2019.07.31

伝説の旅日記「おもしろそうだからやってみよ。」93rd Try 〜 96th Try

【伝説の旅日記を公開】

若かりし頃にアジア1人旅をしたダイスケは、旅の後、『そうだ、旅の経験を文章にして、たくさんの人に読んでもらおう』と思い立つ。時代を読むセンスがあればブログを書いていたと思うのだが、スーパーアナログ人間ダイスケは、『そうだ、電車の中で読んでもらおう♫』と、書いた旅日記を印刷し、駅で配るという行動に出る。『アジア1人旅、旅日記を書いています。よろしければ読んでみてください!!』と駅前で声を張り上げ、4年という期間(旅は1年ちょっとなのに)をかけ、意地で書ききった当時の自分を、僕は今、、、あまり思い出したくない(笑)

【 過去記事はこちら 】

1st Try 〜 4th Try 

5th Try 〜 8th Try

9th Try 〜 12th Try 

13rd Try 〜 16th Try

17th Try 〜 20th Try 

21st Try 〜 24th Try

25th Try 〜 28th Try 

・29th Try 〜 32nd Try

33rd Try 〜 36th Try

37th Try 〜 40th Try

41st Try 〜 44th Try

45th Try 〜 48th Try

49th Try 〜 52nd Try

53rd Try 〜 56th Try

57th Try 〜 60th Try

61st Try 〜 64th Try

65th Try 〜 68th Try

69th Try 〜 72nd Try

73rd Try 〜 76th Try

77th Try 〜 80th Try

・81st Try 〜 84th Try

・85th Try 〜 88th Try

・89th Try 〜 92nd Try

 

 

93th Try

 

UB(ウランバートル)に来て、宿に着いたばっかの時、

とりあえず一服してたんだけどさ、

キッチンがあって自炊ができるっつ~事を知って、

宿のご主人さんに聞いてみたんよ。

 

「 あの、買い物ってこの辺だと、どこで、、、 」

 

「 野菜とか肉はすぐそこのザハが安くて便利かな。

でも、ザハはスリが多いから気を付けて。

ここに泊まってる人も相当やられてるから。笑 」

 

「 あ、そんなにっすか? へぇ~、超怖ぇっすね。 気を付けま~す、、、」

 

 

その後、

荷物を置いて外に出てってさ、

つよしさんとゆうすけさんと話してた。

 

「 いやぁ~、すげぇ、、、。 つよしさんのホーミー、マジでハンパ無ぇっすね~。俺も練習しよ~。あ、そうだ、全然関係無いんすけど、、、 ザハって何すか? 」

 

「 ザハ?あ~市場やね。 」

 

「 あ、市場なんすか。へぇ~、あり、、、 あっ、『ありがとう』はなんて言うんすか?」

 

「 『バイラルラー』かな。ちゃんとした発音じゃないかもしれんけど。」

 

「 バイラルラー? へぇ~覚えとこ。 ありが、、、 バイラルラ~!!

 

「ズゲ~ル!!笑」

 

「 あ、それ絶対『どういたしまして』だ(笑)じゃ、ちょっとザハ行ってきま~す。」

 

「 いってらっしゃい。スリに気を付けてね~!! 」

 

「 そんなにっすか!? 」

 

「うん、めっちゃおるよ(笑)」

 

 

 

そういやぁ、

モンゴル情報教えてくれたDハイさんのメールにも、

『ウランバートル(UB)ではスリと格闘した』とか書いてあったなぁ。

 

 

超~気を付けよ!!

 

俺が持ってる貴重品は、

2つの財布とパスポートケース。

それにウエストバッグに入ってるデジカメか。

 

いつもは、ズボンにチェーンで繋いで、

後ろの両ポケットに入れてた2つの財布を、今日は前に。

 

もともと前の右ポケットに入れてたパスポートケースは、

首から下げて、シャツの中に。

 

ウエストバッグは、

肩から斜めに掛けて、胸の前に持ってきた。

 

これで、両手をポッケに入れておけば、、、

 

よしっ、完璧すぎる、、、

 

スリ? 上等!!

 

 

 

 

教えてもらった方向に歩いて行くと、

すぐにそれらしき場所を見っけた。

 

お、あれがザハだな。

とりあえず、スリに気を付けながら一周回ってみっか。

 

ん? うぉっ!?

