【伝説の旅日記を公開】
若かりし頃にアジア1人旅をしたダイスケは、旅の後、『そうだ、旅の経験を文章にして、たくさんの人に読んでもらおう』と思い立つ。時代を読むセンスがあればブログを書いていたと思うのだが、スーパーアナログ人間ダイスケは、『そうだ、電車の中で読んでもらおう♫』と、書いた旅日記を印刷し、駅で配るという行動に出る。『アジア1人旅、旅日記を書いています。よろしければ読んでみてください!!』と駅前で声を張り上げ、4年という期間(旅は1年ちょっとなのに)をかけ、意地で書ききった当時の自分を、僕は今、、、あまり思い出したくない(笑)
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・81st Try 〜 84th Try
モンゴル行ってみてぇなぁ、、、
初めてモンゴルを意識したのは、
2ヶ月前、中国四川省「成都」にいた時。
宿にたくさんいた「チベット」を目指す旅人さん達にとって、
衝撃のニュースが流れた。
『 チベット、エベレストベースキャンプでアメリカ人がフリーチベット運動。それにより、チベット入境制限が厳しくなる。外国人の立ち入りほぼ不可能。 』
このニュースに「チベット」を目指していた旅人さん達は愕然として、
「なんでこのタイミングなんだよ~(怒)」
と毒づきながら、その後の旅程を悩んでいた。
そんな中、同じく「チベット」を目指していた旅人さんの一人で、
自分に色々な事を教えてくれていた
Dハイさんが言った一言が最高に気持ち良かった。
「今回は拒まれたなぁ~、モンゴルでも行ってみるかな。」
すっげぇ前向きで明るいあの言葉を聞いてから、旅行が更に楽しくなったんよ。
あれ以来、
「拒まれた~」とか「呼ばれてるっぽい」とか、
超~使うもん(笑)
そういやぁDハイさん、元気かなぁ~、、、
モンゴルどうだったんだろ、、、
俺もいつか行ってみてぇなぁ~、、、。
モンゴル、、、
行きてぇ!!
マジんなってきたのは、
ミャンマー最後の夜、ビールを飲んでる時だったかなぁ。
実は、ミャンマーの次は、
タイの「バンコク」に行くつもりだったんよ。
「ミャンマーに行くにはバンコクからが安くて便利」
って聞いたことがあっからさ、
ミャンマーからも「バンコク」がいいって思ったの。
でも、実際チケット買いに行ったらさ、
同じタイでも「チェンマイ」行きの方が全っ然安かったから、
「チェンマイ」にしたんよね。
「安い」っつ~理由だけで
「チェンマイ」行きのチケットを取ったんよ。
でも、友達が偶然「チェンマイ」にいるっつ~のを、
知った直後だったあの夜、思ったんよね。
俺、チェンマイに呼ばれてんのかな?笑
チェンマイか、、、
ラオスが近けぇのかな?
ラオスからまた中国行って、、、
確かDハイさん、
北京からモンゴルに行くとか言ってたんだよなぁ~、、、
ちょっと遠いけど、、、
おもしろそう、、、
なんか、、、
行きたくなってきたぞ
「チェンマイ」で友達のハインと再会して、
流れとノリに任せてたら、タイ、ラオスと来て、
気付いたら中国国境はすぐそこ。
中国って2週間以内だったらビザ要らねぇんだよな。
その間にモンゴルまで行っちまえば、、、
あれ?なんか、この流れって、、、
そうか、俺はモンゴルに呼ばれてたのか!?
そうか、そういうことか、、、。
そしたら、、、どうしよ、、、
行っちゃおうかな、、、
うん、もう、、、
行っちゃうか。
そうだな、
「迷ったらGO!!」だもんな!!
よし、モンゴル行こ!!
