伝説の旅日記「おもしろそうだからやってみよ。」141st Try 〜 最終回 - フィリピン留学・セブ留学|英語学校 - CROSSxROAD
2019.11.06

伝説の旅日記「おもしろそうだからやってみよ。」141st Try 〜 最終回

【伝説の旅日記を公開】

若かりし頃にアジア1人旅をしたダイスケは、旅の後、『そうだ、旅の経験を文章にして、たくさんの人に読んでもらおう』と思い立つ。時代を読むセンスがあればブログを書いていたと思うのだが、スーパーアナログ人間ダイスケは、『そうだ、電車の中で読んでもらおう♫』と、書いた旅日記を印刷し、駅で配るという行動に出る。『アジア1人旅、旅日記を書いています。よろしければ読んでみてください!!』と駅前で声を張り上げ、4年という期間(旅は1年ちょっとなのに)をかけ、意地で書ききった当時の自分を、僕は今、、、あまり思い出したくない(笑)

【 過去記事はこちら 】

1st Try 〜 4th Try 

5th Try 〜 8th Try

9th Try 〜 12th Try 

13rd Try 〜 16th Try

17th Try 〜 20th Try 

21st Try 〜 24th Try

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・113th Try 〜 116th Try

・117th Try 〜 120th Try

・121st Try 〜 124th Try

・125th Try 〜 128th Try

・129th Try 〜 132nd Try

・133rd Try 〜 136th Try

・137th Try 〜 140th Try

 

 

 

141st Try

 

何度か進む道を見失っただけで、人生をあきらめてた。

 

童貞さえ捨てられれば、

人生なんて、あとはどうでもいい。

 

そう思っていた。

 

楽しく無くても、

つらく無ければそれでよかった。

 

大した理由も無く、

ただスネてたあの頃は、思いもしなかった。

 

こんなに、こんなに

心からハッピーな時間が来るなんて

 

 

 

俺は2人の警備員さんに羽交い締めにされ、

連行されそうになっている。

 

そんな状況の中、

俺は最っ高の幸せを感じ、超大きな声で歌を歌っていた。

 

KOLKATA SUNDAY NIGHT FEVER Vol.4

 

 

3度やってきたこれまでも盛り上がったけど、

今回は次元が違った。

 

それぞれの演奏、ファイヤーポイ、 セッション、飛び入り参加、、、

 

「何もできないけど、手拍子よりは、、、」

と、鍋を叩く日本人さん。

 

バラナシで習って急激に上達した

ジャンベで才能の片鱗を見せる韓国人さん。

 

誘ってもあまり乗り気じゃなかったけど、

いろんな楽器ができて、ホーミーまでできる

ミュージックセラピストのイギリス人さん?も飛び入りで参加してくれた。

 

超たくさん集まってくれてるインド人さんも、

いつにも増してノリがいい。

 

ひとつになるって、

もしかしたらこういう事なのかもしれないって思った。

 

次々に相手が入れ換わっていく、

ノリだけのカポエイラ、、、

 

ダンスのような、

相手に当てない格闘技、カポエイラ。

 

リズムに合わせて攻撃したり、避けたり。

 

カッコイイショーにするには長年の努力が必要なんだろうけど、

楽しい時間を過ごすのに必要なのは、「ノリ」だけで良かった。

 

偶然居合わせた、

カポエイラをかじった事のある2人の日本人さんを皮切りに、

見よう見まねで入りこんで行く。

 

アクロバティックな側転が決まって歓声がおきたり、

バランスを崩して転んで笑いがおきたり、、、

 

観客さんも巻き添えにして、

そこにいるみんなで超楽しい時間を過ごした。

 

恒例の創作ダンス、、、

からのエンジョイプレイ!!