 っとっと、、、 

あぁ、ソーリー。 ふぅ。

 

 

中に入って適当に見ていくと、

人波に流されるように、野菜が売ってるエリアに来た。

 

すげぇ賑わってて、

いろんな野菜が至る所で売られててさ、まさに市場っつ~感じ。

 

しかしあれだね、、、

モンゴル人さん、身体が強ぇ!!

 

男の人はもちろん、女の人もガタイが良い人が多くてさ、

人をかき分けて進むの超~大変だもん。

 

今も、

ちょっと後ろからぶつかられただけなのに、

吹っ飛ぶかと思った(笑)

 

 

ここはジャガイモかぁ~。

 

買っとこっかなぁ、、、  

 

ん? 何??

 

 

ジャガイモを売ってるおばちゃんが、

俺にめっちゃ指を指してくんの。

 

とりあえず、

 

「サエンバエノ~。(こんちは~)え?違う? 何? カバン???」

 

 

、、、

 

 

 

 

 

あっ!?チャックが開いてる!?

 

 

胸の前に掛けてる

ウエストバッグのチャックが全開になってた。

 

えぇ~っ、いつの間に???

 

マジ!? 

俺、めっちゃ気ぃ付けてたのに、、、 

 

あのぶつかった時???

 

たまたまノートくらいしか入って無ぇとこで、

何も盗られなかったけど、、、

 

いやぁ、すげぇ、、、何、そのテクニック!?

 

なんか怖くなるより、

ついテンション上がっちゃってさ、

ジャガイモ売ってるおばちゃんに、

 

「 え?今?うぉ~、すげぇ!! あははは 」

 

って笑いかけちった。

 

うん、絶対、

「こいつ頭おかしい」って思われたと思う(笑)

 

 

 

う~ん、それにしても、すげぇわぁ、スリさん。

 

完全にプロだ!!

 

 

それ以来ね、市場に行く時は、

なるべく財布一個で行く事にしたんよ。

 

もうねぇ、、、

 

一個を死守!!って感じ(笑) 

 

 

良い勉強になったわ~。

 

 

 

 

 

それから数日、、、

 

大冒険をする為、俺の準備は着々と進んでる。

 

目的地は3つ、

「北部フブスグル湖」、「西の果てウルギー」、「謎の場所ザブハン」

に決めた。

 

例の「オオカミがいる」

っつ~超危険な情報に関しての対策は、、、

 

祈り。

 

どうかオオカミに会いませんように。

 

 

だってさ~、実は内心ビビりまくってて、

本当は誰かに止めて欲しかったのに、

酒も入ってちょっと強がっちまって

「俺ちょっと冒険しようと思ってんすよ!!」

って言っちまったのが最後、

 

みんな、止めるどころか100%応援してくれやがんの。

 

「絶対良い経験になるよ!!」

「すげぇ、格好良い!!」

「帰ってきたら話聞かせてな~。」

「大ちゃんならできるよ!!」

 

 

いや、確かに気分は良いですけど、、、

 

おかげでさ、オオカミよりも、

「やっぱ行くのやめました」

って言った時のみんなの顔を想像する方がよっぽど怖ぇわ。

 

 

 

まぁ、

遊牧民さんのゲル(家)の近くにテントを張らせてもらえば、

番犬が守ってくれるらしいし、、、 

 

番犬も超危険らしいけど、、、

 

 

 

番犬に噛みつかれない為に重要なのは、

「ノホエ ホリ!!」

 

家畜をたくさん飼ってる遊牧民さんの家には、

必ず番犬がいるらしいんよ。

 

ハンパ無ぇ狂暴らしくて、

マジでオオカミもびっくりのレベルみたいよ。

 

そんな番犬がさ、遊牧民さんの敷地に入った瞬間に、

猛ダッシュで向かってくんだって。

そんな時にゲルに向かって叫ぶらしいよ。

 

「ノホエ ホリ!!(犬を捕まえて!!)」って。

 

 

 

ほら、そんな感じのモンゴルじゃん?

 

マジ何があっかわかんねぇからさ、

言葉も勉強してんの。

 

おかげで、メモを見ながらだけど、

買い物くらいはモンゴル語で出来るようになってきたし、

「キリル文字」っつ~やつも大分読めるようになった!!