何に関しても優柔不断で、
なかなか決められない俺も、決まっちまえばこっちのもんよ。
モンゴルのビザやら列車の手配やら、
よく分かんねぇ事はたくさんあっけどさ、
時間も限られてることだし、
とりあえず、、、
北京までぶっ飛ばそう。
っつ~事で、
モンゴル行きを決意した2日後、
ラオスの「ルアンナムター」を寝台バスで出発し、
約1ヶ月前にいた中国雲南省都「昆明」に戻ってきた。
国境も超えっし、
まさか「昆明」までの直通バスがあるとは思わなかったけど、、、
あった(笑)
たぶんそんなに出て無ぇと思うんだよなぁ~、、、「昆明」行き。
そう考えると、
飲み過ぎで出発が1日遅れたのも運命、、、
ふふふ
「昆明」は、前に1週間くらいいたからさ、
もう~慣れたもんよ。
地理も大分わかってっから、
着いたその足で列車の駅に行ってさ、
翌朝の「北京」行きのチケットを取っといた。
しかも、
俺の中国語でのやり取りって、マジ超~ナチュラルよ!!
「 ニーハオ、ミンティエン ウォー シャン チュー ベイジン。ウーズオ ヨウ マ?」
「有。早上?晩上?」(あるよ、午前?午後?)
「ア~、ザオシャン シェンマ シーホウ チューファー?」
「九点半」
「ハオ ダ。 ドゥオー シャオ チェンァ?」(OK~、いくら?)
「○百○十○元銭」
「シェシェァ!!」(どうも~!!)
明日9時半発の
硬い椅子の席(一番安い)GET!!
どう? 結構やるべ?
中国結構長げぇからさ、、、 へへへ
でもね~、
「明日北京行きの硬座ある?」って聞いたんだけどさ、
「明日」のチケットがあったから会話が繋がったけど、
無かったら超テンパってたと思う(笑)
「あさって」ってなんて言うか知らねぇもん!!
無事チケットを取ると、
1ヶ月前に泊まってた宿に向かった。
居心地が良かったからっつ~のもあっけど、
どうしてもやっておきたい事があったんよね。
シャワーを浴びてサッパリすると、
フロントにいた見覚えのあるおばちゃんに声を掛けてビールを買った。
栓を開けてもらって、
共有スペースにあるあのソファーに座ると、早速ビールを、、、
ゴクゴクゴク、、、プハァ~、んめぇ!!
タバコに火を点けると、
テーブルの下からあの「情報ノート」を取り出した。
そう、1ヶ月前、、、
この「情報ノート」のおかげでミャンマーに行ったんよね。
おかげで最高に楽しい1ヶ月だったわ~。
マジ感謝。
だから、せっかく戻ってきたし、
俺もなんか情報を書いておきたかったんだ~。
ビールを飲みながら、俺が参考にさせてもらった
「ミャンマーへ陸路で行く方法」に付け足す感じで、
ビザの取り方、手続きの仕方から、ミャンマー国内の情報、
「チョメー」でお世話になった最高なガイド「ナインナイン」の連絡先や
80円のパスポートまで、思いつく事を全部書いた。
この情報がなぁ、、、
もし誰かの役に立ったら超最高だなぁ!!
翌朝、、、
俺は「昆明」駅でケツをマッサージしていた。
予定では「北京」までは約40時間。
2泊3日リクライニング無しの硬い椅子。
そんなに長時間、
俺のケツは耐えられるんだろうか?
完全に未知の世界だ。
でも、このファンキーな経験が、
きっとまた最高な自慢話になるはず、、、
行くぜぇ~、未知の世界へ、、、
Ket's GO !!
つづく
はぁ、、、
はぁぁ、、、
うぅ、、、
「北京」行きの列車が
雲南省「昆明(クンミン)」を出発して約10時間。
予定では、目的地の「北京」まで、まだ30時間以上ある。
この超長距離列車の席が、
「寝台」、「柔らかい椅子の席」、「硬い椅子の席」とある中、、、
お、安っ!?
「硬い椅子」と「柔らかい椅子」でこんなに変わんのかぁ~。
でも安いっつってもなぁ、
40時間硬い椅子っつ~のはさすがにキツいよなぁ。
ん~、、、でもなぁ、、、
「2泊3日硬い椅子だぜ?ケツ圧ハンパ無ぇよ(笑)」
とか言えたら、、、
おいしいなぁ。
まぁ、どんなにキツくても、
乗っちまえば40時間後には着くんだもんな。
う~ん、、、
買っちゃうか!!