 

新たなメンバーでの 「手話付き『上を向いて歩こう』」に始まり、

『年下の男の子』の歌にのせて、

応援団とチアガールをイメージした創作ダンス。

 

用意したカラフルなボンボンと、

旅行者にあるまじき練習量で、

恥ずかしさを完全に克服した 8人の本気のダンスに歓声が湧き上がった。

 

『カステラ一番♪電話は2番♪3時のおやつは・・・♪』

のダンスで笑いをとって締めると、盛り上がりは最高潮に。

 

そこからの、 エンダ~ンス♪ エンダ~ンス♪ ・・・

20ルピーのあいつは、もう覚えてくれたみたいだ。

 

日本人、韓国人、インド人、他・・・ 100人近い人達が、

馬鹿みたいに「エンダ~ンス♪」ってやってる。

 

そして、、、

 

締めるよ~!!せ~のっ、

 

エンダンス、エンダンス、

エンダンスダンスダンスダンス、、、

 

ぅ~ん、エンジョイプレイ!!

 

 

また、最高に平和な瞬間がやってきた。

 

 

ワァ~!!

 

 

 

過去最高の盛り上がりに、

途中何度か注意に来ていた警備員さんが、

仲間を連れて止めに来た。

 

だけど、 そんな事は気にならないくらいテンションはMAX!!

 

ニューマーケット前は、

最高な時間を共に過ごしている数百人がごっちゃまぜで、

どこに誰がいるのか、もうよくわからない。

 

他にも連行されそうになっている人がいる中、

たまたま目の前にシンジさんとその彼女がいるのが目に入った。

 

2人が今夜コルカタを出るのを知っていた事もある。

 

ここにいるみんなへの感謝の気持ちもある。

 

止めに来てる警備員さん達を無視して、思わず歌いだした。

 

Thank you. Thank you. Thank you~♪ 

Thank you. Thank you. Thank you~♪

Thank you. Thank you.

Thank you from my heart♪♪

 

 

歌いだすと、すぐにみんなもノッてくれた。

 

参加してくれた人はもちろん、 見に来てくれていた、

この歌を良く知ってる旅行者も 一緒に歌ってくれて、

その場は更に盛り上がった。

 

素敵すぎる盛り上がりに、

そこがマジで異次元に感じるほどだった。

 

我慢の限界を超えた警備員さんは、

2人がかりで俺を羽交い締めにし、どこかに連行しようとする。

 

それでも、叫びに近いような声で、歌を歌い続けながら、

集まってくれてるみんなの楽しそうな顔をみて、

俺はヤバいくらいの幸せを感じた。

 

2人がかりで引きずられながら連行されそうになる俺を、

助けてくれたのは、 一緒に盛り上がったインド人さん達だった。

 

もみくちゃになりながら歌い終えると、

助けてくれたインド人さんを始め、 超たくさんのインド人さん達が、

笑顔で 「最高だ!!」 って言ってくれて、

いろんな人と握手をしたり、ハグをしたりした。

 

ほんの数分、

人生の長さを考えると、一瞬かもしれないけど、、、

 

みんながひとつになった って確信した。

 

 

この時、

なんだかすごく自然に帰国しようと思った。

 

「これがコルカタの恒例イベントになれば、、、」

 

っつ~目標には及ばなかったけど、

それくらい超ハンパ無ぇ達成感だった。

 

最後のうれしい混乱のおかげで、

ニューマーケットは一時騒然となり、自由解散みたいになった。

 

 

 

そして、数十分後、

宿に集まると、みんなで大成功を喜んだ。

 

あの盛り上がりの中、

ちゃんとお金を拾い集めてくれた人がいて、

数えると、今回は125ルピー集まっていた。

 

サンジュの靴を買う為に目標にしていた

1500ルピーにはちょっと足りなかった。

 

このまま帰国するのはなんだか気持ち悪いから、

少しズルをして、足りない分を自分の財布から足しておいた。

 

こつりさんは、夜まで「ダヤダン」を手伝ってる。

 

だから、パフォーマンスを見に来た事はない。

 

そんなこつりさんも、

もうそろそろ帰ってきてる頃だろうと思って探すと、

丁度シャワーを浴び終えたところだった。

 

小銭ばっかりで重くなった、

約1500ルピーが入った袋を渡した。

 

「ちょっとズルしたんすけど、

 みんなで路上パフォーマンスをやって貯めたんす。

 これでサンジュにリハビリ用の靴を買ってあげてください。」

 