 

そうそう、でさ、あれ、あれが判明したんよ!!

 

「KAPAOKE」

 

あれって、やっぱり「カラオケ」なんだって。

キリル文字だと、「P」は「R」で読むんだってさ~。

 

あ~、すっきり。

 

 

 

 

あとはねぇ~、、、

 

ついにテントを買ってきたんよ。

寝袋と。

 

いやぁしかし、

今まで何人かテントを持って旅してる人に会ってさ、

「すげぇなぁ~」って思ってたけど、

まさか自分まで持つ事になるなんて、、、 

 

ふふふ(笑)

 

 

キャンプなんてした事無ぇからさ、

どんなん買って良いか分かんなかったけど、

一生懸命選んで、なんとか買ってきたんよ~。

 

なんか、うれしい。

ふふふ、テントなんか持って、、、

 

 

俺、超旅人じゃん!!

 

 

 

早速、宿の前で試しにテントを作ってみた。

うん、大丈夫、一人でも作れそう。

 

 

でも、なんで俺って、こう、、、

そうなのかなぁ~?

 

やっぱ馬鹿なのかな???

 

このテント、、、

 

 

 

「5人用」って書いてある、、、。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

94th Try

 

これから行く大冒険に向け、キャンプ用品を揃える上で、

 

『 コッヘル(鍋みてぇなの)や水筒は、もともとそんな重い物でも無いし、軽くするといっても限度があるけど、テントや寝袋は、できるだけ軽くて、コンパクトなもんが良いよ。その場で持つ分には、1kgくらいどうってこと無いって思うかもしれないけど、長時間歩いたり、山を登ったりする時、その1kgがあるか無いかでは、全っ然違うよ。』

 

、、、らしいんよ。

 

 

いや、一応意識して買ってきたつもりだったんよ。

 

でも、ほら、俺キャンプとかした事無ぇし、

買う時のやり取りとかモンゴル語だったしさ、

なんっつ~か、ねぇ、、、

 

 

えっ、寝袋?

 

う、うん、まぁ、、、

リュックの半分近くが奴の居場所になりそうかな、、、

 

 

ん?テント?

 

それ聞いちゃう?

うん、まぁ、、、

 

5人用だったよね。 泊まり来る?

 

 

まぁ、、、

買っちまったもんはしょうが、、、

 

 

 

は?

っつ~か、良いトレーニングだし!!

 

え?

俺、重いのとか平気だし!!

 

それよりも寝る時広い方がいいし!!

これでいいんだし!!

 

は? は? は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、えっ、何!?

 

つよしさん、ゆうすけさん、

その話詳しく聞かせて!!

 

うん、、、はいはい、うん、、、

そうっすねぇ、確かに行きますねぇ。

 

「フブフグル湖」の方ね。

モンゴル北部の。

 

少数遊牧民の「ツァタン」さんがいるっつ~噂の。

 

うん、そうっすねぇ、、、

確かに僕の目的地の一つですねぇ。

 

え?

もしかして興味ある、、、

 

あ、何すか?

行こうとしてる感じっすか?

 

あ~、そうっすか、

うんうん、、、寝袋とかは、、、

 

あ、持ってらっしゃる。

 

テントなんかは、、、

 

うんうんうん、無いからどうしようかなぁ~的なね。

 

はいはい、まぁ、

行って現地の人に泊めてもらうのも一つの手ではあるが、、、

 

万が一、泊まれなかった時はどうしよう的なね。

う~ん、ちなみに、もし、、、

もし、そういう場合は、、、 

 

うん、そうねぇ、野宿的なねぇ。

 

はいはい、、、

 

 

オオカミいますよ!!

 

 

やっぱり、テントはねぇ、、、

あるに越した事無いっすよね~。

 

うんうん、かと言って、

今後テントを使う予定も無いし、買うのはちょっとねぇ、、、

 

はいはい、、、

まぁ、なんつ~か、

 

一応、僕のテント、、、

 

うん、まぁ、

少し大き目、、、ではありますねぇ。

 

仮に、仮にですけど、

もし一緒に行くとしたら、、、

 

3人か、、、

うん、まぁ、プラス荷物があったとしても、、、

 

うん、いけるいける!!