つって、
ノリで「硬い椅子の席」を選んじまったけど、、、
やべぇ、、、早くも第一次ケツ危機!!
ケツが痛くて、寝るどころか、
じっとしてる事すらままならねぇ。
周りが余裕な顔して喋ってたり、
トランプを楽しんでたりすんのが羨ましくてたまんねぇ。
気ぃ紛らわす為にも、誰かと喋ったりしてぇけど、
話しかけるのもなんか恥ずかしいし、、、
だめだ、座ってらんねぇ、、、
タバコ吸いに行こ
出発の30分前くらいに「昆明」駅に着くと、
さすが首都に向かうだけあって、待合所は人で溢れてた。
「まもなく乗車できます。」的な放送が流れると、
改札的な場所にみんなが殺到する。
すごく。
そんな慌てなくても、全部指定席じゃん、、、
まぁ、今更驚かねぇけどね。
何回か中国で列車に乗ってっけど、、、例外無く、毎回そうだかんね(笑)
これで、
並んでる間にめっちゃ抜かされてさ、
乗ったら荷物置きバトルが始まるんよ。
座席に靴のまんま立って、
我先にって棚に荷物を置いてくの。
そのうち喧嘩する声が聞こえてきたりしてさ。
至る所で格闘が続く中、
めちゃくちゃに置かれた荷物を、
まわって来た乗務員さんが直して、
どうにか落ち着くんだけど、
そしたら今度はみんな一斉に何かを食いだすんよ。
ヒマワリの種とか。
そんで、
みんなゴミを床にバンッバン捨ててくからさ、
あっちゅ~間に車内が汚くなってくの。
すごく。
禁煙なのにタバコの煙も充満するし。
注意する人?
うん、いないね。
乗務員さんまで咥えタバコでまわってくるもん(笑)
ナフがいたらおもしろそうだなぁ、、、
ま、そんな感じで、
スタートはいつもの流れだわ。
ただ、
今回は荷物置きバトルに参加しなかったのが、大失敗だった。
周りと揉めるのがめんどくせぇと思ってさ、
最初から荷物を座席の下に置いたんよ。
そしたら床がみるみる汚れて行くじゃん。
ヒマワリの種の殻くらいならまだしも、
チキンの骨やら、果物のタネやら、バナナの皮やらで、
あっちゅ~間に床がぐっちゃぐちゃ。
それどころか、
痰を吐く奴がいたり、子供に小便させる奴まで出てきた。
ぬぁ~、理解できねぇ!!
頼む、俺の荷物に
変な物が付かないでくれ~!!
ただでさえ通路側の席なのに、
荷物が気になって、外の景色なんて見てらんねぇ。
安心してもたれる事もできねぇし、
席を離れる事も不安でしょうがねぇ。
その結果、、、
ミャンマーの、
席が木のベンチみてぇな椅子の列車で、
25時間半を耐え抜き、
着実にレベルアップしてるはずの、肉厚が自慢の俺のケツに、、、
早くも第一次ケツ危機がやってきた。
いくら周りのおっちゃん達が、
席で普通に吸ってるとはいえ、
世界一マナーが良いっつ~のが自慢の日本人が、
禁煙の場所で喫煙する訳にはいかねぇじゃん。
だから、喫煙所になってる列車の接続部分に行って、
久し振りにタバコを吸った。
ぷっはぁ~、、、 うますぎる
この10時間の我慢は無駄じゃなかったぁ~。
マジそんくらい煙が美味かったんよ。
周りのあまりのマナーの悪さと、
ケツの痛みで、超~イライラしてたんだけどさ、
思いきって席から離れて、
外を眺めながらタバコを吸ってたら、大分落ち着いた。
ここは日本じゃねぇしな。
納得いかねぇけど、
イライラしててもしょうがねぇしな。
荷物も、、、諦めた。
汚れたら北京で洗おう。
今はなんとかこの感じを楽しもう、、、
う~ん、
楽しむのは無理そうだけど、まぁ、気楽に行こう、、、。
第一次ケツ危機を乗り越えて数分後、、、
どっかの駅に着いた。
せっかく気持ちが切り替わって、
やっとリラックスし始めたとこだったのに、、、
あれ?乗ってくんの?満席だよ、、、
ん!? うぉっ!?