こつりさんは、超やさしい笑顔で

「ありがとう」って言ってくれた。

 

ダヤダンの子供達に人生を捧げてきたこつりさんの十数年。

そこに、 ほんの少し入りこめた気がして嬉しかった。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

142nd Try

 

気が付けばインドの上空、

ボーっと窓の外を眺めながら浸っていた。

 

日本を出て1年を越えたあたりから、

「サイババさんに会いに行くことができれば、いつ帰国しても悔いはない。」

そう思ってはいた。

 

けれど、まさかこんなに最高な気持ちで

帰国の時を迎える事ができるとは、、、

 

偶然通う事になったバラナシのマザーハウス。

そこでのボランティアの経験をきっかけに、思い付いた野望。

 

『誰でも参加型の路上パフォーマンス』

 

テーマは、

『 みんながハッピーになる、 旅行者ならではのボランティア。

 やる旅行者も楽しい。 見る現地の人達も楽しい。

 寄付される人達も嬉しい。 』

 

思い付くと、 頭の中はどんどん盛り上がっていった。

 

それと同時に、

「大切なのは結果だけじゃない。」と頭では思いながら、

結果が保証されてない事を実行する事への不安が邪魔をしようとした。

 

何かをしたいと思うと、必ず現れる。

「迷い」

 

でも、、、 迷ったら GO !!

 

「迷ったら GO !!」する事で、

必ずしも良い結果に繋がる訳ではないと思う。

 

だけど、ここ数年、 そうしてきたことで、後悔した事は、、、

うん、たぶん無い。

 

それを思うと、もはや自分の座右の銘にもなりつつある

このフレーズに従うだけだった。

 

思い付く事から行動に移していった。

すると、たくさんのありがたい協力を得て、

気付くと超素敵な事になっていた。

 

なんだか、『夢』が叶ったような気分だ、、、

 

 

高校までの俺の夢はサッカー選手だった。

 

俺にとって、とても大きな夢で、

夢に向かって頑張っていた。

 

ある時を境に、自分に見切りをつけ、

Tryもせずに夢をあきらめた。

 

そして、 「環境が悪かった。」とか、

「おもしろくなくなった。」とか、

自分に都合のいい理由をつけて自分に言い聞かせた。

 

時間が経つにつれ、夢が叶わなかった理由は、

「ただ自分の中にしか無い。自分が甘かっただけ。」

その事に気づいていった。

 

10年以上純粋に追い続けた夢というのは、

思いのほか偉大で、

夢を追っていた頃の自分を思い出すと苦しかった。

 

「過去は美化される」。

それもあるかもしれないが、

当時は、それほど真っすぐに、素直に夢に向かっていた気がした。

 

少なくとも、

今のようにできない理由ばかりを考えてはいなかった。

 

あれ以来、具体的な夢を見つけられずにいた。

それが一番の悩みでもあった。

 

でも今、雲を抜け、青い空を眺めながら、

夢が叶ったような気分になってる。

 

夢をいつの間にか大きなものにしすぎてしまっていたらしい。

 

だから、『夢』と言わず、

『野望』と言っていたのか。

 

思えば、英語でチラシを書いた時、

『野望』をなんて訳していいかわからず、『dream』と書いていた。

 

路上パフォーマンスは、

思い付いたあの時から俺の『夢』になっていたらしい。

 

100パーセントでは無いけど、

自分の夢が叶ったと思うと、自信が湧いてきた。

 

そして、この夢をこのまま終わらせず、

人に伝える事で追い続けようと思った。

 

自分が伝えた事をきっかけに、

世界のどこかで、誰かが、誰かと、、、

 

『 みんながハッピ~になる、 旅行者ならではのボランティア。

 やる旅行者も楽しい。 見る現地の人達も楽しい。

 寄付される人達も嬉しい。』

 

もしも行われる事があったら、、、

きっと嬉しすぎて飛びまわって怪我しちゃう(笑)

 

帰国の途、また良い事に気が付いた。

 