 

まぁ、ほら、その、、、

せっかく仲良くなったし、

 

もし一人で行くとかにこだわってる訳じゃ無いっつ~なら、、、

 

あ、俺の事は全然気にしないでいいんすよ。

 

ほら、どうせその後、他のところも行きますし。

うん、途中で別れる的な感じみたいな。

 

だから、その、、、

 

まぁ、、、

 

「フブスグル湖」?

 

もし行く感じなら、、、ねぇ、

 

一緒に、、、

行っちゃいます? 

 

的な?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃぁ、行こうか。」

「いいね~!! 楽しそう!!」

 

え? マジっすか?

やったぁぁあ!!!

 

 

 

まさか5人用のテントを買っちまったおかげで、

こんな展開になるとは、、、。

 

 

 

 

いやぁ、やっぱ俺って、、、

持ってる側の人間かもしんねぇ(笑)

 

 

 

 

 

3人で行く事が決まってさ、

どんな感じで「フブスグル湖」を攻めるか話してたら、

想像以上にファンキーで楽しそうな雰囲気になってきた。

 

「なんか、大草原を歩いて旅するみたいなの良くないっすか?」

 

「それやったら、、、フブスグル湖からちょっと離れてまうけど、、、こっちの『ツァガンノール』?この辺やったら水場が多そうやね?」

 

「『ツァガンノール』?

あっ、『ツァタン』さんはそっちの方にいるみてぇっす。」

 

「じゃぁ、そっちで歩いちゃう?」

 

「おもろそうやね。」

 

「超良い感じっす!!」

 

 

 

 

なんか、

大草原を何日か歩いちゃう事決定~!!

 

 

 

 

 

うぉ~、テンション上がってきた~!!

 

いや、一人だったら、

草原を歩いて旅とか絶対無理だもん。

 

だってさ、一人で行くつもりだった時も、

歩いて旅ってどうなのかなぁ?って思って、

宿のオーナーさんに聞いてみたりしたんだけど、、、

 

「今年は特に雨が降って無いから、草が生えなくて、草原やばいらしいね。最近ホント砂漠化が進んでて、川も大分干上がってるみたいだよ。」

 

とか、言うんだよ。

 

大草原歩いてて水が無かったら、、、

 

死亡っしょ?

 

モンゴルの草原って、

マジで頭蓋骨とか落ちてるらしいからね。

 

まぁ、北の方はまだマシらしいっつ~のと、

目的地にした辺りは、川がいっぱいありそうっつ~事で、

歩くの決まったんだけどさ、

それでも一人じゃ絶対行かなかったもんね。

 

 

マジ、5人用テント、、、 

 

 

グッジョブ!!

 

 

 

 

 

 

準備はじゃんじゃんばりばり進んだ。

 

自分とつよしさんは、モンゴルビザを延長した。

自分は下手したら戻って来るまで1ヶ月くらいかかりそうだから、

今持ってる1ヶ月ビザじゃ足りないもんね。

 

つよしさんは、ホーミーと馬頭琴の練習の為かな?

 

ゆうすけさんは、

帰ってきたらモンゴル出るからっつ~ことで、延長しなかった。

 

本屋で詳細な地図を見っけて、デジカメで撮っといた。

これで、ズーム機能を使えば、いつでも地図が見れる。

 

俺のデジカメはジャパネットで買った乾電池式のやつだから、

乾電池をたくさん持っとけば、充電できなくて見れないっつ~事も無い。

 

こん時、「ツァガンノール」の後の目的地の地図も撮っておいたんだ。

 

 

 

 

まず目指すは、「ムルン」っつ~町。

 

そこには確実に市場があるっつ~事で、

まずは「ムルン」で食糧を買い込んでから、

歩き旅のスタート地点に向かう事にした。

 

ガイドブックの情報を頼りに、

その「ムルン」行きのバスステーションを下見に行くと、

「ムルン」行きのバスのバスステーションの場所が変わってた。

 

こういう事って

バスステーションがいくつかある「ウランバートル」ではよくある事らしい。

 

危ねぇ、、、

 

下見バンザイだね。

 

一人だったら確実テンパってた(笑)

 

 

 

 

ワクワクだらけで、

ビビってる暇も無くてさ、

気付いたら、冒険に出発してた。

 

宿のみんなが見送ってくれる。

 

「いってらっしゃ~い!!」

 

 

 

「ただいま!!」

って戻って来る時、自分はどんな顔をして帰って来るかな?