えっ、ちょっと待っ、、、
やばいくらい人が乗ってきてさ、超ラッシュよ。
せっかくリラックスできると思ったのにさ、
あまりの混みで、
この後トイレ行くのも我慢したし、
晩飯のインスタントラーメンにお湯入れに行くのもあきらめてさ、
そのままバリボリ食ったもん。
あの混みの中、
喫煙所の横の給湯器までは行けねぇもんなぁ。
ところでさぁ、、、
これってすんげぇ長距離列車だよねぇ?
だって北京までまだ30時間以上あるはず、、、
しかももう夜だし、、、
俺なんかは、まだ座れてっからいいけど、、、
みんな朝まで大丈夫っすか!?
みんなは全っ然大丈夫そうだった。
俺がだめだったね。
中国人さん、マジたくましいわ。
なんなの?辛くねぇのかなぁ?
硬てぇ椅子に、
背もたれがほぼ直角ってだけでも辛れぇのに、
超~混んでて、通路もめいっぱいでさ、
席すら無い人が超いっぱいのこの状況で、、、
辛そうにしてる人がいねぇ。
それどころか、俺の周り、
みんな気持ち良さそうに、爆睡してんもん。
それに比べて、俺はウトウトがいいとこ。
だから、隣の人の肩に何回も頭突きしてたんだけど、
何十回も起きたから、全く寝た気がしねぇ。
何回時計見ただろ?
結果、
完全に第2次ケツ危機が来た。
あぁ、、、辛れぇ
数時間後、、、
マジ 「Forever」 ってこんな感じかな?
って思うくらい長げぇ時間が過ぎて、朝になると、、、
この超混んでる中で、
みんなが一斉に朝飯を食いだした。
あり得ない強引さでインスタントラーメンにお湯を入れに行く人、
あり得ない強引さで売りに来た車内食を食う人、
持ってきた何かしらを食う人など、、、
びっくりするくらいみんな一斉に食い始めた。
あぁ、、、また床が、、、
更に数時間後、
出発から丸一日を超えた頃、、、
一斉に食ったから?
みんなが一斉にトイレに行きだしたんよ。
なんで、そのタイミングでなんで俺まで行きたくなるかなぁ。
朝飯食ってねぇのに、、、あぁ~、、、
しょうがねぇから、超混んでる中で超並んで、超~待って、
2人くらいに抜かされて、ようやく自分の番。
ふぅ、やっとだ、、、。
マジ何するにも大変だなぁ、、、
ギィ~、、、
えぇ~、、、
つづく
雲南省「昆明」を出発して丸1日を超え、
俺は「北京」に向かう列車で、トイレの順番を待ってる。
びっくりするほど同じタイミングで朝飯を食う中国人さん達が、
びっくりするほど同じタイミングでトイレに行き、
ただでさえラッシュ並みに混んでる車内に、トイレ待ちの列ができた。
そのタイミングで何故俺まで、、、
硬い椅子の席に座り続けんのも辛れぇけど、
混んでる中で立ってんのもかったりぃね。
待ってる間、改めて車内を見回すと、
近代的で綺麗な車内に、たくさんの人。
服装は、オシャレ感の違いはあっけど、
日本とそう変わんねぇと思う。
ただ、混んでんのに、席が無い人達も、
みんな床に無理やり座っちゃってっからさ、なんか変な光景。
そんな中で30分以上待って、
やっと自分の順番がまわってきた。
出てきた人を避け、扉を開けて中に、、、
えぇ、、、
信じられない光景を目の当たりにして、
中に入らずに席に戻った。
後ろに並んでた中国人さん達は「どうした?」っつ~感じに、
不思議そうな顔で俺を見てる。
いやいや、、、 あんた達の方が不思議だよ。
だって、あのトイレ、、、
いったい何十人前から流してねぇんだ?
