。

 

大分ゆるい。

 

 

まぁ、俺もハインも言葉わかんねぇからさ、

本当にあの人が駅員だったのかどうかは謎だけど、、、

でもそうじゃなきゃ使わねぇよな? 

 

拡声器 なんて。

 

 

列車が停まる直前まで、

平気で線路の上を行き交う物売りのおばちゃん達。

 

果物やら、たばこやら、水やら、、、

なんでもかんでも頭の上に載っけてパワフルに売り歩く。

 

売り物がてんこ盛りの超重そうなお盆を頭に載っけて、

余裕の表情で歩きまわる。

 

商売のターゲットは、

どうやらここから乗る人よりも、既に列車に乗ってる人らしい。

 

ホームに入って来た列車の窓に駆け寄り、

出発までの僅かな時間で勝負をかける。

 

未来のホープ、

子供の物売りちゃんも負けじと頑張ってる。

 

物売りちゃん達は、列車に乗り込み、

小さい身体を生かし、混んだ車内で元気よく売り歩く。

 

俺らが席に座る頃には、

空のお盆を持って降りていく強者もいた。

 

通路からも窓からも、

席にいるまま大抵の買い物ができる。

 

こりゃぁ、、、

 

便利だわ。

 

 

電車がホームに入ってくるなり、

我先にと電車に乗り込み席に向かう。

 

他の車両はどうか知らねぇけどさ、、、

ここ指定席だよ。

 

そんな慌てなくても、、、。

 

あぁ、荷物を置きたいのね。

荷物多いから。

 

うん、確かにみんな荷物多いね~。

 

 

でもさ、、、 

 

窓から乗って来るのやめない?

 

 

はっはっは(笑)

 

もうホント、、、 

おかしいだろっ!!

 

って思う事ばっかりなんだけどさ、、、

なんか俺、最近こういうの超好きなんよね。

 

自分の常識とあまりにもかけ離れてるこの感じ。

マジ、たまんねぇ!!

 

 

日本帰ったら山手線窓から乗ってみっかな。

周りみんなドン引きなんだろうな(笑)

 

 

日本で「ナシ」な事が

ここだと「アリ」じゃん。

 

このファンキーな感じ、マジ最高!!

 

 

そんな訳で、

近頃カルチャーショックにハマってます(笑)

 

 

 

駅を出発すると、ようやく車内が落ち着いてきた。

自分にとって刺激的だった数分間の余韻に浸りながら外を眺める。

 

ひたすら自然の中を走る列車。

開いた窓から入ってくる風が気持ちいい。

 

目線を車内に戻すと、、、

 

 

ぷっ!? はっは(笑)

 

周りみんなが、、、

ハインの事をガン見してる。

 

うん、気持ちはわかる。

 

俺も京浜東北線乗ってて、

2m近い外人が乗ってきたら気になって見ちゃうもん。

 

しかもさ、ボックス席みたいな感じで、

2人ずつが向き合った4人席なんよ。

 

前の人の荷物があって、足があってで、

俺でさえ狭く感じんのに、2m近ぇハインが座ってるっしょ、、、

 

マジ違和感ハンパねぇから(笑)

 

 

まぁ、ハインが注目の的になってくれたおかげで、

周りの人とすぐ仲良くなれたのはラッキーだったな。

 

おかげで、外は超良い景色だったはずなんだけど、

そんなん全く覚えて無いくらい楽しかったもん。

 

覚えたてのマジックも大ウケだったし、

「チンカイッテ~」は相変わらずテッパンだったしね(笑)

 

 

 

結構長時間乗ってたんだけど、

楽しくてあっという間に「ピンウーリン」に着いた。

 

「ピンウーリン」に着くと、

今までの町とはまた違った雰囲気で新鮮な気持ちになった。

 

今までの2つの町に比べると、

都会っつ~ほどではねぇけど、交通量も多いし、

 

バンブー作りの家はほとんど無くなって、

お洒落な場所もあって、

「町」っつ~より「街」って感じになったかな?

 

俺さ、ミャンマーのスタートがド田舎だったからさ、

この国の都会のイメージが全く湧かないの。

 

だからさ、

このだんだん都会に

なって行く感じがすげぇおもしれぇ。

 

 

さぁ、とりあえず宿を探さねぇとな、、、

 

いつもだったらさ、テンパらないように、

宿を探しながら頭の中で何回もシミュレーションするんよ。

 

泊まりたいバージョンとか、

もうちょい安ければ泊まりたいバージョンとか、

安いけどここはキツイなぁバージョンとか、

あ、高い無理だバージョンとかね。

 

『 エクスキューズミー? ドゥー ユー ハバ ルーム? ハウ マッチ イズ ユア チーペスト ルーム? キャナイ シー ザッ ルーム? イズ ディス ユア ベスト プライス? OK、アイ ゴー アナザー ホテル。 サンキューベリマッチ。』

 

みたいな。

 

 

でも今回は一緒にいるハイン君が英語ペラペラだからねぇ、、、

 

 

まかせた。笑

 

 

結局、ハインが相当な交渉人でさぁ、

 

7ドルの所に5ドルで泊まれる事になって、

ラッキー、夜のビール代浮いた!!って感じになったんよ。

 

でも何より嬉しいっつ~か、

驚いたのはさ、

ハインと宿の人の英語のやり取りが、

全部わかっちゃった事だったんよね。

 

 

だって俺、英語超苦手のはずじゃん?