 

 

 

 

でっぱつ!!

 

 

 

 

つづく

 

 

 

95th Try

 

俺の頭はアフロ、、、

が大分伸びて、、、

 

まぁ、

 

アフロング って感じ?

 

 

服装は、、、

一応こまめに洗濯してるし、

オイニーに関しては結構気にしてっから、

不潔では無いつもりなんだけど、、、

 

まぁボロい。

 

 

だからまぁ、

見た目は汚ぇっつ~事に、、、

 

なっちゃうかな。

 

 

 

 

まぁ、日本出てから、

もう半年以上経つんだもんな。

 

そう、そんで前歯が折れてるんよ。

 

中国で木から落っこちてさ、、、(笑)

 

 

 

 

5人用のテントを買っちまったおかげで、

しばらく一緒に旅をする事になった、つよしさんもゆうすけさんも、

3人の出発を笑顔で見送ってくれた宿のみんなも、

 

最初は俺の事を、、、

 

「危ない薬のやり過ぎで歯が溶けた危険人物」

 

だと思っていたらしい。

 

 

 

まぁ、この見た目じゃぁ、しょうがねぇか、、、。

 

 

 

まぁ、でも、それはもう過去の事。

 

そんなだったみんなも、今では

「歯の隙間からうどん食べれる?」

って気軽に聞いてきてくれる関係になれたのが嬉しいよね。

 

まぁ、うどんは無ぇからわかんねぇけど、麺なら大概イケるね(笑)

 

 

 

誤解?

が解けて数日後、

3人で出発したんよ、、、

 

 

モンゴルの北にある最高って噂のフブスグル湖は敢えてやめて、

そこの近くの大草原を何日か歩いちゃおっか、

だってなんかそっちの方がおもしろそうじゃ~ん!!

 

的な冒険に。

 

 

 

 

まず目指すは

フブスグル湖の南の方にある、「ムルン」っつ~町。

 

そこで食糧を買い込んで、

フブスグル湖の西の方にある「ナンチャラ(忘れた)」っつ~村に行く。

 

そっから3~4日歩いて、

目的地の「ツァガンノール」っつ~村を目指すんよ。

 

たくさん歩くし、

数日分の食糧も持たなきゃいけねぇっつ~事で、

 

少しでも軽くする為に、

いらない荷物は宿で預かってもらってさ、

最低限の荷物で出発したんよ。

 

でもね、最低限っつっても、

やっぱ旅人に音楽は欠かせないよね。

 

つよしさんは、

「口琴」っつ~民族楽器や、「尺八」を、

 

ゆうすけさんは、

「アサラト(パチカ)」っつ~楽器を持って来ててさ、

 

いつ出発すっかわかんねぇ

「ムルン」行きのバスの出発を待ってる間、、、

 

 

奏でてんだよね。

 

 

それが、またね~、

「旅人」って感じでさ、かっこいいんよ。

 

「あぁ、楽器を持たないっていう発想は、、、無いわ。」

みたいな。

 

「うん、やっぱり楽器は、、、無くてはならない物かなぁ。」

みたいな。

 

 

ん?俺?

 

うん、まぁ俺も、

「アサラト(パチカ)」、1個持ってんだけど、、、

 

うん、、、置いてきた。

 

 

だって、

「持っていこう」とか言われなかったし、、、

 

ちょっとでも軽い方がいいって、、、

最低限の荷物でっつったから、、、

 

 

 

借りるから良いし!! 

 

 

っつ~かホーミー練習すっからいいし!!

 

 

 

 

 

 

そうだよ、

俺、ホーミー派だもん。

 

楽器はボディだし。

 

はぁ?

 

だからこ・れ・か・ら。

これから出来るようになる予定なんだし!!

 

 

 

 

 

でも、そうだよなぁ。

 

楽器って、、、

完全に現地の人と仲良くなれるグッズじゃん。

 

 

はぁ、失敗した、、、。

 

 

 

 

 

バスは結構ガラガラでさ、

3人とも2席を一人で占領できたんよ。

 

この先、めっちゃ道悪りぃみてぇだし、

着くの明日だからなぁ、、、 

 

まぁ、ラッキー。

 

 

 

 

数時間後、、、

 

 

 

わぁっ!? 

はっは、、、

おっ、、、  っと!?