あのトイレから帰ってくる奴が歩くこの床に、、、
俺の荷物は置いてある、、、
あぁ、またブルーになってきた、、、。
しばらく立ってたおかげで、ケツの痛みは引いたんだけど、
相変わらず寝れなくてさ、手持無沙汰で何気なく辺りを見回してたら、
車内の壁に、
超中国らしい注意書きを見っけたんよ。
漢字だとなんとなくわかるからおもしれぇね。
ぷぷぷ、、、
「禁煙」
「痰を吐くの禁止」
「窓の外にごみ捨てるの禁止」
禁煙はともかく、
「これ書かなきゃわかんないすか?」って感じでしょ?
それが、書いてもわかんねぇんだよ。マジで。
だって1個も守られて無ぇもん(笑)
「禁煙」、、、
そこら中で吸ってるどころか、
乗務員さんが咥えタバコで車内をまわってくるよ。
「痰を吐くの禁止」、、、
痰を吐くのはもちろん、手で鼻かんで、シートで拭いてる。
「窓の外にごみ捨てるの禁止」、、、
捨ててる奴を一人見たから、完璧とは言えないけど、
これはほぼみんなちゃんと守ってるよ。
だって、、、ぷ、、、
みんな車内に捨ててっから。
あ~、、、笑える。
俺、中国結構好きだけど、、、
結構嫌いだな(笑)
出発から約31時間。
相変わらず俺は座ってる。
こんなに長い間座ってるとさ、
俺もう一生このまま座ってんじゃないかな?
って思ってくるんだろうなぁって思ってたんだけど、、、
意外と思ってこないもんだね。
はい、どうでもいいっすね。
なんかねぇ、
2つ隣の席の女の子が日本語話せるみたい。
ちょっとテンション上がるよね。
しかもさ、ナイスタイミングで隣のお兄さんが降りたんよ。
だから、話そうとしたら、、、
すかさず、間にごっついおっちゃんが座って、
しかも膝の上に子供、、、。
全っ然話せねぇ。
それどころか、おっちゃんのケツが超でかくてさ、
俺の席が半分になっちまった。
チーン、、、
その後、第3次ケツ危機が、
右半分だけに来て、超辛かったんだけど、
夜、どっかの駅で、
車内がいくらか空いてさ、大分楽になったんよ。
そしたら、乗務員さんが車内の床を掃除してくれて、
ぐっちゃぐちゃだった床が綺麗になったんよ。
それもあって、
30数時間ぶりにサンダルを脱いだらさ~、
足がパンッパンになってた。
くるぶしがどっかいっちゃった(笑)
まぁでも、ケツでかおじさんもいなくなって、
日本語を話せる子とも喋れるようになったし、
車両のつなぎ目にある喫煙所にも行けるようになったし、、、
やったぁ~、、、峠越えた~!!
車内が空いて身体も楽になったし、
日本語喋って気も楽になったし、
インスタントラーメンはちゃんとお湯ありで食べれたし、、、
おかげで夜もぐっすり眠れて、あっという間に朝が来た。
ん? 朝?
あれ?
朝方に到着の予定じゃなかったっけ?
日本語できる子に聞いてみたら、
夜中に4時間遅れたらしい。
しかも、俺が思ってた到着時刻はそもそも間違ってたらしく、
着くの昼過ぎだってさ、、、
まぁ、でも、もうそんな混んでねぇし、喋れるし、、、
楽勝、、、
あぁ~、、、
便意、、、
ついに来たか。
奇跡としか言いようが無ぇけど、
丸2日近くトイレに行ってねぇ。
その分来た波もでっかかった。
今回はさすがに、
さすがに、、、
出ちゃう。
神様、お願いします。
どうかトイレが綺麗になっていますように。
あぁ、早く出て来て、、、。
脂汗が出てきた頃、前の人が出てきた。
出てきたのはミニスカートのギャル。
普通にカワイイ娘だった。
良かったぁ~。
少しホッとしたんよね。
さすがに、この子の後だったら、、、
でも、中に入ると、、、
ぐぶはぁっ!?