小さな夢は俺にもある。

そして、小さな夢を叶える事は、 大きな1歩なんだ。      

 

 

つづく

 

 

 

 

143rd Try

 

相変わらずインドの上空、

ボーっと窓の外を眺めながら思い出に浸っていた。

 

マザーハウス「ダヤダン」最終日。

 

死ぬまで生きるのが人生。

 

俺がボランティアに来る最後の日

だからといってやる事は変わらない。

 

いつもと同じ事を同じようにする。

明日も、明後日も、誰かが同じ事をする。

 

なかなか複雑な気分だった。

 

良い経験をさせてもらったっつ~感謝の気持ちはあるけど、

帰るという事は、俺にとってはかなりの確率で、

「もう来ない」っつ~事。

 

う~ん、複雑だ。

 

でも、、、

やっぱり、貢献できるとしたら、伝える事なのかな?

 

伝える事によってマザーハウスの存在を知ってもらい、

それをきっかけにボランティアに訪れてくれたら、、、

 

うん、俺に出来る事はそれくらいかもしれないけど、  

それくらいの事をしていこう。   

 

 

 

つづく

 

 

 

 

144th Try

 

雲を抜けてしばらく、

青い空を眺めながら、また夢が叶った気分になる。

 

味をしめて、

もう一つ夢が叶っていた事に気が付いた。

 

もうニヤケが止まらない。

 

真っ暗なコルカタの街。

マザーハウスに行くよりも遥かに早い。

 

明るくなるのは、1時間以上先。

 

長い間お世話になったゲストハウスを後にし、

昨日予約しておいたタクシーとの待ち合わせ場所へ向かう。

 

そこに待っていたのはタクシーと・・・

 

 

 

期待してなかったっつったら嘘になるけど、

まさかこんな時間にこんなにたくさんの人達が

見送ってくれるとは思わなかった。

 

2度寝しても、あと1時間もすれば、

マザーハウスに行く為に起きなきゃいけないみんなが

眠い目を擦りながら見送りに来てくれた。

 

プレゼントや手紙までもらった。

 

マジで、、、  

 

マジでヤバい。

 

 

 

ここでもたくさんの仲間ができた。

 

この旅で、超たくさんの仲間ができた。   

 

 

 

 

つづく

 

 

 

145th Try

 

タイのバンコクに着いた。

タイは超暑い国だ。 そう言って、嘘にはならないと思う。

 

だけど俺はこう言いたい。

タイは、空港が超寒い国だ。

 

半袖じゃ無理(笑)

 

 

バラナシにいる時、

「コルカタで路上パフォーマンスをする」 って言いふらしたうちの一人、

シュガーと再会し、たくさん飲み、夜中気持ち悪くなって宿のトイレで寝た。

 

この宿でまた恥ずかしい思い出ができた。

 

まぁ、あっちに比べりゃ屁でも無いが。

 

トイレで寝てしまった事は褒められた事では無いけど、

それほど酔っぱらったっつ~事は、

それだけ最高な時間を過ごす事ができたという事である(笑)  

 

めでたし。  

 

つづく

 

 

 

 

146th Try

 

1年以上旅行してると、 さすがに機動力はつくみたい。

 

タイに入国して3日後、ラオス入国。

帰ると決めたら早い。

 

寄りたい所もあるし、

行けるところはサクッといくよ~。

 

目標、

「生のビアラオをトイレで寝ない程度に飲む。」

 

達成!!

 

めでたし。  

 

 

 

つづく

 

 

 

 

147th Try

 

ベトナムはハノイに到着。

 

約1年前、

ここにいた時にお世話になった日本人女性と再会。

 

自称愛ドルで、 一度部屋に帰ったのに

「私の夢見てね。」って言う為にわざわざ戻ってくる笑撃的な彼女に、

ベトナム人の彼氏ができていた。  

 

めでたし。

 

更に、 コルカタから嬉し過ぎるメッセージが届いた。

 

KOLKATA SUNDAY NIGHT FEVER Vol.5  

大成功!!