あっはっはっは(笑)

 

 

 

舗装されて無ぇっつ~か、

道が悪いっつ~か、、、

道路ですら無くね?

 

 

ただの「轍(わだち)」だし。

 

 

もう途中からほぼず~っと草原でさ、

タイヤの幅に轍があって、そこをなぞって行く感じなの。

 

 

しかもドライバーさんがめっちゃ飛ばすんよ。

 

で、ちょっとでこぼこがマシになると、

がっつりアクセル踏むからさ、

道が急にボコってなった時とか、

 

マジで一瞬宙に浮くから。

 

バスがだよ(笑)]

 

 

 

 

 

 

本当にさ~、

「よく壊れねぇなぁ!?」って思うじゃん?

 

 

 

めっちゃ壊れまくってた(笑)

 

 

 

 

草原のド真ん中でさ、

「ちょっと修理するからトイレ休憩ね」みたいな。

 

 

 

なんとかごまかしながら、

近くの村までもたせてさ、

 

「村に着いたからここでがっつり修理しよう、じゃ、飯休憩ね」

みたいな。 

 

休憩やたら長かったもん(笑)

 

 

「トイレ終わったら出発」じゃなくて、

「飯終わったら出発」でもなくて、、、

「車治ったら出発」だから(笑)

 

 

 

 

マジでもう、

モンゴルは早くもファンキーだらけだね。

 

 

移動中のトイレなんかもう超ファンキーだよ。

基本トイレは「地球」だもん。

 

 

でさ、まぁ、飯休憩ん時とかは別だけど、

基本的には大草原で用を足すわけよ。

 

でね、必ずとは言わねぇけど、

なかなかの確立で360度草原だったりするわけよ。

 

まぁ、つまり、、、

 

「隠れる場所はございません!!」 みたいな。

 

 

 

だからさ、休憩中に、

気持ち良くて360度の草原を見渡すじゃん、、、。

 

 

ところどころ人がしゃがんでるんよね(笑)

 

 

写真撮るのとか、めっちゃ気ぃ使うよ。

カメラ向けたら悪いもんね(笑)

 

 

 

 

 

もう1個ファンキーなのが気温差ね。

 

 

夏だからさ~(2007年8月)、

昼間は半袖でもいいくらいなんだけど、

夜はジャンパー来ても寒みぃの。

 

夜の修理兼飯休憩で外に出た時、

超寒くてびっくりしちった。

 

星がきれいだったから見てたかったんだけど、

ジャンパー着ても寒くて無理だったもん。

 

ウランバートルにいた時は、

そこまで気温差って気になんなかったけど、

田舎に来るとこうなんだね。

 

これから北上していくと、

標高も上がって、更に寒くなるみたい。

 

言われてダウンジャケット持ってきたんだけどさ、

マジで良かった~。

 

持ってきて無かったらと思うとゾッとすんもん。

 

しかし、夏にダウンジャケットって、ねぇ、、、

 

モンゴルってなんか、、、すげぇ。

うん、モンゴルってなんかすげぇ!!

 

 

 

 

 

 

翌朝、

無事に「ムルン」の町に着いた。

 

なんかね、なんつってい~か、

超不思議な感じの場所なの。

 

でもこう、なんて言って良いか、、、

 

わかんねぇから、そこには触れないでおくわ(笑)

 

 

 

そんで、、、

 

必殺!!

 

まぁ、いろいろあって、、、

 

市場で食糧買い出し終わり~の、、、

 

で、まぁ、更にいろいろあって、、、

 

「ナンチャラ」に連れていってくれるドライバーさんが見つかり~の、

 

最初の言い値はちょっと高かったけど、

交渉も上手くいき~の、って感じで、

超~良い流れで、「ナンチャラ」に向けて Let's GO~!!

 

 

 

今度は本格的なかっけぇロシア製ジープでさ、

これがまた草原に合うんだ!!

 

大草原をジープっしょ。

 

これまた一段と冒険味を増しちゃってさ、

バスでの長旅の疲れなんて全然感じねぇ。

 

もう、3人してテンションは上がる一方だよね。

 

ふぅ~♪

 

 

 

 

それがまさかあんな展開になるとは、、、

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

96th Try

 

モンゴル北部にある、

超良いって噂の有名な湖、「フブスグル湖」。

 

つよしさんとゆうすけさんと自分の3人で、

最初はそこに行こうとしてたんよ。

 

でも、やめた。

 

だって、、、

もっとおもしろそうな事思いついたんだもん。

 

 

 

大草原、、、歩いちゃう?