鬼汚ねぇ!!
あぁ、、、最悪だ。あぁ、、、座ったら完全に付くじゃん。うぅ、、、昨日の方がまだマシぐぅ、、、だったかもしんねぇ。くっ、、、なんで俺がはぁ、、、こんなこと、、、あ~、でる、、、
う○こを我慢しながら
ひたすらうんこを流した。
無意味かもですが、
「トイレは流しましょう」って注意書きお願いします、、、
綺麗になったトイレで用を足して数時間、、、
出発から51時間半、、、
やったぁ、、、
ついに北京に到着した。
早く宿に行って、シャワー浴びて、
ビール飲んで、ゆっくりしてぇ、、、。
座りすぎてもう、、、
腰がペキンペキンだぜ。
つづく
来たぁぁああ!! 北京だぁ~!!
あぁ、懐かしい、、、この感じ。
久し振りに東京を思い出すぜ。
決して良い事では無ぇんだけど、、、
むしろ悪りぃ事なんだけど、、、
どうしても懐かしくて、、、
ちょっとテンションが上がっちまう。
ここ、、、
めっちゃ、、、
めっちゃ、、、
空気悪りぃ!!
駅を出ると、
頼りねぇ小っちぇ地図を頼りに、ユースホステルを目指した。
北京が超広いのは想像出来たけど、
そもそもどこに向かっていいかわかんねぇし、
物価が高そうな北京では、できるだけ節約しときてぇ。
っつ~事で、歩く事にした。
約1時間後、
地図に載ってるユースホステルの中で一番近いとこを発見した。
ユースホステルにはさ、決まった青いマークがあって、
必ず「なんちゃら青年旅社」って書いてあっから、わりと見つけやすいんよね。
地図は小っちゃくて不便だけど、
大体の場所がわかりゃぁなんとかなるっつ~もんよ。
なんだかんだ中国で2ヶ月以上過ごしてっからさ、
道聞くのなんて訳無ぇもん!!
2時間後、、、
あ゛ぁ~、、、
も゛ぅ歩ぎだぐな゛い゛~(泣泣泣)
全っ然見つかんねぇ、、、
こんなはずじゃ、、、
まじぃなぁ、
ユースホステルは結構あるけど、どこもいっぱいじゃねぇか、、、。
聞くとこによると、どうやら今って夏バケーションで、
どこも混んでるらしいんよ。
う~ん、タイミング悪りぃなぁ、、、
雲南省「昆明(クンミン)」から、
51時間半も「硬い椅子の席」で列車に揺られて、
その後、荷物を背負って3時間以上も歩いてきた。
やばい、さすがに限界が、、、
そんな時、目の前に、、、
うぉ~!?
でっけぇ~
これがあの有名な「天安門広場」かぁ~!!
超有名な観光地ってだけあって、
ものすごい数の中国人観光客が来てる。
さすが夏バケーション。
なんか中国って旅行ブームらしいしね~。
でも、それを感じさせないほどの、超圧倒的な広さ。
こんなでっけぇ広場はマジ見た事無ぇ。
こりゃぁ、、、
うざってぇ!!
この超~疲れてる時に、なんなの?
この広さ。
地図に書いてある次のユースホステルは、
この広場を斜めに横切って、まだまだ大分先にあるっつ~のに、、、
天安門広場?紫禁城?
すんません、毛(沢東)さん、、、
マジ、今はどうでもいいっす!!
結局何件のユースホステルを回ったんだろう?
ようやくベッドに空きのあるユースホステルを見つけたのは、
北京に着いて約6時間後。
もう辺りが暗くなった頃だった。
あぁ~、、、
やっど着いたぁぁあああ!!