 

まぁ確かに、

ハインと一緒に旅行する事になってもう5日。

 

ずっと英語ばっかり話してっからなぁ。

 

考えてみりゃ英語が超苦手だった俺が、

ずっと英語でコミュニケーションとってんだもんなぁ。

 

英語だけは絶対できるようになんねぇ

 

って思ってたけど、

 

こりゃぁ、、、

やってみりゃできるようになるっぽいなぁ。

 

 

知識はまだ中1レベルなんだけどさ、

英語を聞くのも、喋るのも慣れてきたし、

恥ずかしさみたいのが無くなって、英語が楽しくなってきたんよ。

 

こりゃぁバイリンガルになる日も遠くねぇな。

 

 

 

既に俺の「あ~はん」とか、

超ナチュラルだしね。笑

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

72nd Try

「ピンウーリン」って町から

「マンダレー」っつ~街に向かってる俺とオランダ人のハイン。

 

「マンダレー」はミャンマーで2番目に大きな街らしいから、

電車やバスだったら本数も多くて楽に行けると思うんよ。

 

でも、前日の夜に2人で飲みながらさ、酔っぱらった勢いで

「ヒッチハイクでもしてみっか?」って決めてたんよね。

 

そんでヒッチハイクしようとしてたとこに、

偶然通りかかったのが乗車率120パーセントのピックアップトラック。

 

※【ピックアップトラック】

バスみてぇなもん?トラックの荷台に乗るんよ。停留所とかは無くて、どっからでも乗れて、どこでも降りれるんよ。快適さを求めなければ安くて便利だよ。

 

 

「マンダレー!マンダレー!」って叫んでる兄ちゃんを

荷台に乗せたトラックが横を通って行ったんよ。

 

「ラッキー♪♪これでいいべ。」

 

っつって乗せてもらったのはいいんだけど、

人が乗るスペース(荷台)は完全に埋まっててさ、

トラックの一番後ろのステップになんとかしがみついてるんだよね。笑

 

あぁ、なんてファンキーなんだ。

まじ、たまんねぇ!!

 

 

でこぼこの多い道を

なかなかのスピードで走って行くトラック。

 

もうバンッバン揺れるんよ。

ちょっと気を抜いたらマジで振り落とされそうだわ。

 

でもこのアトラクション的なスリルがまた楽しいんよね。

天気も良いし、風も気持ち良いからなおさらよ。

 

荷台に掴まりながら俺とハインは葉巻を吸って、

隣で立ってるミャンマー人の兄ちゃんは噛みタバコ、、、 

 

なんか今超自然じゃね?

 

 

すっげぇミャンマーに溶け込んでる気がする。

 

そうだ!!この瞬間を、、、

 

 

パシャッ!!

 

 

あ、、、

せっかく溶け込んでたのに、、、

 

デジカメなんか出しちったから超浮いたわ。

 

ま、いっか。楽しかったし。

 

 

 

荷台の鉄柱に腕をひっかけて、バランスを取りながら、

おばちゃんがくれたライチの皮をむいて食う。

 

「サーロォ カウンデー!!(おいしい)」

 

なんかミャンマー来てから、

移動中、毎回果物貰って食ってんなぁ、、、(笑)

 

「シポー」から「チョメー」に行くバスの中でも、

丸くて小っこいフルーツ貰ったし、

 

「チョメー」から「ピンウーリン」に行く

電車の中でもマンゴー貰ったし。

 

すげぇありがたいよね。

 

なんつ~のかな、

貰った事に対してありがたいっつ~のももちろんあるんだけど、、、

 

「同じ空間で、同じ物を食って、一緒に喋って」みたいな。

 

なんかこの「受け入れてもらってる感」っつ~の?

 

こういうのって、旅行しててさ、

ホント最っ高に嬉しいんよね。

 

だから、、、

おばちゃん、もう一個!!

 

 

おばちゃん、、、ありがとね。

おかげで今日もとっても幸せな気持ちになったよ。

 

だからさ、許してあげるよ、、、 

 

ずっと俺のリュックに座ってる事。笑

 

 

数時間後、

長くて楽しいアトラクションも終わり、

無事にマンダレーに到着した。

 

ミャンマーで2番目の都市っつ~だけあって、

今までの田舎のイメージとはガラッと変わった。

 

でもねぇ、

今まで行ったベトナムや中国の都会とはまた違った雰囲気でさ、

また新鮮な気持ちになった。

 

どういう感じかっつ~とねぇ、

人が多くて、車も多くて、大きい建物とか、

 

え~っと、、、

 

う~ん、、、

 

出てこい、

なんか良い表現出てこい、、、

 

あ、

 

 

ミャンマー風!! 