 

残ったメンバープラスαで5回目をやってくれたらしい。

 

もしならっつ~事で、

創作ダンスのアイディアだけは伝えてきたけど、

まさか本当にやってくれるなんて、、、

 

「226ルピー集まったよ!!」

 

最高記録じゃんか!!

最高じゃんか!!  

 

 

 

つづく

 

 

 

148th Try

 

国境を越えて中国は南寧へ。

 

更に桂林まで列車で行き、 そこからバスを乗り継ぎ、

陽朔、そして興坪(シンピン)へ。

 

懐かしい道のりで、

なんだか久し振りに実家に帰るような気分だった。

 

そして懐かしの、、、森、、、

林さんの老賽山旅館。

 

着くと、いろんな所が手入れされて、

一段と素敵な場所になっていた。

 

名物の石板もいっぱい増えていた。

 

探すと、

林さんは相変わらずせっせと作業をしていた。

 

後ろ姿がめちゃくちゃ懐かしい。

変わって無い。俺が大好きな背中だ。

 

「お久しぶりです!!」

「おぉ、、、あんたか。またあそこの部屋でいいか?」

 

そっけないのがまた林さんらしい。

でも、覚えててくれて超嬉しかった。

 

あそこの部屋も思い入れがあっていいけど、

今回はちゃんとした客室に、

ちゃんと本来の金額 100元(当時約1600円)で泊まる事に決めていた。

 

夜、 久し振りにみんなで囲む晩ご飯は、

超美味しくて、超幸せだった。

 

林さんともたくさん話せた。

マジ戻って来て良かった。

 

今度こそちゃんと言える。

 

「林さん、本当にお世話になりました。  

 本当に、本当にありがとうございました。」

 

懐かしの木を見上げると、

しっかりと証が残っていた。

 

根元を探してみたけど、あったのは落ち葉だけ。

まぁいい、落し物は落としたままにするとしよう。

 

この木の新しい「葉」に生まれ変わると信じて、、、            

俺の「歯」。

 

前にビンビンさん(奥さん)に言われた

「コンドオンナツレテクル。」

今回は叶わなかったけど、次回はきっと、、、  

 

また来ます。

今度は素敵な女性を連れて。    

 

 

 

つづく

 

 

 

 

149th Try

桂林から30時間、

補助席に座り続け、上海に辿り着いた。

 

深夜に着き、

移動手段も無いから、駅で朝を迎えた。

 

そして、めざすユースホステルに向かう為、

俺は地下鉄に乗った。

 

目指す駅はここから7つ目。

しかし、俺は2つ目で途中下車をした。

 

ここにきて30時間以上貯めていた

ツケが廻って来てしまった。

 

しかし、無情な事実が俺を追い込む。  

 

無い!?

 

俺は駅員さんに尋ねた。

「 ツァースオ、ザイナーリー? 」

使い慣れたこの言葉。

 

もはや頭で考えずとも出てくる。

急がないと、こっちの方も出てきちまう。

 

一瞬たりとも気が抜けない。

そんな深刻な状況だというのに、駅員の発した言葉は、

何とも短く、そして冷たく、俺をどん底に陥れる物だった。

 

「没有。」

 

なんだって? 無い? ここ駅ですよね?

なに? それは、つまりあれですか?

漏らしチャイナっていうことですか?

 

 

俺は駅を出て、外に救いを求めた。

地下から階段を這い上がり、目にした光景に愕然とした。

 

高速道路と大通り、

そして立ち並ぶ団地のような高層住宅。

 

とても「ツァースオ」があるようには思えなかった。

 

それでも俺は諦めなかった。

 

「やりたい事」が難しくても、

「挑戦」すれば、、、

 

「奇跡の起こりえるところ」に、

勇気を出して踏み込んで行けばきっと、、、

 

きっと素敵な「少し未来の俺」が、

「今の俺」を呼んでくれてる筈だから。

 

 

 

 

「少し未来の俺」は、、、

 

団地の木陰で野グソをしていた。

 

 

上海のような大都市で、

誰にも見つからずに 野グソができるのは奇跡だと思う。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

150th Try

 

長い旅の終わりに、

海の向こうに自分の故郷、 日本列島が見えてきたら、

その感動はいかなるものだろうか?