シャワーを浴びて、外でビールを買ってくると、
余ってたインスタント麺をベビースター風につまみにして、3本飲んで寝た。
はぁ、、、
マジ長かっ、、、zzz,,,
あぁ~、、、よく寝たぁ~!!
なんか久し振りにゆっくり寝た気がすんぜぇ~。
さぁ、パワーも回復したし、早速モンゴルに向けて行動開始だ!!
モンゴルが俺を呼んでいる!!
まずは、、、ビザ!!
ビザっつったら大使館だな!!
早速、持ってる地図を頼りに、モンゴル大使館に向かうと、
途中で、建設中のビルが超いっぱいあったんよ。
昨日歩いてた時は気になんなかったんだけど、
マジそこら中でビル作ってんの。
これが建築ラッシュっつ~やつかぁ。すげぇな。
しかし、あれ、、、デザインかなぁ?
デザインだよなぁ、、、
なんか、めっちゃ傾いてっけど、、、
なんか心配になるよね、、、 失礼か(笑)
モンゴル大使館のある辺りは、
いろんな国の大使館が集まっててさ、なんか不思議な感じ。
建物ごとにいろんな国旗がたってるんよ。
大使館の中って、その国なんでしょ?
だったら、この辺だけで世界一周できちゃうかも(笑)
とか思ったり、
「あ、この旗は、、、どこだ?」
なんつったりして、楽しみながら歩いてたんだけど、
マジで大使館だらけだからさ、超見つけ辛れぇの。
モンゴル大使館。
地図も小っちぇから、細かくは見れねぇし。
しかも俺、、、
モンゴルの国旗知らねぇし。笑
まぁでも、なんとか見つけて、並んでさ、
無事申請することができたんよ。
あとは、後日できあがったのを取りに来るだけ。
う~っし、順調順調!!
次は、国際列車のチケット!!
だから、、、北京駅か?
とりあえず北京駅に行ってみたら、
なんとかっつ~ホテルの中にある旅行会社で扱ってる
っつ~事が判明して、今度はそこに向かった。
昨日に続いて今日も歩きまくり。
まぁ、荷物無ぇし、歩くの好きだし、
いろんな発見があっから楽しいけどね。
「吉野家」の北京支店発見!!
オススメは「焼き鳥串」だって、、、
牛丼は!?笑
駅で聞いてた通りの場所に来ると、
超でっけぇホテルに着いた。
ガードマンみてぇな人もいるし、
外見で既に入り辛れぇけど、
中に入ると高級感が更にハンパ無ぇ。
俺、お世辞にも綺麗な格好してるとは言えねぇかんなぁ、、、
っつ~か見た目は、、、
ストレートに汚ぇ。
あぁ、気マジぃ、、、
エスカレーターで上に上がると、
予想通りの高級感溢れる綺麗なお店がいくつかあったんよ。
そこにさ、なんかちょっと変っつ~か、
間違った日本語の看板があったの。
日本人客への親切なんだろうけど、、、
高級ホテルでも適当!?
おかげで、気まずさが薄れたから良かったけど(笑)
奥に行くと、言われた通り旅行会社があって、
マジ超~すんなりチケット取れた。
ただ、モンゴルへの国際列車って、
1週間に2本しか出て無いらしくてさ~、
ビザの関係で、出発が1週間以上先になっちまったんよね。
北京はあんま興味無ぇし、
物価も高けぇからさ、1日でも早く行きたかったけど、、、
ま、しゃぁねぇな。
出発まで北京を楽しむべ!!
そうだ、宿に簡単なキッチンあったし、
自炊して節約生活でもしてみっかな。
うん、宿代も普段の倍だかんなぁ。
金はどうせならモンゴルで使いてぇし、、、
よしっ、帰りにスーパー寄って、野菜でも買って帰ろ~っと!!
こうして、俺の北京での節約生活が始まった。
あれ?
そういえば、、、
成都で仲良くなったアメリカ人の「Jim」って、
北京に住んでるっつってたよぉな、、、
会いてぇ!! 連絡してみよ~!!
なんだかんだで、北京も楽しくなりそうだ、、、
ふふ
つづく