 

夜はキャンプみたいな!!

 

星空の下でウォッカとか?

 

それやばい、、、最っ高!!

 

 

 

話しあった結果、

フブスグル湖の西にある、

「ツァガンノール」っつ~湖の畔にある

 

「ツァガンノール」っつ~

「まんまかいっ!?」的な村をゴールにして、

距離が丁度良さげな

「ナンチャラ」っつ~村をスタートにしよ~って事になったんよ。

 

 

え? なんでそこを歩くことにしたか? 

 

う~ん、、、

まぁ、細かい理由はいくつかあっけど、、、 

 

ビビッ!! って感じ(笑)

 

 

 

 

首都UB(ウランバートル)を出発した翌朝、

「ムルン」っつ~町に着いたんだけどさ、

人の親切とかに恵まれて、

予定通り食料とウォッカも無事に調達できたし、

 

「ナンチャラ」まで連れてってくれるっつ~ドライバーさんも、

あっちゅ~間に見つかったんよ。

 

おかげで、

朝着いたばっかりの「ムルン」を、

昼頃には出発できちゃったんよね。

 

あぁ、こんな順調だと後が怖いわ~、、、

 

なんつって(笑)

 

 

 

 

大草原にぴったりの

カッチョイイジープで走る事数時間。

 

小さな村に着いた。

 

ガソリンを入れる為に停まったのかな?

 

ドライバーさんがガソリンを入れてる間、

外に出てタバコを吸いながら、

んん~っつって伸びをしたりしてたんだけどさ、、、

 

ガソリンを入れ終わった

ドライバーさんの顔が変わった!?

 

 

 

今まで無口だったドライバーさんが急に喋りだした。

 

なんかね~、

こっから先は追加料金を払え的な感じ、、、

 

 

あぁ、来た、、、。

はぁ、、、

 

 

ここまでめっちゃ順調だったのになぁ、、、

やっぱ後が怖かったか~。

 

3人の中では一番言葉がわかるつよしさんが、

一応話してくれてっけど、、、

 

さすがに言い合いができるほどは話せねぇしなぁ。

 

なんとかみんなで粘ったんだけどさ、

ドライバーさんはもう完全に「金払え!!」モードなんよ。

 

だから、、、

 

 

 

わかった。

バイバイ。はい、さよなら~、しっしっ!!

 

だってムカつくじゃんねぇ。

 

「ナンチャラ」まで

連れて行ってくれるっつ~から頼んだのにさ~、

ここにきて追加料金ってねぇ。

 

もしかしたら、計算間違いとかで、

ガソリン代が足りなくなったりしたのかもしんねぇとかも思ったけど、

全然そういう態度じゃなかったしさ~。

 

そんなだから、話した結果、

「どうせお金払うんなら、他の人に頼もう」

 

っつ~ことで、

ドライバーさんとはバイバイしたんよ。

 

ちょっと冷めたけどさ~、

 

まぁ、

トラベルにトラブルは付きもんよね(笑)

 

 

 

 

よし、気持ちを切り替えて、、、

ヒッチハイクだ~!!

 

 

 

ここどこなんすかねぇ?

とりあえず「ナンチャラ」まで行きてぇっすよねぇ。

 

たぶんここ通る車は、

ナンチャラ方面に行く車っすもんね、、、

 

ま、とりあえず

次にここを通る車に交渉してみますか、、、

 

 

うん、次に来た車を停めて、、、

 

 

次の車来たら、、、

 

 

 

次の、、、

 

 

 

 

 

 

 

全っ然来ねぇ!!

 

 

 

 

 

シーン、、、って感じ。

 

 

 

 

えっ、次の車、今日中に来ます? みたいな(笑)

 

 

 

 

結構待ってたんだけどさ、

あまりにも来ねぇから、さすがに空しくなったよね。

 

「 全っ然来ないっすね~ 」

「うん、ビビるわ~。来る気配が無いもん(笑)」

 

「ほんまやね、

これやったら、村の人訪ねてった方がええかもしれんねぇ。」

 

 

「 、、、あれ?、、、なんか音聞こえません? 」

 

 

 

Brooon

 

Broooon

 

Brooooon、、、

 

 

「おっ!?」×3

 

 

村の方から3台のバイクが走ってきたんよ。

 

 

 

 

真っすぐこっちに向かってきてさ、

先頭で走ってきたでっけぇお兄さんが目の前で停まって、

バイクから降りたんよ。

 

たまたまつよしさんが近かったんだけどさ~、

まぁ、とりあえず、挨拶するじゃん? 