 

 

その感動を味わう為、

上海から2泊3日、船での帰国を俺は選んだ。

 

缶ビール、缶チューハイ、つまみ、、、 

 

超~いっぱい買った。

もうめっちゃ重い。

 

だって、帰りの船は、

みんなと仲良くなって、 盛大にパーティーをするんだ。

 

出港から数時間、現実は、、、

 

 

何十人もの人がトイレの前に座り込み、

ビニール袋を片手にぐったりとしている。  

 

 

嘘~ん、、、  

 

みんな船酔い?

 

 

なんだか冷めちゃってさ、

とりあえず寝ちまう事にした。

 

まだ先は長いしね。

 

 

 

2日目。

 

40℃の熱が出た。

 

何かと順調にはいかないものだと思いながら、

残すのはもったいないと思い、

缶ビールと缶チューハイを飲みながら考えた。

 

飲みきれずに余ったお酒は日本に持ち込めるのか?

 

 

 

3日目。

 

大阪港に着いた。

 

「長い旅の~感動はいかなるものだろうか?」

 

現実はそれどころじゃなかった。

船の出口に並び、全員、体温を測られる。 俺は、、、   

 

37.1℃だった。    

 

隔離を免れた。

よかった。 実は余ったお酒の事よりも気になっていた。  

 

めでたし。

 

 

 

入国ゲートで荷物を検査される。

誰でもそうだ。

 

その際、

警察官に手綱を握られた麻薬犬が俺の周りを4周した。

 

麻薬の匂いがしたのなら犬は反応するだろう。

 

反応しない犬が4周もするのは、

手綱を握っている警察官次第だろうと思う。

 

「人を見た目で判断するな」 と腹が立ったが、

後で、鏡に映った自分を見て思った。

 

こいつを疑わないとしたら、それは職務怠慢だ。

 

 

 

ヒッチハイクをしながら、

たくさん寄り道をして東京まで帰るつもりだったのはもう過去の事。

 

やっぱり大阪-東京間は

新幹線で2時間半が一番だ。

 

そして、久し振りに帰ってきた実家の最寄り、

「蓮根駅」。

 

出発する前よりキレイになった駅の構内に、

「ご自由にお取り下さい」と書かれた棚があった。

 

数種類のFree(無料)の雑誌が並べられていた。

それを見て良い事を思い付いてしまった。    

 

インドで見つけた夢の続きを、    

伝える事で追い続けよう。    

 

 

 

マザーハウスの人達に対して俺ができる、    

それくらいの事をしよう。     

 

そして、なにより、、、

 

おもしろそうだからやってみよ。

 

 

 

 

あれから4年。

まだまだ未熟で、まだまだ甘えが抜けないようで、

まだまだ努力が足りないようで、大きな夢は見つかってない。

 

でも、小さな夢を見つけ、

それに挑戦する事が出来るようになった事は、絶対に良い事。

 

小さな夢を追いかけ、叶え、

積み重ねていく事が、きっと大きな夢に繋がっていく。

 

そう信じて、これからも、、、

 

 

この旅日記を完結させることができ、

また1つ、夢が叶いました。

 

この夢が叶ったのは、

本当に、 本当に読んで下さった皆さんのおかげです。

 

心からありがとうございます。                 

 

ひらた だいすけ

 

 

 

 

そして、、、

 

 

 

 

 

New Try

 

次なる野望、いや、 夢は、、、

 

世界旅行。

 

 

なんだか小さな夢が

だんだん大きくなってきてやがる。  

 

こりゃぁいい感じだ!!

 

では、みなさん、またどこかで。  

 

 

行ってきます、、、  

 

 

 

 

 

 

 

「ば~や」と♫   

 

 

 

 

この記事をかいた人

クロスロードのなんでもおじさん。クロスロード愛が強すぎてボランティアスタッフとして居座っている。 書道家という一面も持ち、世界の路上で2万人を超える人たちに日本語でお名前を書き、プレゼントしてきた。好きな言葉は迷ったらGO。