 

ごめん、テキトーに想像して(笑)

 

 

 

10日前にマンダレーにいたっつ~

ハインの案内で宿に向かってる途中、

竹かなんかで作ったボールで遊んでる集団がいたんよ。

 

7~8人が円になって、

ボールを下に落とさないで、手以外を使ってパスしてる。

 

俺もサッカーやってたからわかるけど、

みんな相当なテクニシャン。

 

これは日本代表として負けるわけにはいかねぇ。

 

ん?どうやらオランダ代表もそうらしいな。

 

 

い~れ~て~!!

 

 

 

ミャンマー優勝!!

 

ま、いっか。楽しかったし。

 

 

 

宿にチェックインした後、

駅に行ったり、インターネットをしたり、シャワーを浴びたり、

いろいろしてたらあっちゅ~間に夜。

 

で、ハインと屋台でメシ食って、

マンダレーで人気のおいしいアイスクリーム食って。

 

大満足して宿に戻って、

屋上から見下ろすマンダレーの夜景を肴に、

今日もいつものように一緒にビールを飲んだ。

 

ハインと一緒に過ごして1週間。

毎日がめちゃくちゃ濃かった。

 

俺のド下手な英語に付き合ってくれて、

わかんなくてもわかるまで何度でも説明してくれて。

 

おかげで英語を喋ることに怖さが無くなって、

 

でも間違ったり、なんて言っていいかわかんなかったりで、

伝えるのも、言ってる事を理解するのも、

めちゃくちゃ時間かかったけど、

すごく気楽にコミュニケーションがとれた。

 

俺にとっては毎日が超楽しい英語のレッスンだったな。

英語で「マジ話」までできたもんなぁ。

 

 

「シポー」では、

一緒に誕生日を祝って、仲良くなって、飲んで、、、

 

「チョメー」では、

99のガイドでトレッキングして、毎日腹抱えて笑って、飲んで、、、

 

「ピンウーリン」では、

下り坂をピューってチャリンコ2ケツで飛ばして滝を見に行って、

滝つぼで滝に当たってはしゃいで、

 

帰りは地獄の2ケツで上り坂、

交代でチャリンコ必死にこいで、

 

俺がこいでも全然進まなくて、

後ろから「You can do !!」ってあおってきて、

 

 

「オフコォォオース!! アイ キャン ドゥぅぉぉおお!!」

 

つって、、、笑。

 

馬鹿笑いしながら帰ってきて、やっぱり飲んで、、、

今日も同じように飲んでっけど、

一緒に過ごす最後の夜なんだな。

 

 

明日、

ハインは昼前の飛行機でタイに、

俺は昼過ぎの列車でミャンマーの北部にある街に向かう。

 

ここから俺とハインは、全く別の方向に向かって行く。

 

だけど、2人の旅はまだ続くんよね。

 

別れは少し寂しくもあるけど、

2人とも明日にワクワクしてる。

 

そして、次会った時、

互いの武勇伝を語り合う事を楽しみにしてる。

 

 

この旅人な感じ、、、 

 

マジ浸るよね。

 

 

 

「この旅の途中に、もう一度会えたら最高だね。」

 

そんな事を話しながら、

超たくさんの感謝を込めて、最後の乾杯をした。

 

「Cheers !!」

 

 

 

翌朝、

先に出発するハインを見送った。

 

「Dai. How do you think ? Can we meet again ?」

 

「もちろん。だってハインでっけぇもん。探したらすぐ見つけられるよ。」

 

「Haha,,, You also. You are so strange hair style and broken teeth. So I can look for very easy !!」 

 

「たしかに、、、(笑)」

 

「Many many thanks Dai.」 

 

「サンキュー ソー マッチ、ハイン」

 

 

Have a fantastic trip !!

See you again !!  

 

 

痛いくらいの握手とハグをして、再会を誓った。

 

 

しかし「出会い」っつ~のは本当にありがてぇなぁ。

自分と関わってくれる全ての人との「出会い」が本当にありがてぇ。

 

マジ色んな人との「出会い」がきっかけで、

自分の世界が無限に拡がっていく。

 

別れを意識している今だからかなぁ?

 

本当にそう感じる。

 

 

 

色んな「出会い」が俺を成長させてくれてるんだなぁ。

 

日本を出て4ヶ月半、、、

母さん、、、自分の成長を感じます。

 

それにしてもこの1週間、めっちゃ金使ったなぁ。

飲みまくったもんなぁ。

 

こんなペースで金使ってたら、

も~あっちゅ~間に無くなっちまうなぁ、、、。

 

 

ま、いっか。

楽しかったし。

 

 

 

 

 

 

つづく

この記事をかいた人

ダイスケ

クロスロードのなんでもおじさん。クロスロード愛が強すぎてボランティアスタッフとして居座っている。 書道家という一面も持ち、世界の路上で2万人を超える人たちに日本語でお名前を書き、プレゼントしてきた。好きな言葉は迷ったらGO。