 

「サエンバエ(こんにち)、、、うぉっ!?」

 

 

わぁっ!?

ちょっ、、、おい!! 

危なっ、、、 ちょっ、やめ、、、

わぁ~!?

 

 

 

でっけぇお兄さんが

いきなりつよしさんに襲い掛かったんよ。

 

 

反射神経も良くて、

柔道も黒帯の超多才なつよしさんだったから、

とっさに避けて軽く頭を叩かれたくらいで済んだけど、

 

まだまだ修羅場は終わんねぇ。

 

 

でっけぇお兄さん、

今度は無差別に襲いかかってきた!!

 

 

 

うぉっ!?

 

こいつはいきなり

なんなんだぁ~!?

 

 

 

連れのお兄さんが止めようとしてくれてんだけど、

力が強すぎて止まんねぇの。

 

マジで暴れる悪役プロレスラー並み。

 

なんか泥酔してるっぽいんだけどさ、

その割に、足が全くフラつかねぇんよ。

 

タチ悪すぎ。

 

 

 

わぁっ、こっち来んなぁ~!?

 

 

 

こいつマジやべぇ。

 

 

 

あれ?

 

そういやぁ、もう一人の連れはどこ行ったんだ?

 

もう手付けらんなくてさ、

ひたすら逃げてると、もう一人の連れが戻ってきたんよ。

 

 

 

ん?

 

 

 

後ろからガタイの良いおっちゃんが来たぞ。

 

呼んできてくれたのか!?

 

自分ら、

マジでパニクってたんだけど、

 

歩いてきたおっちゃんが、

でっけぇお兄さんの腕を掴んで怒ったら、一瞬おとなしくなったんよ。

 

でも、相当酔ってたからさ、

またスイッチ入って、襲いかかってきたの。

 

でも、その瞬間に、おっちゃんが、、、

 

ぐぁしっ!! 

ヒュッ!! 

どーーん!! 

ギュンッ!!

 

でっけぇお兄さんのこと投げ飛ばして、地面に押さえつけちゃった。

 

、、、強っ!?

 

 

 

その後はもう赤ん坊扱いよ。

 

首根っこ掴んで説教して。

 

そしたら、あんだけ暴れてた

でっけぇお兄さんも小っちゃくなってさ、

連れの2人と素直に帰ってったんよ。

 

かっけぇ、、、 

 

何者なんだ、このおっちゃんは!?

 

 

 

 

自分とゆうすけさんは、

「バイラルラー(ありがとう)」

くれぇしか言えなかったんだけど、

 

なんとか事情を説明したつよしさんに、

おっちゃんがなんか言ってる、、、

 

「明日『ナンチャラ』に連れてったるから

今日は泊まっていき、やって。」

 

 

 

、、、まじっすか!?

 

 

 

え? 

この人、何者? 

 

ヒーローか何かっすか?

 

 

 

 

この後、本当なら、

助けてもらった俺らが

お礼をしなきゃいけない立場なのにも関わらず、

 

庭にテント張らせてもらうどころか、

晩飯までご馳走になってさ、

 

ご家族と楽しい時間まで過ごさせてもらっちゃって、

もう超~快適に寝る事ができたんよ。

 

 

 

なんかね、

彼の家族の話を聞いてるとさ、

 

 

 

このおっちゃん、

モンゴル相撲の元チャンピオンで、

この村の英雄らしいんよ。

 

 

 

写真もメダルもいっぱいあった、、、

 

 

うん、このおっちゃん、、、 

 

マジでヒーローだった(笑)

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

この記事をかいた人

ダイスケ

クロスロードのなんでもおじさん。クロスロード愛が強すぎてボランティアスタッフとして居座っている。 書道家という一面も持ち、世界の路上で2万人を超える人たちに日本語でお名前を書き、プレゼントしてきた。好きな言葉は迷ったらGO。